書画の展開―安土桃山～江戸
-
重要文化財 葡萄図（部分） 立原杏所筆 江戸時代・天保6年(1835)
本館 8室
2017年9月20日（水） ～ 2017年10月29日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は個性きわだつ岩佐又兵衛の作品を中心に、あわせて秋画題の作品を展示。書跡は、画家の書を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 十六羅漢図（第九尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第十尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第十一尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第十二尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 芙蓉泛鴨図 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 葡萄図 | 1幅 | 立原杏所筆 | 江戸時代・天保6年(1835) | A-12101 | |
| 老子出関図 | 1幅 | 岩佐又兵衛筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1175-2 | |||
| おすすめ | 雲龍図 | 1幅 | 岩佐又兵衛筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1175-3 | ||
| 重美 | 伊勢物語 鳥の子図 | 1幅 | 岩佐又兵衛筆 | 安土桃山～江戸時代・17世紀 | 山本達郎氏寄贈 A-12330 | ||
| 本性坊怪力図 | 1幅 | 岩佐又兵衛筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1292 | |||
| 秋草図屏風 | 6曲1双 | 住吉如慶筆 | 江戸時代・17世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 柿図 | 1幅 | 深江芦舟筆 | 江戸時代・18世紀 | 団体所蔵 | |||
| 伊勢物語絵巻 巻第4 | 6巻のうち1巻 | 絵：住吉如慶筆、詞：愛宕通福筆 | 江戸時代・17世紀 | A-12341-4 | |||
| 表野家伝来書状巻 | 2巻 | 狩野探幽、高野山春深他筆 | 江戸時代・17世紀 | 表野篤氏寄贈 B-3479 | |||
| 画家手簡帖 巻3 | 1巻 | 十市石谷他筆 | 江戸時代～明治時代・19～20世紀 | B-1374-16 | |||
| おすすめ | 詩書屏風 「千條弱柳」 | 6曲1隻 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3410 | ||
| 唐詩五言絶句 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 B-2998 | |||
| 一行書「明月満前川」 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3404 | |||
| 書状 | 1幅 | 俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | 安田建一氏寄贈 B-3007 | |||
| 七言絶句 | 1幅 | 浦上玉堂筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 水島篤子氏寄贈 B-2932 | |||
| 書状 | 1幅 | 椿椿山筆 | 江戸時代・19世紀 | B-18 | |||
| 書状 | 1幅 | 高久靄厓筆 | 江戸時代・19世紀 | B-1374-6 | |||
| 五言絶句 「倚石疎花云々」 | 1幅 | 渡辺崋山筆 | 江戸時代・19世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3414 | |||
| 滝図自画賛「散る玉を云々」 | 1幅 | 仙厓義梵筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3411 | |||
| 達磨図自画賛 | 1幅 | 慈雲筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2848 | |||
| 竹自画賛 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・天保5年(1834) | 河田燕氏寄贈 B-3140 |