本館 特別1室
2005年10月12日(水) ~ 2005年11月27日(日)
典籍は、書物の意味で、写本と版本があり、内容から国書(和書)、漢籍、仏典、洋書などに分けられます。わが国に現存する典籍は、書写や伝来の過程で、諸種の伝本系統を生じていますが、その背景には、平安時代以来の家学の伝統があり、これによって典籍は大切に守られてきたといえます。今回は、奈良時代から室町時代までの国書、漢籍をとりあげ、現存最古あるいは唯一といった稀少性や、佚文(いつぶん)、紙背文書(しはいもんじょ)などを伝える古写本を紹介します。