本館 4室
2024年1月2日(火) ~ 2024年3月10日(日)
茶の湯は、中国宋よりもたらされた抹茶による喫茶法が室町から安土桃山、江戸時代にかけて、僧侶や武家、町人のあいだに広く浸透するなかで、遊芸として発展しました。
本特集は、特別展「本阿弥光悦の大宇宙」(平成館特別展示室、2024年1月16日~3月10日)の開催に因み、日本の伝統文化を代表する茶の湯の主役ともいうべき「茶碗」をとりあげます。
16世紀中葉から17世紀初頭にかけた茶の湯隆盛期に、日本で見立てられた中国、朝鮮、東南アジアのさまざまな碗類のほか、日本で茶の湯のためにつくられた楽茶碗や美濃や高取の茶碗など、館蔵品を中心に個性豊かな作品とその魅力を紹介いたします。