東洋館 8室
2024年11月12日(火) ~ 2024年12月22日(日)
「中国書画精華」は、毎年秋に東洋館の8室で企画している中国の書跡と絵画の名品展です。
今年は、日本に古くから伝わり、現在に至るまで古典として珍重され愛好されてきた、宋時代(960~1279)と元時代(1271~1368)の書画の名品をご覧いただきます。
宋元の書画は、皇帝を中心とした宮廷、科挙(かきょ)に合格して仕官した士大夫(したいふ)あるいは在野(ざいや)の文人によって形成された社交界、それらと密接に関わり親しい交流のあった禅宗寺院を舞台に発展していきました。士大夫・文人と禅僧が手がけた個性豊かな書跡、宮廷画家が主導した緻密な彩色と自在な筆墨による山水画・花鳥画などの魅力をわかりやすく紹介します。日本人が愛してきた中国書画の豊穣(ほうじょう)な美の世界をお楽しみください。