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お雛様と日本の人形

  • 『機巧人形 花見踊 茗荷屋半左衛門作 江戸時代・正徳3年(1713)』の画像

    機巧人形 花見踊 茗荷屋半左衛門作 江戸時代・正徳3年(1713)

    本館 14室
    2006年2月21日(火) ~ 2006年3月26日(日)

     3月3日の桃の節句は、江戸時代、女の子の健やかな成長を祈るおまつりとして、庶民から武家の女性まで広く祝われることとなりました。雛(ひな)まつりにちなみ、恒例の雛人形の展示を行います。関西好みの次郎左衛門雛に江戸好みの古今雛、古様な立雛や雛人形と一緒に飾られた犬筥(いぬばこ)や雛道具などを、江戸時代後期の裕福な町人や大名家のように緋毛氈(ひもうせん)の上に段飾りし、華やかな雰囲気をお楽しみいただきます。また、京都・嵯峨(さが)の仏師が手遊(てすさ)びに製作を始めたといわれる嵯峨人形の名品や、小裂(こぎれ)で繊細に作られた衣裳人形も展示します。かつてユニークな動きで人々を楽しませていた機巧(からくり)人形は、動かしてお見せできなくて残念ですが、動く姿を想像しながらご覧ください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
裸嵯峨 江戸時代・18~19世紀 個人蔵
享保雛 江戸時代・19世紀
機巧人形 花見踊 茗荷屋半左衛門作 江戸時代・正徳3年(1713)