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日本の仮面 能狂言面の神と鬼

日本の仮面 能狂言面の神と鬼 / 本館 14室   2018年3月20日(火) ~ 2018年4月22日(日)

  
能面 大癋見 「佐渡嶋/一透作/久知住」刻銘 室町時代・15世紀 文化庁蔵

能には生きている人間だけでなく、様々な神や鬼、あるいは妖怪、怨霊などが登場します。能楽師はそれぞれの役にふさわしい表情の面(おもて)を選び演じます。

たとえば、国の安泰(あんたい)や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る翁舞(おきなまい)では、翁、三番叟(さんばそう)などにこやかな神の面をつけて舞います。女神や天人の役を演じる際、やや冷たい表情の増女(ぞうおんな)をつけると品格の高さが漂い、眼が金色の泥眼(でいがん)をつけると凄みがにじみ出るはずです。荒ぶる神の役に用いる悪尉(あくじょう)からは威厳を感じるでしょう。嫉妬のあまり正気を失い、鬼女や生霊となってしまった女性の役に用いる生成(なまなり)、般若(はんにゃ)などは恐ろしげですが、その裏には恨みに囚われた自身を嘆く哀しみが表現されています。時に脅威をもたらす大自然を象徴する龍神(りゅうじん)、雷神(らいじん)、山姥(やまんば)などの役に用いる面からは何が感じられるでしょうか。

満開の桜や目には見えない恋心など様々なものを、観る人の想像にゆだねるのが能の特徴。本館9室「神と鬼の風姿」とあわせて、想像しながら、神と鬼の表現をお楽しみください。
 

担当研究員の一言

神や鬼の面の魅力は豊かな表情。じっくり向き合ってみてください。/川岸瀬里

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
能面 大癋見 「佐渡嶋/一透作/久知住」刻銘 室町時代・15世紀 文化庁蔵
能面 翁 室町時代・15~16世紀
狂言面 毘沙門 室町時代・15~16世紀
能面 茗荷悪尉 室町時代・15~16世紀 文化庁蔵
能面 安達女 「舞歌」刻銘 室町時代・15~16世紀 文化庁蔵
能面 橋姫 江戸時代・17世紀 文化庁蔵

リーフレット

特集「日本の仮面 能狂言面の神と鬼」
特集「日本の仮面 能狂言面の神と鬼」

会期中、本館インフォメーションにて配布しています。
※なくなり次第、配布は終了します。

PDFPDF, 2.60MB)

関連事業

平成館 大講堂  2018年3月30日(金)   18:40~ ※開場は開演の30分前。解説を含め60分程度。   当日受付