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朝鮮王朝の生活の美

  • 『青花辰砂透彫蓮唐草文筆筒 朝鮮時代・19~20世紀』の画像

    青花辰砂透彫蓮唐草文筆筒 朝鮮時代・19~20世紀

    東洋館 第10室
    2007年5月22日(火) ~ 2007年7月16日(月・祝)

      朝鮮時代(1392~1910年)には、洗練された美意識が生活の隅々にまで浸透し、独特の文化が形作られました。身の回りの調度品は、機能性と実用性が重視され、派手な色彩や華美な装飾は排除されて、簡素な美が追求されました。そしてなによりも、調和と均衡が重んじられている点に大きな特色があります。 衣装や装身具、家具、食器、文房具などは、一点一点が美しさをそなえているとともに、過度に自己を主張することなく、生活空間の中に置かれて、その輝きは一層増します。

      このたびは、「朝鮮王朝の生活の美」と題して、膳と食器、儒教の祭礼に用いる祭器、男性の居室である書斎を飾る文房具と喫煙具、そして帽子を展示いたします。朝鮮時代の日常の生活に根ざした美をお楽しみください。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
蓮葉一柱盤 朝鮮時代・19~20世紀
真鍮パンサンギ(飯床器) 朝鮮時代・19世紀 室田義文氏寄贈