東洋館 第10室
2006年9月5日(火) ~ 2006年12月3日(日)
100年前、ドイツ人アドルフ・フィッシャーの仲介でプロイセン王国博物館(今のベルリン博物館群)と東京帝室博物館(今の東京国立博物館)が作品交換を行ったとき、歴史部長の三宅米吉(みやけよねきち)が日本の考古資料数十点をアドルフに託し、代わりにヨーロッパの考古資料を求めました。プロイセン王国博物館は、当時最新の出土品を含むドイツ・デンマーク・スウェーデン・ポーランド・ハンガリーの石器・土器・青銅器を選び、日本に送りました。
この特集陳列では、100年前にもたらされたヨーロッパ考古資料を紹介するとともに、日本にも世界の考古学の成果を届けようとした2つの博物館の願いを回顧いたします。