中国の仏像
1階 1室
2014年4月8日(火) ~
2015年4月5日(日)
「東洋美術をめぐる旅」をコンセプトに、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示しています。
1階 1室
2014年4月8日(火) ~ 2015年4月5日(日)
インドから西域を通って中国に仏教が伝わったのは漢時代ですが、定着し、国家的な造営が行なわれたのは南北朝時代以降になります。その後、唐時代まで造形 的に魅力のある仏像作品が生み続けられました。この部屋では中国彫刻の最盛期である南北朝時代から唐時代の仏像(石造彫刻、金銅仏など)を中心に展示しま す。なお、檀像の名品、多武峰伝来の十一面観音菩薩立像も展示します。
オアシス2 旅の案内所
2階 2室
2015年1月2日(金) ~
2015年12月23日(水・祝)
2階 2室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
大倉集古館より寄託された中国古代の貴重な大型漆器・夾紵大鑑(きょうちょたいかん)を展示しています。
2階 2室
2015年1月2日(金) ~ 2015年12月23日(水・祝)
「オアシス」では、アジアの豆知識を映像や体験を通してお楽しみいただけます。オアシス2は、映像で旅の紹介をします。エジプトからインドへ商いをしながら旅する商人の旅や、三蔵法師の旅をご覧ください。
2階 3室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
人類最古の文明揺籃の地として知られる、エジプトと西アジアの古代美術を中心に展示します。エジプト美術では、来館者の人気が高いミイラや浮彫、西アジア美術では、イラン、イラク、シリアの彫像・土器・陶器・金属器・ガラス器などの作品を紹介します。
2階 3室
2015年1月2日(金) ~ 2015年6月7日(日)
1世紀ごろに初めて仏像が造られたインド亜大陸西北部のガンダーラの美術を中心に展示します。ガンダーラでは仏像の制作とともに仏陀の生涯をつづった仏伝美術が盛んになりました。この他、インドのマトゥラーをはじめとする古代インドの美術を紹介します。
2階 3室
2015年1月2日(金) ~ 2015年3月1日(日)
中国の西域を踏査した大谷探検隊の将来品とぺリオ将来品を紹介します。トゥルファン、ホータン、クチャなどの都市に隣接する遺跡、石窟の出土品、石窟の壁画およびその模写等で構成します。今回は西域の多様な言語(トカラ語、ホータン語、プラークリット語、ウイグル語)に関する文字資料(ブラーフミー文字、カーロシュティー文字、ウイグル文字)、キジル石窟の壁画等を展示します。
3階 4室
2015年1月2日(金) ~ 2015年5月6日(水・休)
東洋館第4室から第5室にかけて、土器、玉器、出土文字資料、青銅器などで中国文明の形成と発展の過程をたどります。一連の中国文明関連の展示の冒頭を飾る「中国文明のはじまり」では、新石器時代から高い技術水準で制作されてきた土器と玉器のほか、前13世紀にまで遡る最古の漢字・甲骨文字を中心に展示します。今回はとくに灰釉陶とその関連土器の優品を一括して紹介します。
3階 5室
2015年1月2日(金) ~ 2015年5月10日(日)
おもに古代から唐時代にかけて中国青銅器がたどった変遷について容器を中心に紹介します。今回は烹煮器(煮炊き具)、盛食器、酒器など異なる用途ごとに展示します。青銅器の用途の多彩さをご覧ください。また、希少な元時代の青銅器を東洋館リニューアル後初めて展示します。
3階 5室
2015年1月2日(金) ~ 2015年5月6日(水・休)
戦国時代以降、中国文明が成熟していくに従い、王侯貴族は土を丘のように盛った墳墓を営み、その地下には死者の生活を支える家財の模型(明器)や人形(俑)などを大量に供えるようになりました。そのなかでもとくに造形が優れ、多様性に富んだ漢時代から唐時代にかけての明器と俑を時代順に展示します。明器・俑の制作と副葬を通して、当時の人々が墳墓の地下にどのような世界を夢見たのかを紹介します。
3階 5室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
2014年度は、東洋陶磁収集家の横河民輔(1864~1945)生誕150年を記念して、横河コレクションの中国陶磁を特集します。今回は1931年に刊行された横河コレクション名品図録『甌香譜』に掲載された隋~清時代の作品を展示し、すぐれた鑑識眼で知られる青山二郎(1901~79)による『甌香譜』の世界を再現します。
3階 5室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月12日(日)
春節(正月)に合せて、吉祥文様を表わした緞通(絨毯)、刺繍、織物などを展示します。日本でも吉祥文様としてなじみのある鳳凰文や鶴文などのほか、中国で特に好まれてきた吉祥文様といえる霊芝文、龍文、石榴文、唐子文、牡丹文、蝙蝠文などが染織の技法によってどのように表現されてきたのか、文様に隠された意味とともにご覧ください。
3階 6室
2015年1月2日(金) ~ 2015年12月23日(水・祝)
今日の運勢、相性占い、手相、姓名判断など、日本人にとって、現在でも占いは、とても身近なものではないでしょうか。占いは古来から、アジアの国々 でも、 人々の暮らしに息づいていたようです。その国の信仰、思想、天文学あるいは統計学にも基づいて、占いは発展していきました。
このコーナーでは、そんな占いの一部を皆様に体験していただこうと思います。東洋館をめぐる旅の途中に、オアシスで一息ついて、旅の行方を占ってみてくだ さい。また、あまり良い結果がでなかったとしても、がっかりしないでください。ラッキーアイテムのスタンプを用意していますので、運を良いほうに転じて、 楽しい旅を続けてください。
4階 7室
2014年4月8日(火) ~ 2015年4月12日(日)
後漢時代(1~2世紀)の中国山東省や河南省南部等では墓の上に祠(ほこら)を、地下には棺などを置く部屋である墓室を石で作りました。祠や墓室の壁、柱、梁などの表面には、先祖を祭るために当時の世界観、故事、生活の様子などを彫刻して飾りました。画像石と呼ばれるこれらの石刻画芸術は中国の様々な地域で流行しましたが、ここではとくに画題が豊富で優品の多い山東省の作品を一堂に集めて展示します。
4階 8室
2015年1月27日(火) ~ 2015年2月22日(日)
中国絵画では「古に倣う」ことは書画創作において重要な理念でした。古代の作品に学び、その精神を継承することは、新しい創作の源泉でもあったからです。五代・北宋の范寛「谿山行旅図」に倣う作品を中心として、北宋山水に倣う袁派の作品、元の「朱徳潤」に倣う山水画を展示します。また、「董巨(五代・北宋初期に活躍した董源と巨然)」に倣う山水画を4件展示しますが、それら面貌はまったく違います。水野家旧蔵の見事な王翬「江山無尽図巻」は、紫禁城の後方地区で制作された「後門造」に類似しています。
古の大画家たちに倣い、それを乗り越えようとした作品から、中国文化における倣古の意味を考えてみましょう。
4階 8室
2015年1月2日(金) ~ 2015年2月22日(日)
宋の太宗(在位976~997)が、宮廷に収蔵される歴代名臣の書を編集させた『淳化閣帖』が淳化三年(992)に刊行されて以来、法帖は書を学ぶ基本的な手本となりました。明時代にも文徴明や董其昌らによって『停雲館法帖』や『戯鴻堂法帖』など、家刻の精彩ある法帖が引き続き刊行され、その風潮は清時代にも受け継がれていきました。こうした歴代の法帖と、法帖を学んだ明から清時代の帖学派の流れを紹介します。
4階 8室
2015年1月2日(金) ~ 2015年2月22日(日)
明時代以降、文人の文化は富裕な商人層にも浸透し、筆墨硯紙はもとより、書画を清玩する空間そのものにも、洗練された趣味が求められました。宋時代以降の文化は、文人や学者の書斎を中心としてはぐくまれてきたといえます。新年をよろこび、吉祥のモチーフにあふれる文房具飾りを展示します。
5階 9室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
中国漆工は新石器時代にさかのぼる古い歴史を持ちます。その装飾技法には、塗り重ねた漆を彫刻する彫漆、貝殻を成形して器体に貼付する螺鈿、漆器に文様を彫って金箔を充填する鎗金、文様部に色漆を施して線彫りの輪郭をほどこす存星などがあります。その文様にも、山水・花鳥・楼閣人物といった絵画的文様や、唐草文が抽象的に発達した屈輪文のほか、黒漆や朱漆を塗るばかりで器形を美しく表現する無文漆器など多種多様なものがあります。ここでは宋時代の彫漆をはじめ、明時代から清時代の填漆・存星の技法による作品、および元時代の無文漆器を紹介します。
5階 9室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
清時代にはさまざまな材質・技法の工芸品が作られました。それらはいずれも精緻な技巧と清雅な作風に特色があります。清時代に作られた各種の工芸の中から、七宝、犀角、竹彫、陶磁器等を展示します。
5階 10室
2014年9月23日(火・祝) ~ 2015年4月5日(日)
石製や青銅製の武器、高度な鋳造技術によって作られた獣文飾板などにより、朝鮮半島に有力者が成長していく様を紹介します。また、朝鮮半島北部に漢王朝が築いた楽浪郡において築かれた楽浪古墳の出土土器により、当時の生活相や、楽浪郡の衰退とともに勢力を伸ばした高句麗の幅広い交流を示す金象嵌銅魁を展示します。
統一新羅時代の突起装飾坏は、本館19室 みどりのライオン 体験コーナーで東京芸術大学による工程見本を展示しています。
5階 10室
2014年9月23日(火・祝) ~ 2015年4月5日(日)
朝鮮半島の三国時代に、各地の有力者が覇を競った様を装身具・武器・馬具などを通じて概観します。銅器時代に各地に生まれた有力者たちは、北の高句麗、西南の百済、東南の新羅、南の加耶諸国(~562年)という勢力にまとまり、それらは金・銀・銅・鉄・ガラス・ヒスイなどの素材を駆使し、それぞれに地域性豊かな装身具、武器、馬具、土器、瓦などを生産しました。今回は、梁山夫婦塚出土品をはじめとする新羅・百済・加耶の馬具などを展示します。
5階 10室
2014年9月23日(火・祝) ~ 2015年4月5日(日)
原三国時代から朝鮮時代までの陶磁史を紹介します。朝鮮半島では原三国時代に楽浪の影響を受けて製陶技術が発達し、三国時代には各地で覇を競う有力者の成長と相まって、地域ごとに多様な形態の土器、さらに百済・新羅では緑釉陶器も登場しました。高麗時代には中国の影響のもとに青磁の生産が始まり、やがて独自の様式が完成し、朝鮮時代には粉青沙器や白磁など多様な陶磁器がつくられました。
このほか、三国時代の新羅を中心とする土偶や装飾土器や、広田コレクションを中心に、日本の茶人に愛された朝鮮時代の茶碗も展示します。
5階 10室
2015年1月2日(金) ~ 2015年6月14日(日)
朝鮮半島に仏教が伝わったのは、三国時代の4世紀から5世紀です。中国の影響を受けつつも、独特の造形を生み出しました。ここでは、主に三国時代から統一新羅、高麗時代の金銅仏、瓦磚、仏具を展示し、朝鮮半島における仏教美術の展開をご覧ください。
5階 10室
2015年1月2日(金) ~ 2015年3月15日(日)
朝鮮王朝時代の両班階級の人々の生活文化を紹介します。女性たちがもちいた家具や身に着けた衣裳、装身具、日常食器等の展示にくわえ、朝鮮王室(1897年以降、韓国皇室)に関連すると思われる甲冑や印、国書を収めた朱漆の箱を展示します。
地下 11室
2014年7月1日(火) ~ 2015年6月28日(日)
9世紀初頭から600年余り続いたアンコール王朝の時代には、クメール美術独特の様式が完成しました。中でも11世紀末から12世紀にかけて造られたアンコール・ワットがその最盛期です。この部屋では11~13世紀にアンコールの寺院を飾った彫像、浮彫の建築装飾を展示します。
地下 12室
2015年1月2日(金) ~ 2015年6月28日(日)
インドシナ半島やインドネシアではインドの影響を受けて彫像が制作され、その後は独特の様式を発展させました。インドネシア、カンボジア、タイ、ミャンマーの仏教とヒンドゥー教の銅造鍍金の像を展示します。
地下 12室
2014年4月8日(火) ~ 2015年4月12日(日)
60万年以上前に遡る前期旧石器時代の楔形石器や、インダス文明滅亡後の前2千年紀に栄えた埋蔵銅器文化の銅器はいずれもインドから将来された希少な考古資料です。これらの展示を通してインドの先史時代と古代の文化を紹介します。また、タイ北東部のバンチェン地方ではおもに前3~後2世紀に武器や装身具を主体とする青銅器の文化が栄えました。当館が収蔵する500点以上のバンチェン出土品から選りすぐった優品を中心に、銅鼓や桶形銅器など東南アジア各地からもたらされた多様な考古資料を一堂に集めて展示します。
地下 12室
2015年1月2日(金) ~ 2015年6月28日(日)
東南アジアのタイ、ベトナム、カンボジアでつくられた陶磁器を中心に紹介します。タイについては、第1次西園寺内閣のもと、1908年(明治41)よりシャム(現タイ)公使をつとめた吉田作弥氏寄贈品(完形品)を含め、15~16世紀に作られた青磁を特集的に展示します。
地下 13室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月12日(日)
遊牧民研究家、松島清江氏が1960年代から1980年代にかけて現地で収集したコレクションを展示します。インド西北部からパキスタン、アフガニスタ ン、イランからトルコにかけて遊牧を営んだ部族が染め、織り、制作したハンドメイドの衣類や袋物、テント用敷物。家畜の毛をつむいで織り、あるいはフェル トにして作られた、各部族の特色ある色と文様の世界を紹介します。
地下 13室
2015年1月27日(火) ~ 2015年2月22日(日)
細密画は、仏教やジャイナ教の経典挿絵としてはじまり、中世インド世界で大いに流行しました。ここでは、神話をはじめ、ヒンドゥー教世界や歴史的なエピソードなど、様々なテーマで表現された各種の細密画の中から、ムガル王朝時代の作品を中心にとりあげ、各地の流派の作品を交えて、インド細密画の魅力に迫ります。
地下 13室
2015年1月2日(金) ~ 2015年4月5日(日)
南太平洋の広い範囲に共通する生活の道具を展示します。樹皮をたたいて衣服や敷物に仕立てたタパ、シャコガイの貝殻を加工して作った貝斧、主食であるイモ類やパンノキをすり潰す珊瑚石灰岩製の杵など、南太平洋の代表的な道具を通して、土地や資源の限られた島で暮らした人々の文化と豊かな知恵に迫ります。