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特別企画 日韓国交正常化60周年記念 
韓国美術の玉手箱 
― 国立中央博物館の所蔵品をむかえて―

  • 『観音菩薩坐像 高麗時代・13世紀 韓国国立中央博物館』の画像

    観音菩薩坐像 高麗時代・13世紀 韓国国立中央博物館

    本館 特別1室・特別2室
    2026年2月10日(火) ~ 2026年4月5日(日)

    東京国立博物館と韓国国立中央博物館は、昭和40年(1965)の日韓国交正常化から60年を迎えたことを記念し、韓国美術の展覧会を共同で開催いたします。

    日本と韓国の歴史・文化は、互いに深く関わりあいながら発展してきました。両館は、それぞれを代表する国立博物館として、相互理解を一層深めるため平成14年(2002)に学術交流協定を結び、以来20年以上にわたって、研究員の相互派遣や共同調査、作品の相互貸借など多様な交流を積み重ねてきました。本展は、その成果の一つとして、両館が誇る所蔵の名品によって韓国美術の精華を紹介するものです。

    第1章「高麗― 美と信仰」では、洗練を極めた高麗時代の仏教美術や金銀器・青磁を、そして、第2章「朝鮮王朝の宮廷文化」では華麗な宮廷絵画や服飾品などをご堪能いただきます。本展を通じて、日本のみなさまに韓国の歴史・文化の豊かさとその魅力を存分に味わっていただければ幸いです。

展覧会のみどころ

第1章 高麗―美と信仰

王建(ワン・ゴン)によって建国された高麗(918~1392)は、後三国の混乱を終結させ、分裂していた三国を統一した王朝です。建国から間もなくして外勢の脅威や内乱など不安定な状況に直面しながらも仏教を国の理念として掲げ、国の安泰や救済への祈りを仏教美術へと昇華させました。
さらに高麗は自らの伝統文化を基盤に、周辺諸国の技術や様式を柔軟に取り入れ金銀器や青磁などの独自の美術工芸を生み出しました。貴族たちの洗練された趣味が反映された高麗の美術作品は、現在でも韓国美術を語るうえで欠かせない存在です。

観音菩薩坐像
高麗時代・13世紀 韓国国立中央博物館

左足を下に垂らし、右膝を立ててその上に腕を自然に掛けた、遊戯坐(ゆげざ)の姿勢をとる観音菩薩像。このような姿は絵画において描かれたものはありますが、立体による高麗時代の現存作例は本像が唯一です。最近の韓国国立中央博物館の調査により、材質はマツとモミであること、像の内部からは多数の納入品が発見され、造立年代を裏付けることができました。

第2章 朝鮮王朝の宮廷文化

朝鮮王朝(1392~1897)は儒教を統治の基盤とし、その理念は宮廷文化の形成にも大きな影響を与えました。宮廷の服飾は、身分秩序や儀式行事のあり方を明示するために厳格な規律のもとに整えられましたが、その一方で気品に満ちた宮廷人の姿を伝えています。また王の行事を描いた絵画など、宮廷で描かれた書画には王の威厳と秩序の美が表され、礼節と品格を重んじる朝鮮時代の価値観がうかがえます。こうした美意識は、今日の韓国美術に通じる特色として受け継がれています。

(第4図 洛南軒養老宴図
らくなんけんようろうえんず)
(第3図 奉寿堂進饌図
ほうじゅどうしんせんず)
(第1図 華城聖廟展拝図
かじょうせいびょうてんはいず)
華城園幸図屛風(かじょうえんこうずびょうぶ)
金得臣ほか筆 朝鮮時代・正祖19年(1795) 

第22代王国の正祖(在位1776~1800)が母の還暦にあたり、父の墓所を参拝し、華城に行幸した際の様子を描いた八曲屛風です。正祖は華城に到着すると、孔子を祀る郷校を訪れ(第1図)、儒教の統治を基盤する理念を示しました。第3図、4図では、母の還暦祝いや老人たちをもてなす養老宴を盛大に開催する様子が描かれ、両親と老人を尊重する儒教道徳を強調しています。

関連企画

月例講演会「朝鮮王朝の宮廷文化」

日時:2026年3月21日(土) 13時30分~15時00分(開場13時00分)
講師:猪熊兼樹(東京国立博物館学芸研究部調査研究課工芸室長)

関連情報

東博コレクション展

東洋館5階10室にて当館所蔵の韓国に関連する作品をご覧いただけます。

東洋館5階の展示情報へ移動

ミュージアムグッズ

本展覧会の会期中、東京国立博物館MUSEUM SHOPでは韓国国立中央博物館の公式ミュージアムグッズを期間限定で販売いたします。世界的にも注目を集める同館グッズをこの機会にぜひお買い求めください。

バッグ(白・黒 2種)
各5,472円(税込)
グラスセット(2個入り)
4,743円(税込)
3色ボールペン(2種)
各1,100円(税込)
陶磁コースター(4種)
各743円(税込)

(注)画像は商品の一例イメージです。数量には限りがありますのでご了承ください。
© NATIONAL MUSEUM FOUNDATION OF KOREA

パンフレット

特別企画 日韓国交正常化60周年記念 韓国美術の玉手箱 ― 国立中央博物館の所蔵品をむかえて―

本特別企画の会期中、会場にて配布します。
配布予定数が無くなり次第、配布を終了します。
PDFをひらく9.78MB)

 

開催概要

会期 2026年2月10日(火)~4月5日(日)
会場 東京国立博物館 本館特別1室・特別2室
開館時間・休館日 東博コレクション展の開館時間に準じます。
東京国立博物館 - 来館案内 交通・料金・開館時間へ移動
観覧料金 東博コレクション展観覧料でご覧いただけます。
主催 東京国立博物館、韓国国立中央博物館
後援 日本芸術文化振興会
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

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