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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

フロアマップ
ミュージアムショップ

 


2階 日本美術の流れ

  
1室  2019年1月2日(水) ~ 2019年6月23日(日)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代は土器や土偶、弥生時代は土器や銅鐸、古墳時代は埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴をご紹介します。

  
1室  2019年6月4日(火) ~ 2019年7月15日(月)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。興福寺中金堂の基壇下に鎮壇のため埋納された興福寺鎮壇具のほか、吉備真備の子・由利が孝謙天皇のために発願した一切経の内の1巻で天平神護2年(766) の年記のある等目菩薩経、奈良時代の官営工房作を代表する西大寺の釈迦如来坐像等を展示します。

  
2室  2019年6月4日(火) ~ 2019年7月7日(日)

7世紀後半に、中国の法律を学んで日本でも法律が施行されました。それを律令といいます。律は刑法、令はそれ以外の基本法です。そして律令を執行するために必要な細かな規則を式と呼びます。延喜5年(905)、醍醐天皇の命令により編纂を開始した式が延喜式です。原本は失われ、現存する最も古い写本が、当館所蔵の延喜式で、九条家に伝わったものです。今回展示する2巻はいずれも中央官庁の運営に関する規則や先例をまとめたもので、巻12は天皇の秘書役を務める中務省、巻16は占いを司る陰陽寮について記しています。

  
3室  2019年6月4日(火) ~ 2019年7月15日(月)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。絵画は曼荼羅や菩薩像、頂相、白描図像の各種作例を展示します。書跡は、修法の記録や祖師に関する霊験譚を纏めた書物などを紹介します。引き続き、彫刻は毘沙門天像を、金工は法会などで打ち鳴らされる磬を展示します。

  
3室  2019年6月4日(火) ~ 2019年7月15日(月)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、和歌を主題とした歌仙絵や和漢朗詠集を書写した古筆、繊細な造りと文様が特色である平安後期の和鏡などを展示します。

  
3室  2019年6月4日(火) ~ 2019年7月15日(月)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2019年6月18日(火) ~ 2019年9月8日(日)

日本の伝統文化の代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。床に飾る掛け軸、花入、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、夏の茶事を想定し、涼を感じる作品を取り合わせて紹介します。

  
5室・6室  2019年6月4日(火) ~ 2019年8月25日(日)

平安時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。刀剣は、和歌山・丹生都比売神社に伝わった国宝「銀銅蛭巻太刀」をはじめ、刀身と刀装が揃っているものを中心に、様々な形式や時代の刀装を紹介します。甲冑は、徳川四天王のひとり榊原康政が用いたといわれる重要文化財「紺糸威南蛮胴具足」をはじめ、胴丸・腹巻・当世具足や兜の代表的なものを展示します。

  
7室  2019年6月18日(火) ~ 2019年7月21日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を体感してみてください。今回は、西欧との交流を示す重要な作例「南蛮人渡来図屏風」「世界及日本地図屏風」や、油彩で日本の風景を描いた「浅間山図屏風」を展示します。海外との交流によって日本が生み出した作品をお楽しみください。

  
8室  2019年5月8日(水) ~ 2019年7月28日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を陳列します。季節に合わせ、初夏の草花や水辺の意匠など夏に因んだ文様の品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せてみてください。

  
8室  2019年6月18日(火) ~ 2019年7月21日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は7室と関連し、西洋からの影響を受けて制作された人物図や銅版画、また近世絵画に新風を巻き起こした来舶画人 沈南蘋の影響を受けた作品など、海外との交流を経て生まれた作品をご紹介します。書跡は高久靄厓像や佐藤一斎像にちなみ、椿椿山をはじめとする画家の筆跡を多く展示します。

  
9室  2019年4月23日(火) ~ 2019年6月23日(日)

本館9室では、年6回の展示替の内、1回を舞楽装束の展示に当てています。今回は唐楽(左方)「陵王」および高麗楽(右方)「納曽利」(一人舞では「落尊」と称する)をテーマに、江戸時代の舞楽面および舞楽装束を展示します。あわせて、舞楽を演じる様子を描いた「舞楽図巻」や、江戸時代に制作された舞楽の衣装人形などを展示することにより、宮廷文化である雅楽のみやびな世界をお楽しみください。

  
10室  2019年6月4日(火) ~ 2019年6月30日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。 今回から4回は、国立西洋美術館で開催される「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」と連携した展示として、当館の浮世絵コレクションの中心となっている松方コレクションのみで展示を構成します。今回と次回は、1988年4月に松方幸次郎の卒業100周年を記念して母校アメリカ・ニュージャージー州ラトガーズ大学の付属美術館で開催された「松方コレクション浮世絵版画展」に出品された100点の作品の中から優品を選んで浮世絵版画発展の歴史を追って展示します。

  
10室  2019年4月23日(火) ~ 2019年6月23日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを紹介します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてください。今回は春から初夏にかかる季節にあわせ、牡丹、藤、菖蒲といった花をデザインした小袖や、単衣や帷子といった夏の衣装を展示します。また、男性のファッション小物である印籠・根付も併せて展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2019年4月16日(火) ~ 2019年7月28日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。

  
特別2室  2019年7月17日(水) ~ 2019年9月23日(月)

日本の甲冑は、皮革、金属、染織、漆などが総合的に用いられた工芸品です。しかし、使用される技術が複雑なため、理解を困難なものにしています。
そこで、親と子のギャラリーでは、現代に作られた甲冑の製作工程を示した製作見本と、室町時代から江戸時代の甲冑を同時に展示し、わが国で高度に発達した工芸技術の様相を具体的に紹介します。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2019年6月18日(火) ~ 2019年9月23日(月)

奈良県北東部に所在する岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の四寺は、いずれも7〜8世紀に創建された古刹で、きわめて魅力に富んだ仏像を伝えています。奈良時代に流行した木心乾漆造の岡寺・義淵僧正坐像、平安時代初期の重厚な特色を備える室生寺・釈迦如来坐像、鎌倉時代に高度な技術で造られた長谷寺・十一面観音菩薩立像、安倍文殊院本尊の像内に納められていた文書など国宝4件、重要文化財9件を含む名品を展示します。卓越した造形と厚い信仰を物語るみほとけをぜひご堪能ください。

  
12室  2019年6月18日(火) ~ 2019年9月16日(月)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。有名な賀歌を表現した文学意匠の名品である重要文化財「塩山蒔絵硯箱」や、材料の大胆な使い方がいかにも本阿弥光悦らしい重要文化財「芦舟蒔絵硯箱」など、時代や作者の特色がよく現れた作品を中心に紹介します。

  
13室  2019年4月9日(火) ~ 2019年6月30日(日)

江戸時代、金工の技法は高度に成熟し、太平の世情や庶民文化の成熟、博物学の発展などを背景として、多種多様かつ写実的な動植物モチーフをあしらった文房具や調度品が数多く制作されました。それらは用途・機能を超えて、鑑賞性の高い巧緻な造形を志向するに至り、自在置物はその代表です。ここでは自在をはじめとする置物や香炉を紹介します。江戸金工の豊かな造形表現をお楽しみください。

  
13室  2019年5月14日(火) ~ 2019年7月21日(日)

相州貞宗の代表作で、刃文(はもん)が沸(にえ)という輝く粒子によってゆるやかな曲線を示す名物「亀甲貞宗」、高低差のある刃文で無数の細かい変化が賑やかな印象を与える、備前・一文字派の名工の吉房による太刀など、平安時代から江戸時代にいたる各地域の刀工による刀剣16口を展示します。また、5月21日より、奈良利寿による「雨下猛虎図鐔」をはじめ、室町時代から明治時代までの鐔・刀装具で、初夏の展示にふさわしいモチーフの作品を多くご紹介します。

  
13室  2019年6月4日(火) ~ 2019年9月8日(日)

平安時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して紹介します。今回は茶の湯の隆盛を背景に生産を拡大し、独自の作風で活路をひらいた薩摩焼を展示します。

  
14室  2019年3月19日(火) ~ 2019年6月23日(日)

ヒンドゥー教の影響を受けてインドで成立した密教では、特異な姿の仏が数多く見られます。顔や手足が多い変化観音や、恐ろしい表情の明王は、その異形の姿によって人びとの信仰を集めました。本特集は、特別展 「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」(3月26日~6月2日)にあわせて開催し、密教に特有の仏の世界を、館蔵品を中心に紹介します。

  
15室  2019年6月18日(火) ~ 2019年8月18日(日)

東京国立博物館には、歴史を伝える作品や資料が多く伝来します。これらは江戸幕府から引き継がれたものを基礎に、明治5年(1872)の博物館創立当時から、博覧会の開催や文化財調査を通じて収集され、また多くの寄贈によって形成されてきたものです。この展示ではこうした資料の中から、江戸時代に盛行した博物学研究のために描かれた博物図譜、江戸時代に作られた街道図や江戸城図、幕末から明治以降に撮影された厖大な古写真コレクションから横山松三郎撮影の風景写真などを紹介します。

  
16室  2019年6月4日(火) ~ 2019年9月8日(日)

アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化です。当館のアイヌ資料は、明治8年(1875)のウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼります。今回はアイヌの飾りをテーマとして展示します。アイヌの人びとの代表的な文様であるモレウとよばれる渦巻き文を中心に、祭具や衣服、木製品などに施された多彩な飾りや文様を紹介します。
琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、明治17年(1884)に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち金工と染織を展示します。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2020年4月5日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2019年5月28日(火) ~ 2019年9月1日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。 日本画の前半は、シカゴ・コロンブス世界博覧会出品作品を中心にした明治期の作品をご覧いただき、後半は水景色を中心に夏の風情を感じさせる作品を展示します。洋画は明治から大正期における女性像の展開の様相を示す作品を紹介します。工芸は明治から昭和時代までの作品を展示します。  

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2020年4月5日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2018年8月7日(火) ~ 2019年9月16日(月)

「押出仏(おしだしぶつ)」とは、型にのせた銅板をたたいて形を映し出した、とても薄い仏さまの像です。一つの型から同じものをいくつも作ることができます。日本では7世紀後半から8世紀にかけて流行し、お堂の壁や厨子におさめられました。
この「押出仏」の技法を、当館所蔵の重要文化財「阿弥陀三尊および僧形像」を例にご紹介します。
実際の技法には不明な点もありますが、可能な限り当時の製作技法にもとづいて再現しました。6工程に分けて作った原寸大の工程見本で、「押出仏」の素材と、どのような作業を経て制作されたと考えられているか、興味をもっていただければ幸いです。

1階 企画展示

  
特別4室・特別5室  2019年10月1日(火) ~ 2019年12月1日(日)

文化財は長い時間の中で幾度かの修理を経ています。そして、いま修理が必要な作品もありますが、修理には知識と技術、そして費用が必要です。
公益財団法人住友財団では、文化財の維持・修復の費用を助成しています。 その事業が間もなく30年を迎えるのを記念して、助成対象の文化財をご覧いただく企画を泉屋博古館(京都)、泉屋 博古館 分館(東京)、九州国立博物館、当館の4会場で同時期に開催します。
当館では仏像の展示をします。日本の各地には多くの仏像が残っており、山間地などにひっそりとまつられる仏像からは、地域の人たちの思いが伝わってきます。東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像を含め、大切に守り伝えられてきた仏像を展示します。