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トーハク×凸版印刷 原寸大「洛中洛外図屏風(舟木本)高品位複製」発売

 素晴らしい美術品をご自宅やお店・会社に飾りたいけど、「ホンモノ」はちょっと手に入れられないかな・・・

  なんて思っていらっしゃる方にお奨めの商品がこちら、「洛中洛外図屏風(舟木本)高品位複製」。なんと原寸大の端扇各縦162.5cm 横54.2cm 中扇各縦162.5cm 横58.3cm、6曲1双、そして250万円。(ただしこの価格、2013年3月31日(日)までのトーハク140周年記念価格です!本来の販売価格は300万円です。)


(上下ともに)「洛中洛外図屏風(舟木本)」高品位複製

  これは、トーハクで長い間ミュージアムシアターを運営してきた凸版印刷株式会社が、トーハク140周年を記念して、満を持して発売するものです。
  凸版印刷株式会社は、この洛中洛外図屏風を超高精細に撮影し、それをこれまでミュージアムシアターで上演し、屏風の魅力を細部に至るまで紹介してきましたが、今回はその技術を実際の3次元に応用し、原寸大の屏風を作成しました。画面はもちろん表具も、当館の研究員と共同で何度も考察を重ねた結果の逸品です。
  屏風には、京都の名所がおよそ90ヶ所にわたって描かれています。清水寺の「音羽の滝」で身を清める僧侶、頭に桶をのせた女性が水を汲む姿、八坂神社参道の建物では女性を相手にお酒を呑む武士の姿、四条河原では歌舞伎や人形浄瑠璃の見世物小屋が立ち並んでいるなど、当時の生活や2500人以上の人々の姿がいきいきと描かれています。
  単なるレプリカではなく、実用品・美術品としてご利用いただける商品となっています。

  商品は、3月20日(火・祝)から、トーハク本館地下のミュージアムショップにて注文販売を開始します。店内には実際の屏風の展示もございます。是非一度、ショップにて実物の素晴らしさをご覧ください。きっと欲しくなることでしょう!
 

   
重要文化財 洛中洛外図屏風(舟木本) 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵 (展示予定は未定)

  トーハクが所蔵しているこの洛中洛外図屏風、江戸時代に奇想の画家と言われた岩佐又兵衛の作とも伝えられ、庶民の生活が生き生きと描かれています。特に祇園祭の曳山のシーンは、賑やかな掛け声まで聞こえてくるようです。
 

カテゴリ:トーハク140周年

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posted by 内誠(総務課) at 2012年03月18日 (日)

 

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