本館 4室
2026年5月12日(火) ~ 2026年6月21日(日)
東京国立博物館は、恩賜上野動物園と国立科学博物館とともに、毎年動物にちなんだ共通のテーマで「上野の山でどうぶつ動物めぐり」という連携企画に取り組んできました。当館では、その一環として家族で楽しむ特集展示「親と子のギャラリー」を開催し、テーマにあわせた動物作品をご紹介しています。19 回目の開催となる今回のテーマは、「バク」です。
バク科の哺乳類である動物のバクとしては、体の色が黒と白にわかれるマレーバクが有名ですが、東アジアで古くから知られる「獏」は、それとは別の想像上の動物です。体が熊に似て、鼻が象といった特徴をもち、悪い夢を食べてくれると信じられてきました。一方、動物のバクは、鼻の形などが似ていることから想像上の動物である「獏」の名前を借りたとされ、本来は無関係ですが、今日では夢を食べるイメージも共有されているようです。
この展示では、絵画や書物に登場する獏だけでなく、魔除けとしてその姿が盛んに用いられた枕や鏡といった調度品などを通して、人々が親しんできた獏のイメージを紹介します。映像や標本などの写真によって、動物のバクとも比較しながら、伝説に生きる獏の造形をご覧いただければ幸いです。
