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140周年ありがとうブログ

海を越えてありがとう

トーハクは、海外で日本のブンカを紹介する展覧会、海外のブンカを日本で紹介する展覧会を開催します。事情の違うさまざまな国と協力して無事展覧会を開催できるのは、表には出ない多くの現場のチカラがあってこそ。お礼を申し上げたい相手は数え切れませんが、その一端をご紹介し、感謝の気持ちを表したいと思います。

カナダに「ありがとう」
2006年モントリオールで開催した日本の考古遺物展「日本展」で出会った展示部長のルイーズさんとは時差の関係で何度も夜中に電話で打ち合わせました。厳しい状況でも楽しく仕事が出来たのは彼女の明るさのお陰です。
モントリオールの考古展
モントリオール考古歴史博物館「日本」展会場 はにわステージ展示風景

ニュージーランドに「ありがとう」
2007年当館でニュージーランド博物館との交換展「マーオリ 楽園の神々」でやってきた展示作業チームは本当に陽気で楽しい方々でした。展示作業で数週間滞在、すっかり日本びいきに。会期後撤収で来日の際には自分たちの名前を覚えてほしいとカタカナで名前入りのTシャツを着用、なごみました。

カタカナの名前入りTシャツを着たニュージーランド博物館スタッフ
カタカナ名入りTシャツを着て点検作業中のニュージーランド博物館展示チーム マークさんと保存部のニルマラさん

ロシアに「ありがとう」
2008年「サムライ 日本の武家の宝物」展で出会ったクレムリン博物館国際部のマリアさん。初対面は5月なのに猛暑のモスクワの空港。異常気象に「着るものがありませんー」と超薄着で登場、ベテラン研究員を仰天させました。その後、日露間の複雑な諸手続準備を担当し見事に乗り切ってくれました。

ロシア「サムライ展」
クレムリン博物館「サムライ」展第1会場の前でマリアさんと筆者

「サムライ展」会場風景
「サムライ」展第2会場風景 会期中に10万人を超える皆さまにご来場いただきました。
 

文化財を通じての交流は、距離や時間を超えた絆が生まれるきっかけとなります。これまでの出会いとこれからの出会いに感謝します。

カテゴリ:2012年1月

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posted by 鬼頭智美(国際交流室長) at 2012年01月26日 (木)