猪図(部分)
岸連山筆 江戸時代・19世紀
ハーディ・ウィルソン氏寄贈
本館 8室
2024年4月9日(火) ~ 2024年5月19日(日)
安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。
ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画はさまざまな画家が描いた花鳥・動物画をご紹介します。書跡は和歌を素材とした作品を展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
鷹狩図屏風 | 8曲1双 | 久隅守景筆 | 江戸時代・17世紀 | 東京・日東紡績株式会社蔵 | |||
虎図 | 1幅 | 久隅守景筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
黄初平図 | 1幅 | 渡辺始興筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1123 | |||
鶏図 | 1幅 | 中村芳中筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1249 | |||
おすすめ | 蝦蟇図 | 1幅 | 林十江筆 | 江戸時代・19世紀 | A-12099 | ||
鷲図 | 1幅 | 大國士豊筆 | 江戸時代・19世紀 | A-925-1 | |||
猪図 | 1幅 | 岸連山筆 | 江戸時代・19世紀 | ハーディ・ウィルソン氏寄贈 A-10050 | |||
猿曳図 | 1幅 | 狩野尚信筆 | 江戸時代・17世紀 | A-58 | |||
写生帖(乙帖) | 1帖 | 円山応挙筆 | 江戸時代・18世紀 | A-168-2 | |||
虫豸帖 春 | 1帖 | 増山雪斎筆 | 江戸時代・19世紀 | A-10085-1 | |||
虫豸帖 冬 | 1帖 | 増山雪斎筆 | 江戸時代・19世紀 | A-10085-4 | |||
和歌巻 | 1巻 | 本阿弥光悦筆 | 安土桃山時代~江戸時代・17世紀 | 川合玉堂氏寄贈 B-2513 | |||
おすすめ | 和歌屏風 | 6曲1双 | 松花堂昭乗筆 | 江戸時代・17世紀 | B-3236 | ||
三首懐紙 | 1幅 | 良恕法親王筆 | 安土桃山~江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
詠草「名石経幾年」 | 1幅 | 烏丸光広筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2891 | |||
和歌懐紙 | 1幅 | 中院通村筆 | 江戸時代・17世紀 | B-3255 | |||
和歌懐紙 | 1幅 | 山本春正筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
詠草 | 1幅 | 北村季吟筆 | 江戸時代・17世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2820 | |||
和歌 | 1幅 | 小沢蘆庵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1321 | |||
和歌懐紙 | 1幅 | 尾崎雅嘉筆 | 江戸時代・18〜19世紀 | 個人蔵 | |||
詠筥嶺山長歌 | 1幅 | 賀茂真淵筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1241 | |||
詠草 | 1幅 | 本居宣長筆 | 江戸時代・18世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 B-2821 | |||
和歌 | 1幅 | 加藤枝直筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1810 | |||
和歌詠草短冊 | 1幅(3枚) | 加藤枝直、加藤千蔭筆 | 江戸時代・19世紀 | 牧英三郎氏寄贈 B-3521 |