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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

フロアマップ
ミュージアムショップ

 


2階 日本美術の流れ

  
1室  2019年1月2日(水) ~ 2019年6月23日(日)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴をご紹介します。

  
1室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。古代に流行した技法である乾漆を用いた薬師如来坐像や、奈良時代後期を代表する写経の一つで「魚養経」とも呼ばれる大般若経などを展示します。

  
2室  2019年2月13日(水) ~ 2019年3月10日(日)

阿弥陀如来信仰は、来世に、苦悩の多いこの世ではなく、阿弥陀如来の住む悩みや苦しみのない世界(西方極楽浄土)に生まれようとするものです。中国では、阿弥陀信仰の図といえば、極楽浄土の様子を描いたものが中心でしたが、日本では、阿弥陀如来が雲に乗り、観音菩薩と勢至菩薩等を従えて極楽浄土から臨終の人のところへ迎えにやって来る図(来迎図)が主流となりました。しかし、この図では、通常の極楽浄土図や来迎図と異なり、日本のどこかにありそうな山水風景が描かれ、中央の阿弥陀如来が迎えに来たことを示す雲もありません。あたかも、山のすぐ向こうから突如、阿弥陀如来が現れたようです。また、画面左上に「阿」という大日如来を象徴する梵字があることから、ここに描かれた阿弥陀如来は大日如来と同体であるということが暗示されていると考えられます。これらによって、この図の世界は阿弥陀如来の浄土であり、同時に大日如来の浄土でもあり、それは私たちの住む穢れたこの国土にほかならないとする密教的な浄土観により本図が描かれたことがわかります。

  
3室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。絵画は涅槃会の時期に合わせ涅槃図などを、書跡は、中尊寺に伝来した一切経中の経巻「大唐西域記」や厳島・大願寺住持尊海の渡航記などを展示します。彫刻は、平安時代の仏教彫刻を代表する雲中供養菩薩像を展示します。金工は金剛杵、金剛鈴をはじめとする代表的な密教法具を展示します。

  
3室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、弘安本北野天神縁起絵巻や狭衣物語絵巻、住吉物語絵巻といった鎌倉絵巻の優品とともに、仏教に関わる古筆切などをご紹介します。

  
3室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響 を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれした。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を、今回は雪や梅に関連する作品を交えて展示します。

  
4室  2019年1月2日(水) ~ 2019年3月24日(日)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介するします。床に飾る掛け軸、花生、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、冬から春にかけての炉の茶事を想定し、また新年の展示にふさわしい茶湯道具の名品を取り合わせて展示します。

  
5室・6室  2019年1月2日(水) ~ 2019年3月10日(日)

鎌倉時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。刀剣は、加賀・前田家に伝来した相州行光の短刀とその合口など刀身に刀装が付属するものは同時に、さらに糸巻太刀など様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、白と紅の威糸を巧みに調整して日の丸をあらわした「白糸威胴丸具足」など、大鎧、胴丸、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。今回は、円山応挙の障壁画をテーマに、南禅寺帰雲院の旧襖絵、応挙館(尾張明眼院旧客殿)襖絵、京都金剛寺襖絵を展示します。

  
8室  2019年1月29日(火) ~ 2019年4月21日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を陳列します。季節に合わせ、梅・椿や桜など早春から春に因んだ意匠の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月10日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は本館7室で同時期展示の円山応挙の障壁画に合わせ、応挙に学んだ長沢芦雪や森徹山、呉春らの作品と、季節の花である梅を主題とした絵画をそれぞれ紹介します。書跡は、江戸時代中後期の学者・文人の書を紹介します。

  
9室  2019年1月2日(水) ~ 2019年2月24日(日)

お正月の展示にちなみ、能装束や中啓・団扇といった小道具のデザインに表わされる吉祥模様を選び、能と吉祥模様の関係を紹介します。もともと寺社へ奉納する芸能として発達した猿楽能においては、その装束や道具に鶴・亀・松・鳳凰・雲龍・扇・熨斗といった吉祥模様が表されます。唐織や厚板といった織物や素襖の型染など、さまざまな技法で表わされた吉祥模様を通して、おめでたく華やぎに満ちた日本の伝統的な模様の世界をご覧ください。

  
10室  2019年1月29日(火) ~ 2019年2月24日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。
今回は、雪景色や雪中に傘を差した美人図、炬燵に入る美人、水仙や梅を描いた作品など冬の情景をご覧いただくとともに、お酒にちなんだ絵を加えました。寒中に暖をとっていただきたいと思います。

  
10室  2019年1月2日(水) ~ 2019年2月24日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを紹介します。今回は「博物館に初もうで」期間に合わせ、武家女性や町方女性の吉祥模様を表わした小袖、打掛、間着、帯などを展示します。また、吉祥文を表わした印籠、根付なども併せて展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2019年1月29日(火) ~ 2019年4月14日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。 

  
特別1室・特別2室  2019年1月29日(火) ~ 2019年3月31日(日)

米沢藩上杉家では、4代藩主綱憲が金剛流を召し抱えて以降、歴代藩主が能楽をたしなみ、同家に残された寛政2年(1790)の記録には、能面126面が所蔵されていたことが記されています。上杉家のコレクションが大きな規模であったことは想像に難くありません。しかし、今ではその多くが散逸し現在所在不明のものが多く、上杉家コレクションの全容を知ることは難しいのです。
東京国立博物館の前身である東京帝室博物館は、能面32面、能装束96領を上杉家から購入しています。当館が所蔵する上杉家伝来能面、能装束は、上杉家コレクションの実像に迫る手がかりになりうるものです。本企画は、これらをまとまったかたちで展示するはじめての機会です。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2019年1月22日(火) ~ 2019年6月9日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。日本古来の神祇信仰は自然をご神体としてあがめるアニミズムでしたが、仏教の伝来以降、仏像の影響を受けて神像がつくられるようになりました。この部屋では、日本独自に展開した神々の姿の諸相をご覧いただきます。

  
12室  2019年1月2日(水) ~ 2019年3月31日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでください。平安時代漆芸の代表である国宝「片輪車蒔絵螺鈿手箱」や主題の選択や材料の大胆な使い方がいかにも本阿弥光悦らしい重要文化財「舞楽蒔絵硯箱」など、時代や作者の特色がよく現れた作品を中心に紹介します。

  
13室  2019年1月2日(水) ~ 2019年4月7日(日)

平安時代から江戸時代までの日本金工史を概観します。古代・中世・近世と時代の流れに従いながら仏具、鏡、茶の湯釜、錺金具、置物などの分類ごとに展示します。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと自由な表現を堪能していただきます。寺院に一括で伝来した灌頂用具や、修法に用いられる密教法具を中心に仏教工芸の粋を凝らした名品を紹介します。

  
13室  2019年2月19日(火) ~ 2019年5月12日(日)

鎌倉時代の京都・来派の刀工、来光包による短刀、相州正宗の代表作である名物「観世正宗」など、鎌倉時代から江戸時代に至る、各国の代表的な流派の刀剣16口を展示します。また、刀装具は2月26日より、室町時代から近代に至る、梅や桜など冬から春への展示期間にふさわしい題材の鐔・小道具を展示します。

  
13室  2019年1月2日(水) ~ 2019年3月17日(日)

平安時代から江戸時代までの日本陶磁史を古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して紹介します。仁清の月梅図茶壺、鍋島の宝尽図大皿ほか、吉祥等正月展示にふさわしい名品を展示します。

  
14室  2019年2月5日(火) ~ 2019年3月17日(日)

3月3日は桃の節供。雛祭にちなんだ恒例の特集です。今回は当館の雛人形を代表する牙首雛(三谷てい氏寄贈)を中心に展示します。また天児・這子や紙雛にはじまる雛人形の発展を概観します。一方、日本の人形文化を代表するものとして御所人形の名品も一同に展示します。繊細で美しく、そしてかわいらしいものを尊び、高い技術を駆使して作品を作り上げてきた日本の美意識を、華やかに楽しく伝える展示です。

  
15室  2019年1月2日(水) ~ 2019年2月24日(日)

東京国立博物館には、歴史を伝える作品や資料が多く伝来します。これらは江戸幕府から引き継がれたものを基礎に、明治5年(1872)の博物館創立当時から、博覧会の開催や文化財調査を通じて収集されてきたものです。
この展示ではこうした資料の中から、江戸時代に作られた街道図や江戸城図、茶室起こし図、幕末から明治以降に撮影された厖大な古写真コレクションから風景写真などを紹介する。

  
16室  2019年1月22日(火) ~ 2019年2月24日(日)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化です。当館のアイヌ資料は、1875(明治8)年のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。
今回はアイヌの人びとの祈りをテーマとして展示します。アイヌの人びとがまつりの際に身に着けた冠や首飾りなどの装身具に加え、イクパスイ(儀礼用の箆)、喫煙具、楽器などさまざまな道具を展示します。あわせてアイヌ風俗画も展示し、アイヌの人びとの祈りの姿を紹介します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2018年12月11日(火) ~ 2019年3月3日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画の前半は、明治大正期の主に信仰に関わる主題の作品を、後半は風景画や物語絵画のなかに見られる春の訪れを感じさせる作品を展示します。また洋画は近代洋画の先駆者のひとり浅井忠の代表作である重要文化財「春畝」とともに、高野コレクションをあわせて展示し、留学前後の画風の変遷を紹介します。工芸は、明治時代の作品を集中的に陳列し、世界の人々を驚かせた技術の粋を紹介します。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2018年8月7日(火) ~ 2019年3月31日(日)

「押出仏(おしだしぶつ)」とは、型にのせた銅板をたたいて形を映し出した、とても薄い仏さまの像です。一つの型から同じものをいくつも作ることができます。日本では7世紀後半から8世紀にかけて流行し、お堂の壁や厨子におさめられました。
この「押出仏」の技法を、当館所蔵の重要文化財「阿弥陀三尊および僧形像」を例にご紹介します。
実際の技法には不明な点もありますが、可能な限り当時の製作技法にもとづいて再現しました。6工程に分けて作った原寸大の工程見本で、「押出仏」の素材と、どのような作業を経て制作されたと考えられているか、興味をもっていただければ幸いです。

1階 企画展示

  
特別4室・特別5室  2019年5月3日(金) ~ 2019年6月2日(日)

本展は、「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」の一環として開催する特別展です。狩野永徳筆で、皇室ゆかりの名品である「唐獅子図屏風」と、永徳最晩年の名品で国宝の「檜図屏風」を、会期前半と後半に分けてそれぞれ公開するのに加えて、雪舟、尾形光琳、葛飾北斎らの名品を、一堂に紹介する展覧会となります。
平安から近世の名だたる日本美術の名品をご覧ください。

  
特別4室・特別5室  2019年3月5日(火) ~ 2019年4月29日(月)

本展は、宮内庁が所管する皇室ゆかりの作品の中から、天皇陛下御即位の儀式に際して東山魁夷、高山辰雄が平成2年(1990)に制作した「悠紀・主基地方風俗歌屛風」や、天皇皇后両陛下が外国御訪問の際にお持ちになって紹介された作品などを展示するものです。両陛下がお伝えになった日本文化を通して、海外の様々な人々が、わが国への理解と交流を深めてきました。御即位30年という記念すべき年に、両陛下が担われた文化交流についてご紹介します。