仏教の美術 ―平安～室町
-
本館 3室
2011年1月2日（日） ～ 2011年2月6日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本美術史上の古典期とも称しうる平安後期を代表する名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて展示します。／担当研究員：高橋裕次(日本書跡・歴史資料) 小林達朗（日本絵画) 丸山士郎(日本彫刻)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 不動明王立像 | 1躯 | 鎌倉時代・13世紀 | 個人蔵 | |||
| 両界曼荼羅図 胎蔵界 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 遠藤久雄氏寄贈 A-10431-1 | ||||
| 両界曼荼羅図 金剛界 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 遠藤久雄氏寄贈 A-10431-2 | ||||
| 阿弥陀如来像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10575 | ||||
| 当麻曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-3 | ||||
| おすすめ | 阿弥陀来迎図 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 奈良・長谷寺蔵 | |||
| 兜率天曼荼羅図 | 1基 | 鎌倉時代・14世紀 | A-105-1 | ||||
| 十六羅漢像（第七尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 十六羅漢像（第八尊者） | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 東京・霊雲寺蔵 | ||||
| 准胝観音図像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-759 | ||||
| 子島荒神像 | 1幅 | 室町時代・16世紀 | A-32 | ||||
| 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | |||
| 融通念仏縁起 巻上 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | 京都・清凉寺蔵 | ||||
| 大乗大方等日蔵経巻第十（色定法師一筆一切経） | 1巻 | 鎌倉時代・文治4年(1188) | 個人蔵 | ||||
| 小品般若波羅蜜経巻第七（足利尊氏願経） | 1帖 | 元文筆 | 南北朝時代・文和3年(1354) | B-2505-1 | |||
| 大内版法華経 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | 近藤清石氏・宮川臣吉氏寄贈 B-1665-1 | ||||
| おすすめ | 尊海渡海日記屏風 | 8曲1隻 | 尊海筆 | 室町時代・天文8年(1539) | 広島・大願寺蔵 | ||
| 平行政願文 | 1巻 | 世尊寺定成筆 | 鎌倉時代・弘安7年(1284) | B-19 | |||
| 願文 | 1巻 | 叡尊筆 | 鎌倉時代・文永6年(1269) | 奈良・般若寺蔵 | |||
| 金銅八仏種子五鈷鈴 | 1口 | 平安時代・12世紀 | E-19828 | ||||
| 銀装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 山形・慈光明院蔵 | ||||
| おすすめ | 金銅火焔宝珠形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19893 | |||
| 金銅柄香炉 | 1柄 | 南北朝時代・正平7年(1352) | E-15445 | ||||
| 銅製水瓶 | 1口 | 島根県仁多郡横田町出土 | 鎌倉時代・13世紀 | J-34932 | |||
| 銅鐃 | 1口 | 鎌倉時代・弘安8年(1285) | 香取秀治郎氏寄贈 E-19801 | ||||
| 金銅牡丹文磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15307 | ||||
| 銅孔雀文磬 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | 山梨・本国寺蔵 | ||||
| 金銅蓮華形磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15271 |