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新春特別公開

  • 『国宝 松林図屏風(部分) 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀』の画像

    国宝 松林図屏風(部分) 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀

    本館
    2014年1月2日(木) ~ 2014年1月13日(月・祝)

    トーハク宝尽くし!
    国宝 松林図屏風をはじめ、当館を代表する名作を期間限定特別公開します。
    松林図屏風は4週間、その他の作品は2週間限定の特別公開です。

国宝 松林図屏風

松林図屏風
長谷川等伯筆  安土桃山時代・16世紀(画像は左隻)
本館2室(国宝室)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月26日(日)

当WEBサイト投票「2013年度 あなたが観たい国宝は?」でも、ナンバー1に輝いた、水墨画の至宝です。
墨の濃淡で光の強弱を生み出すことによって、霧につつまれ、あらわれ消える松林の風情をみごとにあらわしています。
等伯は、狩野永徳とならび安土桃山時代を代表する画家ですが、この松林図は、等伯が深く傾倒し研究を重ねた中国の水墨画を日本において究極の地点に到達させた、近世水墨画の最高傑作といえるでしょう。

 

国宝 楼閣山水図屏風

楼閣山水図屏風
池大雅筆  江戸時代・18世紀(團伊能氏寄贈)(画像は左隻)
本館7室(屏風と襖絵)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月13日(月・祝)

岳陽楼と酔翁亭をとりまく中国の有名な景勝地を描いたものです。大雅は、中国清時代に描かれた画帖の作品をもとにこの作品を描きました。原図よりも建物や人物を大きく描き、服に群青や朱など目を引く色を塗って、金箔の画面上で中国文人の生活を強調しています。

 

国宝 破墨山水図

国宝 破墨山水図雪舟等楊筆
雪舟自序・月翁周鏡等六僧賛 室町時代・明応4年(1495)
本館3室(禅と水墨画)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月13日(月・祝)

雪舟76歳の作です。弟子の宗淵(そうえん)に求められて本図を描いたこと、中国では李在(りざい)と長有声(ちょうゆうせい)に画法を学んだことなどを自叙伝風に図上の賛に記しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国宝 万葉集(元暦校本) 巻第九、巻第二十 

万葉集(元暦校本) 巻第九 万葉集(元暦校本) 巻第二十
平安時代・11世紀
本館3室(宮廷の美術)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月13日(月・祝)
(画像左:巻第九、画像右:巻第二十)

平安時代の書写になる『万葉集』のうち、桂本・藍紙本・金沢本・天治本とともに「五大万葉集」の一つに数えられています。
筆者は十数人の寄合書きから成り、巻第1の書風が「粘葉本和漢朗詠集」などに酷似することなどから、11世紀後半ごろの筆と考えられています。

 

重要文化財 熊野懷紙

重要文化財 熊野懷紙
飛鳥井雅経筆   鎌倉時代・正治2年(1200)
本館4室(茶の美術)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月13日(月・祝)

後鳥羽上皇は廷臣とともに熊野三山に参詣し、その道すがら歌会を開催しました。その時の自詠を清書したものが、熊野懐紙です。
これは正治2年(1200)雅経31歳の筆と推定されます。雅経は飛鳥井家の祖で、『新古今和歌集』の撰者です。蹴鞠の名手としても名高い人物です。

 

聚楽第行幸和歌巻

聚楽第行幸和歌巻
烏丸光広筆   江戸時代・17世紀 (画像は部分)
本館8室(書画の展開―安土桃山~江戸)
展示期間:2014年1月2日(木)~1月13日(月・祝)

豊臣秀吉の権勢を示す聚楽第は、天正14年(1586)に完成しました。翌々年に後陽成天皇が行幸し、和歌会が催されました。これは、晩年の烏丸光広が、そのときの和歌を揮毫したものです。筆運びに彼独自のリズム感を発揮しており、奔放かつ自在な筆致は見どころの一つです。

関連事業

<イベント>   博物館に初もうで
2014年1月2日(木) ~ 2014年1月26日(日)   9:30~17:00(入館は16:30まで)