このページの本文へ移動

MUSEUM総目録

MUSEUMは、日本と東洋の美術史学、工芸史学、考古学、ならびに関連する歴史学、博物館学、文化財の保存科学等に関する研究誌です。

・隔月1回発行

・当館ミュージアムショップでお求めいただけます。各号の在庫の有無についてはミュージアムショップ(03-3822-0088)までお問い合わせください。

・MUSEUM301号以降の目次情報です。創刊号から300号までについては、冊子体の「MUSEUM東京国立博物館美術誌総目録」(当館編集、1979年)をご覧ください。

・お使いのブラウザーの検索機能で著者・論題の検索ができます。

第711号 (2024年 8月) A4判  1572円

島嶼の女性首長——山口県防府市黒山1号墳の研究——(河野正訓)
《作品紹介》「大明宣徳年施」銘をもつ東京国立博物館所蔵の無量寿仏坐像と九鈷鈴(西木政統)

第710号 (2024年 6月) A4判  1572円

東京国立博物館所蔵大谷探検隊将来染織資料——コレクションの全体像、及び将来以降の整理について——(廣谷妃夏・沼沢ゆかり)
《研究ノート》皇賞龍牌と清朝の漂流民政策をめぐる予察(市元 塁・鳥越俊行)

第709号 (2024年 4月) A4判  1572円

山口・毛利博物館蔵伝米友仁筆「山水図」三幅と雪舟筆「山水長巻」(呉 永三)
神護寺画像の美術史的検討——変更された太刀の図様からその意味を読み解く——(米倉迪夫)
祇園祭などに伝来する中国製と日本製の綴織の比較考察——十七~十九世紀の百子図(唐子嬉遊図)綴織について——(吉田雅子)
《報告》羅道場幡——令和2年度から令和3年度修理の成果——(沢田むつ代)

第708号 (2024年 2月) A4判  1572円

池田蕉園「髪」についての一考察 ——浮世絵学習と「元禄模様」との関係から——(山本由梨)
《資料紹介》傷跡のあるニホンジカの「中手骨」 ——上高根貝塚出土の鹿骨製垂飾——(金子浩昌)
《報告》東京国立博物館創立150年記念 広報活動について(鬼頭智美・江原香・小島佳・荻堂正博)

第707号 (2023年 12月) A4判  1572円

高精細X線CTスキャナによる古代中国封泥の研究(谷 豊信・市元 塁・宮田将寛・佐々木由香)
《研究ノート》インドネシア、スラウェシ島伝世インド更紗の年代考察 ——模様表現を視座として——(沼沢ゆかり)

第706号 (2023年 10月) A4判  1572円

月次風俗図屛風の光学調査 ——犬追物図と富士巻狩図を中心に——(鷲頭 桂)
家族像から見た月次風俗図屛風の制作背景(小島道裕)
月次風俗図屛風の服飾および風俗表現にみる制作時期(小山弓弦葉)

第705号 (2023年 8月) A4判  1572円

東京国立博物館所蔵 ヘラクレス像の考察(田辺 理)
シアトル美術館所蔵 日本・東洋考古作品調査概報(河野一隆・飯田茂雄・市元 塁・大澤正吾・河野正訓・山本 亮)
《資料紹介》秋元武夫家文書「森田正安より秋元宛状 追啓共」(金 玄耿)

第704号 (2023年 6月) A4判  1572円

雪舟筆、国宝「破墨山水図」成立事情考―追賛部分に関する検討から―(髙島晶彦・橋本雄)
長町竹石筆「米法山水図」をめぐる考察―野呂介石との交友関係の解明を主眼に―(次田吉治)
《作品紹介》脚付三連容器(市元塁)
《作品紹介》琉球資料の壺屋焼について(三笠景子)

第703号 (2023年 4月) A4判  1572円

《特集》運慶展X線断層(CT)調査報告II(浅見龍介・皿井舞・西木政統)

第702号 (2023年 2月) A4判  1572円

徐渭の東京国立博物館蔵「花卉雑画巻」山査詩図についての書論史的一考察
――画と書の表象、「諦観」と「怨嗟」の意味を巡って――(松宮貴之)
《作品紹介》狩野探幽筆 探幽縮図(梅竹菓子巻)(小野真由美)

第701号 (2022年 12月) A4判  1572円

宝慶寺石仏と早崎稉吉――早崎日記による買い取りと売却の経緯――(石松日奈子)
津山藩主松平家伝来「朱漆塗本小札啄木糸威胴丸具足」の歴史的意義(佐藤寛介)

第700号 (2022年 10月) A4判  1572円

東京国立博物館一五〇周年を迎えて(藤原 誠)
第二次世界大戦下の文化財疎開――一九四一年の防空対策について――(香山里絵)
和歌山市鷺ノ森遺跡出土鰐口に関する予察(清水梨代)

『MUSEUM』10月号(700号)につきましては、編集作業上の制作スケジュール遅延のため、発売日を10月31日に延期させていただきました。
皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

第699号 (2022年 8月) A4判  1572円

《特集》特集 古代染織の保存と修理――50年にわたる取り組み
東京国立博物館における保存と修理「特集 古代染織の保存と修理――50年にわたる取り組み」によせて(瀬谷 愛)
法隆寺献納宝物・染織品修理の変遷――後世へ安全な状態で保管・展示するための取り組み――(沢田むつ代)
《研究ノート》染織品修理の現場から(沢田むつ代) 
 

第698号 (2022年 6月) A4判  1572円

《報告》法隆寺献納宝物 裳と袍の本格修理と復元模造製作について(三田覚之)
《研究ノート》法隆寺献納宝物 伎楽装束復元事業の夾纈染製作(李政垠)

第697号 (2022年 4月) A4判  1572円

《研究ノート》東京国立博物館蔵 北斉天保三年魏蛮等造菩薩立像(石松日奈子)
《研究ノート》北斉天保三年「魏蛮等造菩薩立像記」―録文および校注―(佐藤智水・北村一仁)

第696号 (2022年 2月) A4判  1572円

《特集》運慶展X線断層(CT)調査報告(浅見龍介・皿井舞・西木政統)

第695号 (2021年 12月) A4判  1572円

《資料紹介》島根・圓福寺の菩薩立像──奈良時代・代用材檀像の一作例──(椋木賢治)
《研究ノート》呉春筆「白梅図屛風」考(内山かおる)

第694号 (2021年 10月) A4判  1572円

北魏北辺地帯の六鈴付垂飾(市元塁)
《資料紹介》博多出土の双層碗について(常松幹雄)

第693号 (2021年 8月) A4判  1572円

埼玉県皆野町稲荷塚古墳出土品の研究―単鳳環頭大刀を中心に―(金宇大・河野正訓・荒木臣紀)
《研究ノート》法隆寺金堂薬師如来像台座画の想定復元について(三田覚之)

第692号 (2021年 6月) A4判  1572円

奥出雲・岩屋寺旧蔵毘沙門天立像について――新出の保安5年在銘平安彫刻――(岩田茂樹)
《研究ノート》天明釜における制作時期区分と特徴について(平竜次)

第691号 (2021年 4月) A4判  1572円

蘆家屯三号磚墓――館蔵遼東出土資料の研究(一)――(石川岳彦・市元塁)           
《研究ノート》鳥獣戯画年表稿 附、甲巻系断簡の伝来について(土屋貴裕)

第690号 (2021年 2月) A4判  1572円

X線画像による楽浪封泥の研究――東京大学考古学研究室・東京国立博物館所蔵品の検討――(谷豊信)
《表紙解説》人面鳥像(勝木言一郎)

第689号 (2020年 12月) A4判  1572円

東京国立博物館所蔵 十二間星兜鉢の歴史的意義――東京都足立区伊興経塚出土品の再評価(佐藤寛介)
《資料紹介》住吉広行筆「舞楽図屛風」(古谷美也子)
《資料紹介》『古文書手鑑(楢のくち葉)』(遠藤基郎・佐藤健治)

第688号 (2020年 10月) A4判  1572円

書道史から見た「秋萩帖」再考(古谷稔)                      

第687号 (2020年 8月) A4判  1572円

《資料紹介》鳥取・大神山神社所蔵「刀 無銘 古伯耆 附 銀熨斗付糸巻太刀」と「短刀 銘 備州長船住兼光 附 金熨斗付合口」について(酒井元樹)
《資料紹介》個人蔵地蔵菩薩立像(山口隆介)
《研究ノート》宝暦・明和・安永期の京都のやきものについて――樂を中心に――(今井敦)

第686号 (2020年 6月) A4判  1572円

《研究ノート》仁清作 色絵月梅図茶壺について(今井敦)
《研究ノート》各種の模写を通じてみた法隆寺金堂六号壁画の化生菩薩像(三田覚之)

第685号 (2020年 4月) A4判  1572円

《研究ノート》三重県・浅田寺蔵朝鮮水陸画「甘露図」と仏・儒の喪祭(呉 永三)
《研究ノート》沈南蘋筆「百喜図巻」考-その謎語的吉祥性を中心に-(次田吉治)       
《表紙解説》銅梅竹透釣燈籠(伊藤信二)

第684号 (2020年 2月) A4判  1572円

クリーブランド美術館の木造伎楽面―その作者ならびに銘記をめぐって―(岩田茂樹)
仁和寺五重塔内荘厳と顕證―近世初期仏寺堂内絵画制作事業の具体相―(林 温)
桜井香雲「法隆寺金堂壁画模写」とアーネスト・サトウ(鈴木廣之)
《表紙解説》雛人形および雛道具(三田覚之)

第683号 (2019年 12月) A4判  1572円

《研究ノート》奈良県松山古墳出土鉄鏡の再検討(河野一隆・河野正訓・山本亮・荒木臣紀・宮田将寛)
《研究ノート》東京国立博物館所蔵の如意輪観音菩薩坐像と檀像表現(西木政統)
《資料紹介》永青文庫所蔵 早崎稉吉筆「造像所獲記」(石松日奈子)

第682号 (2019年 10月) A4判  1572円

《研究ノート》東京国立博物館蔵 司徒永孫等三尊像(石松日奈子)
《研究ノート》法隆寺献納宝物 伎楽面の復元模造制作について(三田覚之)          

第681号 (2019年 8月) A4判  1572円

宝林印の鷹図(四宮美帆子)
《研究ノート》平成二十九年度新収の倭鏡とその類似点―倭鏡製作の一断面―(加藤一郎)
《資料紹介》東京国立博物館所蔵のチベット仏教美術を整理して―『ヴァジュラーヴァリー』曼荼羅集と六品楼仏像の断片を中心に―(田中公明)
《表紙解説》擂鉢形水指(横山梓)

第680号 (2019年 6月) A4判  1572円

MOA美術館蔵「清水寺遊楽図屛風」に関する一考察(舘野まりみ)
《研究ノート》兵庫・綱敷天満宮の伎楽面(岩田茂樹)
《調査報告》文化財の海上輸送中に生じる振動レベルの評価(和田浩)
《作品紹介》蓋マカイ(三笠景子)

第679号 (2019年 4月) A4判  1572円

《特集》「小原二郎氏旧蔵木彫像用材調査標本」の再調査
「小原二郎氏旧蔵木彫像用材調査標本」について(金子啓明)
「小原二郎氏旧蔵木彫像用材調査標本」の樹種(能城修一・安部久)
魏氏桜桃とクスノキ科木材――清凉寺釈迦如来立像および東寺兜跋毘沙門天立像の用材樹種――(藤井智之)
クスノキ製木彫像をめぐって(岩佐光晴)

第678号 (2019年 2月) A4判  1572円

《研究ノート》池田綱政と能面の制作-「御面控」記載の"特殊な命名"を中心に-(浅利尚民)
呉彬の南京時代に関する一知見(髙橋亜季)
《資料紹介》三重県菰野町・新福山正眼寺所蔵「仏涅槃図」(藤元裕二・藤元晶子)
表紙解説 唐織紅緑茶段御簾色紙短冊萩模様(小山弓弦葉)

第677号 (2018年 12月) A4判  1572円

狩野山雪筆「猿候図」、その魅力と伝来(山下善也)
《研究ノート》与謝蕪村筆「峨嵋露頂図巻」考(内山かおる)
日中戦争下の山西省太原における博物館保護(徳永智)

第676号 (2018年 10月) A4判  1572円

明治時代の興福寺における仏像の移動と現所在地について―興福寺所蔵の古写真をもちいた史料学的研究―(山口隆介・宮崎幹子)
《資料紹介》愛媛・如法寺 木心乾漆造毘沙門天立像(岩田茂樹)

第675号 (2018年 8月) A4判  1572円

「滋賀・櫟野寺の沿革と本尊十一面観音菩薩坐像」(西木政統)
「櫟野寺諸像の樹種(考察編)」(岩佐光晴)
「櫟野寺諸像の樹種(資料編)」(能城修一・藤井智之)

第674号 (2018年 6月) A4判  1572円

「曾我蕭白筆「群仙図屛風」および「林和靖図屛風」の図像を巡る考察」(ミウォシュ・ヴォズニ)
「野村正治郎の初期の活動―刺繡貿易商から骨董商へ―」(澤田和人)
「《資料紹介》長野県駒ヶ根市・宝積山光前寺所蔵「仏涅槃図」」(藤元裕二)

第673号 (2018年 4月) A4判  1572円

「安倍文殊院騎獅文殊菩薩像考」(増田政史)
「《調査報告》東京国立博物館所蔵の金銅菩薩半跏像―成分分析と技法を中心に―」(藤岡穣・三田覚之・山口隆介・鏡山智子・閔丙贊・朴鶴洙・權江美)

第672号 (2018年 2月) A4判  1572円

「東京国立博物館所蔵「調度手本」の成立事情―『西笑和尚文案』を手掛かりに―」(浜野真由美)
「《報告》東京国立博物館所蔵ブラーフミー文字木簡調査報告」(荻原裕敏・慶 昭蓉)
「東京国立博物館所蔵クチャ・カローシュティー文字木簡について」(慶 昭蓉・荻原裕敏訳)
「《研究ノート》狩野探幽と永井信斎尚政―御用絵師と大名茶人の交友―」(小野真由美)

第671号 (2017年 12月) A4判  1572円

「東京国立博物館所蔵今熊野亀塚瓦経と山根徳太郎旧蔵拓本」(加藤俊吾)
「続・名物「岡山藤四郎」について」(酒井元樹)
「まぼろしの「異国書翰屛風」について」(藤田励夫)

第670号 (2017年 10月) A4判  1572円

「《報告》法隆寺伝来・上代裂 天蓋垂飾・錦・綴織・刺繡等の残欠―平成二十五年度修理の成果―」(沢田むつ代)
「《資料紹介》法隆寺献納宝物の木簡について」(三田覚之・渡辺晃宏)

第669号 (2017年 8月) A4判  1572円

「大仙院障壁画と狩野之信―書院の間の障壁画・中国故事人物図―」(松木寛)
「東京帝室博物館刊行の「桜の図譜」と天産課で企画された「日本桜花図譜」について」(田中純子)
「《調査報告》真如苑真澄寺所蔵大日如来坐像のX線断層写真(CT)調査報告」(丸山士郎)

第668号 (2017年 6月) A4判  1572円

「願成就院毘沙門天像邪鬼の邪鬼造形史上の意義」(山田美季)
「滋賀・鶏足寺の天台系七仏薬師如来像」(西木政統)
「曹源寺十二神将像小考」(奥健夫)

第667号 (2017年 4月) A4判  1572円

法隆寺献納宝物の広東裂─その分類および絵画・彫刻等からみた文様の伝播について─(沢田むつ代)
《資料紹介》愛知県春日井市・退休寺の久安二年銘阿弥陀如来坐像(山本勉・小野佳代)

第666号 (2017年 2月) A4判  1572円

「慶長小袖」の所蔵者の変遷と染織品コレクター田村春曉とのかかわり―重要文化財「小袖〈繡箔風景四季花文〉」(文化庁所蔵)を中心に―(荘加直子)
大正期の正倉院拝観資格の拡大と帝室博物館総長森鷗外(田良島哲)
《資料紹介》重要文化財 准胝仏母像(沖松健次郎)

第665号 (2016年 12月) A4判  1572円

京都・幽玄斎蔵「瀟湘八景図」の図様と祖本(呉永三)
《資料紹介》東大寺・木造双身毘沙門天立像(岩田茂樹)
《研究ノート》三条西公条賛「詠歌之大概歌仙図」(陽明文庫所蔵)について(小野真由美)

第664号 (2016年 10月) A4判  1572円

X線画像による古代中国封泥の研究(谷 豊信)
前賢故実の史的位置(中野慎之)
《資料紹介》田枝豪氏収集のワヤン・クリ(白井克也)

第663号 (2016年 8月) A4判  1572円

安堅筆「夢遊桃源図」に見られる洞のポトス(呉永三)
MOA美術館蔵「機織図」─そのモチーフと主題をめぐる一考察─(舘野まりみ)
曽我蕭白のふたつの寒山拾得図─主題およびその文化的背景の検討を中心に─(ミウォシュ・ヴォズニ)

第662号 (2016年 6月) A4判  1572円

《報告》法隆寺伝来上代裂 纐纈・綾・錦・組紐・刺繍・氈等の残欠―平成二十四年度修理の成果(沢田むつ代)
《研究ノート》法隆寺伝来「古裂」の本格修理に伴う配置復元について(三田覚之)

第661号 (2016年 4月) A4判  1572円

《研究ノート》「板立馬」の正体―絵馬先行馬形説の否定―(坪井利剛)
《研究ノート》与謝蕪村筆「山野行楽図屛風」試論(内山かおる)
《資料紹介》西郷隆盛の書と「七言絶句『官途逃去遠捜奇』」の普及─小林清親筆「西郷隆盛像」との関係から─(恵美千鶴子)

第660号 (2016年 2月) A4判  1572円

南北朝・室町時代の版本大般若波羅蜜多経に関する研究─いわゆる「崇永版」と「東福寺版」を中心に─(藤田励夫)
《研究ノート》蝶形骨製品の模型による原形復原の試み(金子浩昌)
《研究ノート》多武峯伝来 十一面観音菩薩立像について(三田覚之)

第659号 (2015年 12月) A4判  1572円

岩手・黒石寺薬師如来坐像と像内銘記(西木政統)
尊氏願経と宋版一切経思渓版(佐々木 勇)
《研究ノート》大倉集古館蔵「伝法蓮房坐像」の像主について(淺湫 毅)

第658号 (2015年 10月) A4判  1572円

百済の舎利荘厳美術を通じてみた法隆寺伝来の工芸作品─法隆寺献納宝物の脚付鋺と法隆寺五重塔の舎利瓶を中心に─(三田覚之)
《報告》法隆寺伝来上代裂 纐纈・綾・錦等の幡足および天蓋垂飾他─平成二十三年度修理の成果─(沢田むつ代)

第657号 (2015年 8月) A4判  1572円

東京国立博物館所蔵土佐光起筆十二ヶ月花鳥図巻の制作背景について―後水尾院との関係を中心に―(遠藤楽子)
《作品紹介》木造二天王立像(国〈文化庁保管〉)(奥健夫)
《報告》木造二天王立像(国〈文化庁保管〉)の年輪年代調査(星野安治・児島大輔・光谷拓実)
《研究ノート》狩野探幽筆草花写生図巻―所収写生図の年代順の動向と被写体の提供者について―(小野真由美)

第656号 (2015年 6月) A4判  1572円

早崎稉吉の活動について―ボストン美術館蔵岡倉覚三蒐集中国彫刻コレクションを中心として―(大西純子)
《作品紹介》法隆寺伝来 描絵綾天蓋垂飾(三田覚之)
《表紙解説》舎利容器(勝木言一郎)

第655号 (2015年 4月) A4判  1572円

《報告》法隆寺伝来・上代裂 綾幡足と錦残欠等─平成22年度修理の成果─ (沢田むつ代・三田覚之)
《作品紹介》赤楽茶碗 銘鵺 道入作 (今井 敦)
《研究ノート》特集「熊めぐり」の教育展示に関する一考察 (神辺知加)

第654号 (2015年 2月) A4判  1572円

【特集】国宝 檜図屛風 平成の大修理
国宝「檜図屛風」修理を巡る諸課題と保存修理環境の構築(神庭信幸)
狩野永徳と「檜図屛風」(田沢裕賀)
文化財修理と現状変更─国宝「檜図屛風」の解体修理─(朝賀 浩)
国宝「檜図屛風」の保存修理工程と技術について(鈴木晴彦)
「檜図屛風」内部構造のテラヘルツ波による非破壊調査(福永 香)

第653号 (2014年 12月) A4判  1572円

歌川国芳「源頼光公館土蜘蛛作妖怪図」における図像と構想の源泉をめぐって(曽田めぐみ)
「御所解模様」に関する一考察─その概念と実態─(鈴木理子)

第652号 (2014年 10月) A4判  1572円

広島・南宮神社神像群と神像の物語性(丸山士郎)
丹生都比売神社所蔵葦手絵兵庫鎖太刀の葦手絵の解釈についての一試論(酒井元樹)

第651号 (2014年 8月) A4判  1572円

日本人が愛した官窯青磁─東京国立博物館東洋館特集によせて─(佐藤サアラ)
中国青磁研究史ノート─横河コレクションの意義について─(三笠景子)
《資料紹介》博物館制作「厳島神社蔵経模本」─明治の人々が見た「平家納経」─(恵美千鶴子)

第650号 (2014年 6月) A4判  1572円

狩野山雪の蘭亭曲水図―再発見された写真資料を手がかりに―(多田羅多起子)
新出の「野分文庫」について―浅井忠の図案とその作品化をめぐって―(和田積希)
《研究ノート》東京国立博物館所蔵「古賀穀堂遺稿」と森鴎外(田良島哲)

第649号 (2014年 4月) A4判  1572円

沖縄縄文時代の蝶形骨製品―その素材と形態について―(金子浩昌)
野中寺弥勒菩薩像について―蛍光X線分析調査を踏まえて―(藤岡穣)

第648号 (2014年 2月) A4判  1572円

《資料紹介》黒楽茶碗 銘ムキ栗 長次郎作(齊藤孝正)
《調査報告》狩野晴川院養信の宝物模本制作─天保十四年、熱海湯治に関わる模本─(安藤香織)
《研究ノート》東京国立博物館の題箋の英語情報に関する分類と考察─作品名称の英訳方法について─(デービッド ミラー)

第647号 (2013年 12月) A4判  1572円

《資料紹介》「久志本常珍旧蔵植物図」について(田中純子)
《資料紹介》六角紫水『大連行』─鉄道車両塗装に関わる資料─(大西純子)
《館史研究》グラスゴー博物館との物品交換事業について─資料と寄贈品にみる博物館草創期の国際交流の諸相─(遠藤楽子)

第646号 (2013年 10月) A4判  1572円

キンベル美術館・快慶作木造釈迦如来立像について(岩田茂樹)
近衞家と典薬頭・錦小路頼庸─その日記にみえる絵事について─(小野真由美)
表紙解説「二菩薩立像」(勝木言一郎)

第645号 (2013年 8月) A4判  1572円

美術館における視覚障害者のためのアクセシビリティ向上について─イギリスの美術館の事例から─(米山茉未)
《作品紹介》土佐光起筆<源氏物語図屏風>について(本田光子)
《資料紹介》森鷗外自筆手稿<上野公園ノ法律上ノ性質>(田良島哲)

第644号 (2013年 6月) A4判  1572円

日本における王羲之「蘭亭序」の受容(恵美千鶴子)
東京帝室博物館本館の屋根瓦と三州高浜の窯業─釉薬瓦生産技術をめぐって─(川角久子)

第643号 (2013年 4月) A4判  1572円

名物「岡山藤四郎」について(酒井元樹)
《資料紹介》東京国立博物館蔵「源氏物語冊子表紙絵模本」について(龍澤彩)

第642号 (2013年 2月) A4判  1572円

静嘉堂文庫美術館所蔵<十王図>十二幅に関する高麗・朝鮮資料からの考察(呉 永三)
宋代米芾「真跡三帖」における乾隆帝印(王 崇齊・臼井 進(訳))
《研究ノート》東京国立博物館蔵『諸家名剣集』について(立道惠子)
表紙解説「獅子図 周全筆」(塚本麿充)

第641号 (2012年 12月) A4判

「黄葉亭記」の原本と写本―岡山藩主池田家旧蔵資料の構造分析を踏まえて―(浅利尚民)
《作品紹介》伝狩野孝信筆「酒天童子絵巻」の特色(小野真由美)
《作品紹介》狩野探幽筆、玉室宗珀・沢庵宗彭・江月宗玩賛「堀直寄像」(門脇むつみ)

第640号 (2012年 10月) A4判

信楽・来迎寺の院快・院静・院禅作木造阿弥陀三尊像について(岩田茂樹)
十六・十七世紀における備前焼茶入の諸相(下村奈穂子)
《研究ノート》東京国立博物館・静嘉堂文庫美術館分蔵十二神将像の伝来と作者─京都・浄瑠璃寺からの流出と運慶銘発見記事─(神野祐太)

第639号 (2012年 8月) A4判

安芸、厳島における新発見の祭祀遺跡─弥山の中腹で発見された岩塊群の検討─(妹尾周三)
《資料紹介》田中親美「平家納経模本」─益田鈍翁、高橋箒庵、松永耳庵の眼─(恵美千鶴子)
《報告》東京国立博物館所蔵「紺紙金字法華経」の巻子紐の復元(西岡千鶴)

第638号 (2012年 6月) A4判

中国墓葬における人面・獣面鎮墓獣と鎮墓武士俑の成立(吉村苣子)
神護寺山水屏風の秋―七夕と網代―(泉万里)
江戸初期鷙鳥図における「鷹と鶴」についての考察―塩鶴屏風をてがかりに―(小野真由美)

第637号 (2012年 4月) A4判

法隆寺伝来 繍仏裂の分類と基礎的考察(三田覚之)
《資料紹介》ウィリアム・マルリディ素描複製画―東京国立博物館所蔵〈石版画〉より(遠藤楽子)
《報告》東京国立博物館本館漆工展示室の改修プロセス―展示ケースの設計・監理を中心に―(矢野賀一)

第636号 (2012年 2月) A4判

三井文庫所蔵『染代覚帳』の考察(下)―染色および加工名称について―(沢尾絵)
明治四十四年東京帝室博物館特別展覧会における模写―「小袖図」等服飾品模写図を中心に―(佐々木佳美)
《報告》東京国立博物館館内ガイドの新しいかたち―スマートフォンによる位置連動型ガイド「とーはくナビ」製作と貸出について―(藤田千織)

第635号 (2011年 12月) A4判

三井文庫所蔵『染代覚帳』の考察(上)―江戸時代前期の染色価格について―(沢尾絵)
《調査報告》東京国立博物館および東京藝術大学による油彩画の共同研究(ニ)―東京国立博物館蔵 高橋由一筆「最上川舟行の図」、アントニオ・フォンタネージ筆「風景(不忍池)」の光学調査―(木島隆康・富山恵介・土屋裕子)
《作品紹介》東京国立博物館蔵「こぶ牛の銀皿」(春田晴郎)

第634号 (2011年 10月) A4判

江戸時代呉服関係文書の研究―呉服注文において呉服屋・顧客間で交わされる文書の役割―(長崎巌)
書家・山岸雲石について―明治期書道界に登場した童子(大谷典久)
表紙解説 「菊螺鈿鞍」(竹内奈美子)

第633号 (2011年 8月) A4判

法隆寺金堂 釈迦・阿弥陀三尊像台座板絵四天王像をめぐって(岩田茂樹)
《報告》フランス文化通信省、フランス国立科学研究センター、日本学術振興会主催による日仏ワークショップ『文化遺産保存のための科学』(神庭信幸)

第632号 (2011年 6月) A4判

一九二〇~五〇年代日本におけるラジオの美術番組―教養としての美術の社会普及―(太田智己)
《資料紹介》福羽逸人著『紀州柑橘録』と博物局制作の柑橘図について(田中純子)
《新収品紹介》瑠璃地染付蓮図水指(横山梓)

第631号 (2011年 4月) A4判

江戸時代における古筆鑑賞の普及と展開―『丹鶴図譜』の「岡寺切」を発端として―(恵美千鶴子)
東京国立博物館および東京藝術大学による油彩画の共同研究(1)―東京国立博物館蔵 原撫松筆《老婆》《影の自画像》の光学調査―(神庭信幸・木島隆康・土屋裕子・鈴鴨富士子・中安知佳)
《調査報告》木挽町狩野家伝来「法隆寺什物図」(安藤香織)

第630号 (2011年 2月) A4判

江戸時代後期の伊万里染付大皿にみられる〈中国趣味〉について(今井敦)
〈白地石畳に将棋駒模様小袖〉の考察─修復過程で得た知見をもとに─(田中淑江)
平賀源内の金唐革紙の創製を巡って(小林良生)

第629号 (2010年 12月) A4判

《調査報告》永平寺の仏像(浅見龍介)
墨田区・弘福寺鉄牛道機倚像と祥雲元慶(塩澤寛樹)

第628号 (2010年 10月) A4判

「応夢衣」(牡丹唐草文印金袈裟)についての一考察―伝来と文様を中心に―(宮尾素子)
田安徳川家伝来肉筆衣装雛形に関する一考察(水上嘉代子)
表紙解説 「青色御袍裂」(猪熊兼樹)

第627号 (2010年 8月) A4判

近代染織史研究における「辻が花」の受容について(小山弓弦葉)
《資料紹介》東京国立博物館所蔵菊亭家旧蔵書について(福原紗綾香)
《資料紹介》正木直彦、チャールズ・ラング・フリアー往復書簡―馬遠筆「江山勝覧」の写真複製本をめぐって―(大西純子)

第626号 (2010年 6月) A4判

小川一眞の北京城撮影と帝室技芸員任命について(関紀子)
《資料紹介》東京国立博物館蔵『旧儀式図画帖』(猪熊兼樹)

第625号 (2010年 4月) A4判

法隆寺献納宝物 金銅灌頂幡の再検討―造立典拠を中心として―(三田覚之)
来迎図の尊像構成と迎講に関する一考察―法華寺本菩薩・童子幅を中心に―(安藤香織)
日本古代における木彫像の樹種と用材観Ⅲ―八・九世紀を中心に(補遺)―(金子啓明・岩佐光晴・能城修一・藤井智之)

第624号 (2010年 2月) A4判

新疆出土の三種の壁画漢字経文断簡について―東京国立博物館所蔵の大谷コレクションより―(三島貴雄)
平安時代末期から鎌倉時代中期の天冠台形式について―奈良仏師・慶派仏師作例を中心に―(佐々木あすか)
《資料紹介》高野山天野社伝来の還城楽面(岩田茂樹)
表紙解説 「般若菩薩像」(沖松健次郎)

第623号 (2009年 12月) A4判

〈信春〉印の鬼子母神十羅刹女像(松嶋雅人)
法隆寺金堂四天王立像・補遺(岩田茂樹)
欧米における国際展覧会実施運営の諸問題―第五回国際展覧会オーガナイザー会議報告(鬼頭智美)

第622号 (2009年 10月) A4判

東京国立博物館所蔵笠形木製品の研究(鈴木裕明・有馬伸・日高慎・奥山誠義・福田さよ子・岡林孝作)
調査報告 相国寺とその塔頭の仏像(浅見龍介)

第621号 (2009年 8月) A4判

光得寺大日如来坐像のX線コンピュータ断層撮影(CT)調査報告(丸山士郎・神庭信幸・浅見龍介・今津節生・楠井隆志・鳥越俊行)
館史研究3 扇面法華経冊子模本―岡倉天心・小堀鞆音と帝国博物館の模写事業―(恵美千鶴子)

第620号 (2009年 6月) A4判

調査報告 六波羅密寺の仏像(浅見龍介)

第619号 (2009年 4月) A4判

般若寺と春日大社の弓矢(酒井元樹)
「鳩小禽等図」(東京国立博物館所蔵)の在外作品について―「鳥類写生図」(大英博物館所蔵)を中心に―(加藤弘子)
新収品紹介 瑠璃釉白花花文大皿(三笠景子)
館史研究2 「東京帝室博物館学芸課日誌(仮称)」に見る戦時下の博物館(田良島哲)

第618号 (2009年 2月) A4判

山形・立石寺根本中堂木造毘沙門天立像について(長坂一郎)
髪繍当麻曼荼羅と空念―近世前期の一僧侶の活動とその意義―(日沖敦子)
明治期における「美術」概念の成立過程(野呂田純一)
研究ノート 孔雀明王の倶縁果をめぐって(沖松健次郎)

第617号 (2008年 12月) A4判

古墳出土の鉄刀・鉄剣の柄巻きと鞘巻き─織物などの種類と仕様―(沢田むつ代)
明治宮殿常御殿襖画の考案─正倉院鴨毛屏風模造・平家納経模本の引用と山高信離―(恵美千鶴子)

第616号 (2008年 10月) A4判

山形県衛守塚二号墳の研究(岡林孝作・日高慎・奥山誠義・鈴木裕明)
館史研究1 東京帝室博物館における文化財疎開の概要と新出資料について―「翁島疎開日誌」(仮称)の紹介を中心に―(三島貴雄)
新収品紹介 色絵翡翠図平鉢(今井敦)

第615号 (2008年 8月) A4判

顕密融合の両界曼荼羅五仏像について(冨島義幸)
五十嵐作「蓮池蒔絵舎利厨子」の製作年(竹内奈美子)
北斎の漢画学習―独学で習得した漢画の図様と筆法(内藤正人)
研究ノート 藤岡作太郎の美術研究活動―明治三十五年、須賀川、亜欧堂田善―(村角紀子)

第614号 (2008年 6月) A4判

静岡市杉之畷古墳出土木棺の研究(岡林孝作・日高慎・奥山誠義・鈴木裕明)
肥前松浦寿昌寺の如意輪観音像(竹下正博)
東京国立博物館所蔵「相州名勝図帖」について(鶴岡明美)
東京国立博物館所蔵の半両銭・五銖銭鋳型三点―石笵と銅笵の製作に関する研究ノート―(谷豊信)

第613号 (2008年 4月) A4判

金碧画技法のルーツを追って―キリスト教絵画からの影響(佐々木丞平・佐々木正子)
帰郷のイメージ―韓国と日本の「帰去来図」をめぐって―(宣承慧)
大口周魚の書道史観と手鏡「月台」(高橋利郎)
史料紹介 東京国立博物館所蔵家康書状《はりま殿宛》―自署「大ふ」の表記をめぐって―(高梨真行)

第612号 (2008年 2月) A4判

大仏殿様四天王像に関する覚書─東大寺勧進所阿弥陀堂像の紹介をかねて─(岩田茂樹)
東京国立博物館所蔵 高橋由一筆《雪景》の修理保存と新知見について(土屋裕子)
東京国立博物館所蔵「白地立木模様更紗」の技法と補修(石井美恵・山崎真紀子)
「白地立木模様更紗」に用いられた染料の科学的分析(塚田全彦)

第611号 (2007年 12月) A4判

表慶館「みどりのライオン みんなで楽しむ教育スペース」の開設について(加島勝)
みどりのライオン 教育普及活動について(小林牧)
デンバー美術館の教育普及事業―ミュージアム・エデュケーションからビジターズ・エクスペリエンスへ―(鈴木みどり)
博物館における鑑賞補助ツールの役割―「親と子のギャラリーを例に」(藤田千織)
「子どものための文化史展」について―東京国立博物館の教育普及事業史研究 敗戦直後―(神辺知加)

第610号 (2007年 10月) A4判

明末期の民窯磁器の意匠にみられる〈文人趣味〉について(今井敦)
法隆寺献納宝物 綾幡残欠―平成17・18年度修理で判明した新知見―(沢田むつ代)
帝室博物館蔵書の変遷と、森鴎外の「発見」について(高橋裕次)
東京国立博物館所蔵の生人形(東京帝室博物館歴史部の歴代服装人形)(恵美千鶴子)

第609号 (2007年 8月) A4判

新出の継色紙の紹介と考察(島谷弘幸)
歴史学のための三次元デジタル計測技術―古鏡研究への導入事例―(鈴木勉)
新収品紹介 金製首飾(後藤健)

第608号 (2007年 6月) A4判

南宋官窯青磁再考―東京国立博物館所蔵重要文化財《青磁輪花鉢》の位置づけをめぐって―(三笠景子)
滋賀・神照寺所蔵金銀鍍宝相華唐草文透彫華籠について(酒井元樹)
竹内生司について(高尾曜)
東京国立博物館「マーオリ―楽園の神々―」展に関する所感(深山直子)
マーオリ美術展の実現過程―国際交流展の一例として―(白井克也)

第607号 (2007年 4月) A4判

法隆寺献納宝物皇太子御斎会奏文の基礎的考察(東野治之)
隠岐島・飯ノ山横穴墓の線刻壁画―東京国立博物館が所蔵する香取秀真―広瀬都巽らによる拓本をめぐって―(渡辺貞行)
新収品紹介 溝口禎次郎模 花下遊楽図屏風抜写(小野真由美)
資料紹介 東京国立博物館蔵 高野長英作「草木推葉」(冨坂 賢)
表紙解説 「釈迦如来坐像」(岩佐光晴)

第606号 (2007年 2月) A4判

ザールデリー遺跡出土石彫群の復元的考察(小泉惠英)
題跋の編纂と池大雅筆<水流帖>の成立について(丸山猶計)
飯塚桃葉作塩山蒔絵細太刀拵(東京国立博物館蔵)とその文献史料(大橋俊雄)

第605号 (2006年 12月) A4判

永青文庫所蔵の魯庵純拙筆 贈雪舟送別詩并序(救仁郷秀明)
東京国立博物館蔵<護持院ヶ原図>(伝司馬江漢筆)の作者(金子信久)
新収品紹介 木造阿弥陀如来立像(浅見龍介)
新収品紹介 金銅輪宝(加島勝)

第604号 (2006年 10月) A4判

【特集】歿後100年記念林忠正コレクション ポール・ルヌアール
ポール・ルヌアールと林忠正(木々康子)
ポール・ルヌアールと19世紀フランス挿絵(小勝禮子)
ルヌアール素描コレクションの壮観(隠岐由紀子)
林忠正が明治美術界に示した指針(山梨絵美子)
東京国立博物館所蔵 ポール・ルヌアール筆素描と版画―描画材料・技法および保存修理―(土屋裕子)
ルヌアール素描・版画コレクションの台紙に用いられた接着剤の化学分析(塚田全彦)
作品リスト/林忠正、ポール・ルヌアール関係略年譜/林忠正関連文献抄

第603号 (2006年 8月) A4判

七尾市・長壽寺蔵<無分印涅槃図>―等伯研究への波及―(松原茂)
朝鮮国王国書に捺された朱印の科学的分析(和田浩)
《資料紹介》東寺旧蔵 観音菩薩像・勢至菩薩像(伊東史朗)
《新収品紹介》饕餮文軒丸瓦(谷豊信)

第602号 (2006年 6月) A4判

フィッシャー夫妻と東京帝室博物館―日独交換事業に関する研究1―(白井克也)
アマラーヴァティー大欄楯の研究(2)―大欄楯の建造年代―(島田明)
<ミュージアム資料情報構造化モデル>の構築(村田良二)
《新収品紹介》振袖 白絖地楓竹矢来文字模様(小山弓弦葉)

第601号 (2006年 4月) A4判

新出の酒井抱一画・加藤千蔭書<桐図屏風>と永田コレクション(井田太郎)
アマラーヴァティー大欄楯の研究(1)―大欄楯の建造過程―(島田明)
《新収品紹介》探幽縮図 狩野探幽筆(下)(小野真由美)
《修理報告》裾野市願生寺の阿弥陀如来坐像(浅見龍介)

第600号 (2006年 2月) A4判

ユニバーサル・ミュージアムとしての東京国立博物館(西岡康宏)
2005年11月 揺れ動く東京国立博物館(金子啓明)
博物館というメディア―東京国立博物館広報室の活動―(小林牧)
東京国立博物館の国際交流―ナショナルセンターとしての役割(鬼頭智美)
東京国立博物館のボランティア活動の歩みと今後の展望(加島勝)
博物館環境のリスクアセスメント(和田浩・神庭信幸)
ミュージアムに寄せる思い―文化活動の拠点としての役割―(角井博)

第599号 (2005年 12月) A4判

東京国立博物館蔵・藤田乗因筆 《六六武将賛》について―松花堂流の志向した《書き分け》をめぐる考察―(川畑薫)
池大雅筆《西湖春景・銭塘観潮図屏風》の主題考察―図様と文学的典拠を探る―(出光佐千子)
土田麦僊試論―《明粧》を中心にして(古田亮)
国沢新九郎筆《ランプと洋書》について(土屋裕子)

第598号 (2005年 10月) A4判

古代インドの従三十三天降下図―パキスタン・ザールデリーの遺跡出土品を中心に―(小泉惠英)
明代後期の官窯磁器の様式に関する1考察―漆器の意匠との関連をめぐって―(今井敦)
《新収品紹介》風雨渡舟図 田能村竹田筆(松嶋雅人)
《新収品紹介》探幽縮図 狩野探幽筆(上)(小野真由美)
《新収品紹介》島根県松江市山代町 四王寺跡出土の蓮華文鳥衾(時枝務)

第597号 (2005年 8月) A4判

山本素軒筆十二ヶ月花鳥図屏風の制作事情―サンフランシスコ・アジア美術館本における近衛家熙の役割―(遠藤楽子)
『栗氏図森』―栗本丹洲の自筆草木図譜(磯野直秀)
広島県福山市柳津<下迫貝塚>出土土偶について(水ノ江和同)
法隆寺献納宝物 広東綾幡―平成15・16年度の修理で判明した新知見―(沢田むつ代)
《新収品紹介》青花蓮池文大皿 景徳鎮窯(今井敦)

第596号 (2005年 6月) A4判

平壌遷都前後の高句麗瓦に関する覚書―東京国立博物館収蔵資料の紹介(谷豊信)
軍守里廃寺出土軒丸瓦の検討(清水昭博)
新羅顎部施文瓦の制作技法―統一新羅瓦の編年にむけて―(高正龍)
技術的観点からみる統一新羅の鬼面文鬼瓦―その抉りに注目して―(岩戸晶子)

第595号 (2005年 4月) A4判

雲巌寺の頂相彫刻(浅見龍介)
《資料紹介》仏性寺三十日仏像(田中義恭)
博物館草創期の高橋由一 ―浅草文庫伝来品とウィーン万国博覧会関連品(土屋裕子)
博物館としてのブランドについて(鬼頭智美)

第594号 (2005年 2月) A4判

東京国立博物館所蔵紀寺跡[小山廃寺]出土軒瓦(森郁夫)
東京国立博物館所蔵瓦の紹介―東大寺中世瓦を中心に―(芦田淳一)
宝城坊本堂十二神将像考(山本勉)
東京国立博物館における環境保全計画―所蔵文化財の恒久的保存のために―(神庭信幸)

第593号 (2004年 12月) A4判

興福寺と荒池瓦窯の瓦(薮中五百樹)
造東大寺司造瓦所と瓦屋(奥村茂輝)
興福寺銘入り軒丸瓦の製作年代(清野孝之)
伏見城跡出土瓦の諸問題(時枝務)

第592号 (2004年 10月) A4判

忘れられた寺-伊賀財良寺と比売朝臣額田(大脇潔)
永禄政変後の室町幕府政所と摂津晴門・伊勢貞興の動向-東京国立博物館所蔵<古文書>所収三淵藤英書状を題材にして-(高梨真行)
川端家寄贈の毘沙門天立像(岩佐光晴)

第591号 (2004年 8月) A4判

東福寺仏殿釈迦三尊像について(浅見龍介)
東福寺仏殿の四天王像-多聞天を中心に-(山本勉)
東福寺の彫刻-南北朝・室町時代の遺品を中心に-(根立研介)

第590号 (2004年 6月) A4判

博物誌資料としての『草花魚貝虫類写生図』(磯野直秀)
東京国立博物館新収資料『博物図譜』について(田中純子)
柏木探古稿本『東寺堂塔興廃表并記事等雑記』(藤本孝一)
表紙解説「花鳥螺鈿裁縫机」(小松大秀)

第589号 (2004年 4月) A4判

新出の大日如来像と運慶(山本勉)
裸形着装像の成立(奥健夫)
<インド・マトゥラー彫刻展><パキスタン・ガンダーラ彫刻展>の展示・照明デザインと輝度分布測定による見え方の考察(木下史青)

第588号 (2004年 2月) A4判

ハーバード大学・サックラー美術館 木造仏手―伊賀・新大仏寺本尊の手である可能性をめぐって―(岩田茂樹)
法隆寺献納宝物 蜀江錦じょく残欠とじょく裏裂―平成13・14年度の修理を終えて―(沢田むつ代)
東京国立博物館所蔵〈国枝コレクション〉国沢新九郎筆「海景」と加地為也筆―保存修復と来歴―(土屋裕子)

第587号 (2003年 12月) A4判

古代比丘像の着衣と名称―僧祇支・汗衫・偏衫・直とつについて―(吉村怜)
雲岡中期石窟新論―沙門統曇曜の失脚と胡服供養者像の出現(石松日奈子)
山梨・本国寺所蔵推定康永四年銘孔雀文磬について(加島勝)

第586号 (2003年 10月) A4判

茨城県北浦町出土の灰釉短頸壺について(よし澤悟)
東京国立博物館のサイン計画1(吉田知加)
〔報告〕ボランティアによるギャラリートーク(高梨真行・玉蟲玲子)

第585号 (2003年 8月) A4判

東京国立博物館蔵・水浅葱練緯地蔦模様三葉葵紋付辻が花染胴服について(長崎巌)
初期唐織の編年に関する考察―金春座伝来能装束を中心に―(小山弓弦葉)
水海道・無量寺の正安三年銘聖徳太子像(山本勉)

第584号 (2003年 6月) A4判

博物資料としての『鳥写生図巻』(磯野直秀)
東京国立博物館の環境保全計画―無線通信とLANの併用による温湿度計測システムの開発―(和田浩・神庭信幸)
ロンドンの大型博物館・美術館における広報活動について―大英博物館の事例を中心に―(鬼頭智美)
シルクロード展に寄せて―木画(もくが)を想う―(木内武男)

第583号 (2003年 4月) A4判

日本古代における木彫像の樹種と用材観・―八・九世紀を中心に―(金子啓明・岩佐光晴・能城修一・藤井智之)
中国墓葬における独角系鎮墓獣の系譜(吉村苣子)

第582号 (2003年 2月) A4判

大将軍八神社神像群と神の表現(丸山士郎)
〔参考報告〕携帯型簡易蛍光X線装置による大将軍八神社神像群の彩色分析結果について(和田浩)
ポータブル蛍光X線分析装置による大将軍八神社所蔵神像群の彩色材料調査(早川泰弘・津田徹英)
法隆寺献納宝物 葡萄唐草文錦褥―平成十二年度の修理を終えて―(沢田むつ代)

第581号 (2002年 12月) A4判

新出 元亀二年銘の長谷川信春筆 鬼子母神十羅刹女像(松嶋雅人)
寺門の尊星王をめぐって(津田徹英)

第580号 (2002年 10月) A4判

青梅・塩船観音寺鎌倉造像再々考(山本勉)
中原北朝期のサッタ太子とスダーナ太子本生図(李静傑)

第579号 (2002年 8月) A4判

もう一つの維摩像(黒田智)
岐阜県・光国寺所蔵 「故事人物図押絵貼屏風 」と狩野宗眼重信に関する二、三の問題(松嶋雅人)
茶室六窓庵と水盤記のことなど-黒川文庫目録余話-(柴田光彦)

第578号 (2002年 6月) A4判

【特集】東京国立博物館のミューゼオロジー
「国宝 平等院展 」の展示デザインと光ファイバー照明(木下史青)
展示における 「意識導線 」をとりいれた情報伝達媒体の試み(吉田知加)
平成12年度 こどもミュージアム 「さがしてみよう!古代エジプトのなぞ 」実施報告(玉蟲玲子・河野哲郎ほか2名)
平成13年度 こどもミュージアム 「天神さまってどんな人? 」実施報告(鈴木みどり)
自主企画展の広報活動-平成館開館後の東京国立博物館-(鬼頭智美)
特集にあたり

第577号 (2002年 4月) A4判

東京国立博物館所蔵弥生時代青銅器の鉛同位体比(井上洋一・松浦宥一郎ほか4名)
植木屋柏木吉三郎の本草学における業績(平野恵)
本願寺本「梁塵秘抄断簡」本文墨書の再検討(古谷稔)

第576号 (2002年 2月) A4判

静岡・願成就院本尊阿弥陀如来坐像について(塩澤寛樹)
中世出土漆器にみる風流の意匠―鎌倉市佐助ヶ谷遺跡出土の漆器を中心として―(内田篤呉)
松永耳庵旧蔵の仏耳―快慶の一資料として―(山本勉)

第575号 (2001年 12月) A4判

【特集】時を超えて語るもの―史料と美術の名宝―
記録に貼り継がれた絵図―東京大学史料編纂所所蔵『徳大寺清公記』所収「車絵図」を中心に―(藤原重雄)
東京大学史料編纂所所蔵足利義教像について(末柄豊)
秀吉のあだ名と風貌をめぐって(鴨川達夫)
特集にあたり

第574号 (2001年 10月) A4判

大倉文化財団普賢菩薩騎象像調査報告(山本勉、浅見龍介、丸山士郎)
〔参考報告〕大倉文化財団普賢菩薩騎象像の表面彩色の蛍光X線分析(早川泰弘)
法隆寺献納宝物 刺繍・錦・綴織などの残欠 -平成11年度の修理を終えて-(柴沢田むつ代)
フォアクロアの眼がとらえた北海道開拓風物詩 -『北海道札幌開拓絵巻』によせて-(大濱哲也)
〔参考報告〕『北海道札幌開拓絵巻』に描かれたアイヌ風俗(佐々木利和)

第573号 (2001年 8月) A4判

東京国立博物館に収蔵する宮城県沼津貝塚出土の骨角製品について(金子浩昌)
東京都羽ヶ田遺跡出土の線刻をもつ土器について(安藤広道)

第572号 (2001年 6月) A4判

奈良・西大寺所蔵吉野曼荼羅図について(行徳真一郎)
東京国立博物館保管中央亞細亞画模写と長谷川路可(臺信祐爾)
熱海来宮神社にあった田中芳男・黒川真頼の楠板奉納額-黒川文庫目録余話-(柴田光彦)

第571号 (2001年 4月) A4判

再考 茶屋染(長崎巌)
室生寺金堂十二神将像考(山本勉・浅見龍介)
堀田正敦の獣譜<博物館図譜>と解体された幻の図譜(長岡由美子)

第570号 (2001年 2月) A4判

牡丹双鳥鏡考-和鏡における絵画意匠の導入と同一文様の様式的変遷-(原田一敏)
日本アジア協会とその周辺(河野哲郎)
徳川美術館収蔵の通辞羽織に関して(吉田雅子)

第569号 (2000年 12月) A4判

大型絵画の輸送と展示-ウジェーヌ・ドラクロワ作『民衆を導く自由の女神』-(神庭信幸)
失われた瀟湘八景図をめぐって(畑 靖紀)
法隆寺献納宝物 舎利塔の修理と新発見の墨書銘(加島勝)

第568号 (2000年 10月) A4判

藤原俊成本『寂蓮無題百首』の書誌的研究-俊成編修説-(藤本孝一)
東京国立博物館保管青磁獣脚硯(白井克也)
東京国立博物館所蔵「出雲国塩冶村古墳石槨石棺図」について-正投影法で描かれた日本人による最古の石室図面-(渡辺貞幸)

第567号 (2000年 8月) A4判

東京国立博物館保管の平安在銘十一面観音菩薩立像をめぐって(山本勉)
法隆寺献納宝物 灌頂幡の模造品製作について(加島勝)
丈六寺仏龕と顕密混合図像(丸山士郎)

第566号 (2000年 6月) A4判

平沢屏山の新出二作品をめぐって(佐々木利和)
<参考報告>平沢屏山作『オムシャ図』と『熊送り図』の彩色について(朽津信明)
東京国立博物館新収の安阿弥様阿弥陀如来立像について(山本勉)
陏唐扁壺の系譜と形式(亀井明徳)

第565号 (2000年 4月) A4判

生命思想としての白鳳彫刻―法隆寺伝橘夫人念持仏阿弥陀三尊像について―(金子啓明)
伝橘夫人念持仏の造像背景(岩佐光晴
橘夫人厨子と橘三千代の浄土信仰(東野治之)

第564号 (2000年 2月) A4判

「漆芸品における文学意匠」再考(小松大秀)
法隆寺献納宝物 平絹幡残欠と綾幡足残欠―平成十年度の修理を終えて―(沢田むつ代)
絵巻における天皇の姿の表現(山本 陽子)

第563号 (1999年 12月) A4判

後白河法皇の仮名書法と「梁塵秘抄断簡」―書の“ゆらぎ”と筆跡考証の視点―(古谷稔)
東京国立博物館保管「楼閣山水蒔絵椅子」(H-4528)―一七世紀後半の輸出漆器作例として―(竹内奈美子)
近世初期風俗画に顕れたインド更紗―東洋館開館三十周年記念特集陳列から―(小笠原小枝)

第562号 (1999年 10月) A4判

【ルイス・コムフォート・ティファニー寄贈のガラス―寄贈の経緯とその意味を中心に―(伊藤嘉章)
東京国立博物館保管の慶算作毘沙門天立像とその修理(山本勉)
縄文時代の骨角製品と素材―製品と未成品にみる素材の扱い方―(金子浩昌)
媒介をめぐる試論―連想の場としてのクレーのZwischenreich―(後藤文子)

第561号 (1999年 8月) A4判

《悲母観音》研究の再構築にむけて(古田亮)
東京国立博物館保管天王立像と兜跋毘沙門天(丸山士郎)
薬師寺の大光背(伊東史朗)

第560号 (1999年 6月) A4判

『伏見稲荷曼陀羅』考―個人本「だ枳尼天曼荼羅」に対する異見―(白原由起子)
博物館書目誌稿 帝室本之部 徳川頼貞氏寄贈品のうち銅駝坊旧蔵書一(佐々木利和)
『瀛涯勝覧』に見られる十五世紀の南海諸国-自然環境と農耕食文化を中心に-(大隅晶子)

第559号 (1999年 4月) A4判

新出の散らし書き書巻(金銀泥下絵料紙)(島谷弘幸)
六波羅蜜寺四天王像について(奥健夫)
志賀・上品寺の菩薩立像(二躯)(岩田茂樹)

第558号 (1999年 2月) A4判

資料紹介 善光寺式阿弥陀如来像二例―東京国立博物館保管中尊像と福島・いわき市所蔵三尊像―(浅見龍介)
法隆寺献納宝物 幡と幡足、平絹・錦残欠-平成九年度の修理を終えて-(沢田むつ代)
資料紹介 足利・鑁阿寺所蔵嘉暦元年銘鉦鼓(加島勝)
陽明文庫所蔵『春日権現講私記』-翻刻と解題-(行徳真一郎)

第557号 (1998年 12月) A4判

原羊遊斎と江戸琳派の蒔絵制作について―蒔絵師とデザイナーの関係―(小林祐子)
東京国立博物館保管『獻英楼畫叢』について(長崎巌)
東京国立博物館保管阿弥陀如来立像(列品番号C-四三六)について-修理報告と若干の考察-(山本勉)

第556号 (1998年 10月) A4判

藤ノ木古墳の被葬者にみられる遺骸の埋葬方法に関する一私見(沢田むつ代)
鉛製矛の再検討(井上洋一)
福岡県八女市野田遺跡から出土した鉛製矛の自然科学的研究(平尾良光・榎本 淳子)
東京国立博物館保管新羅緑釉陶器-朝鮮半島における緑釉陶器の成立-(白井克也)
『瀛涯勝覧』に見られる15世紀の南海諸国と中国(大隅晶子)

第555号 (1998年 8月) A4判

日本古代における木彫像の樹種と用材観―七・八世紀を中心に―(金子啓明・岩佐光晴・能城修一・藤井智之)
興福寺金堂鎮壇具の発見-その経緯と史料-(時枝務)

第554号 (1998年 6月) A4判

資料紹介 東京国立博物館保管 石川・白山比め神社境内出土銅造十一面観音菩薩坐像(加島勝)
東京国立博物館保管「京都大仏雛形」について-寛文期方広寺大仏の再興に関連して-(張洋一)
法隆寺献納宝物の金銅灌頂幡と繍仏(沢田むつ代)
海磯鏡をめぐる二、三の問題(松本伸之)

第553号 (1998年 4月) A4判

興福寺本坊持仏堂弥勒菩薩立像(伝聖観音菩薩像)について(山本勉)
六時明王の出現(津田徹英)
豊臣秀吉所用の「鳥獣文様綴織陣羽織」をめぐって(小笠原小枝)

第552号 (1998年 2月) A4判

伊豆・旧吉田寺の阿弥陀三尊像、毘沙門天像について-観音と地蔵を脇侍とする一作例-(浅見龍介)
法隆寺献納宝物 平絹・綾幡足と平絹・綾・纐纈平絹残欠-平成八年度の修理を終えて-(沢田むつ代)
慶長遣欧使節請来の祭服に関して(吉田雅子)

第551号 (1997年 12月) A4判

酒井抱一筆「四季花鳥図巻」にみる草虫表現―中国絵画との関連をめぐって―(岡野智子)
伯耆一宮経塚出土の金銅菩薩立像-白鳳時代における山陰地方の金銅仏造像をめぐって-(淺湫毅)
コロンボ国立博物館所蔵の「鄭和碑文」について(大隅晶子)

第550号 (1997年 10月) A4判

奈良県立美術館所蔵「雛形絵巻」について―描かれた風俗の観点から―(長崎巌)
文献からみた芦屋釜の考察と編年に関する基準作品について(原田一敏)
朝熊山経塚出土の扇―平安時代後期の扇の復元的考察―(荒木伸子)

第549号 (1997年 8月) A4判

巻菱湖と「司空表聖詩品二十四章」二帖に関する一考察(山内常正)
茨城県猿島郡境町百戸出土人物埴輪の再検討―下総型人物埴輪の形態変化とその特質―(犬木努)
梁山夫婦塚出土遺物の再検討―とくに東京国立博物館保管土器類について―(中村浩)

第548号 (1997年 6月) A4判

不動明王三童子五部使者像―新出作品の紹介―(泉武夫)
博物館書目誌稿 帝室本之部 地図篇三 伊能忠敬『蝦夷地実測図』および『九州沿海図』について(佐々木利和)
コミュニティーにおける芸術作品の媒介―創造的伝達としての技術性―(後藤文子)

第547号 (1997年 4月) A4判

『預修十王生七経』の図像的展開―大阪・弘川寺蔵十王経変相図を中心として―(武田和昭)
明治初年の燈台写真―R・H・ブラントンの業績記録―(池田厚史)
御碑銘彫刻師広群鶴のこと(加藤勝丕)

第546号 (1997年 2月) A4判

法隆寺献納宝物 平絹・綾幡足と纐纈平絹残欠他―平成七年度の修理を終えて―(沢田むつ代)
東京国立博物館構内出土の常慶作白楽釉獅子香炉について(谷豊信・伊藤嘉章)
万延元年遣米使節、随行医師・川崎道民の海外帰国報告―道民自筆本『航米実記』の紹介をめぐって―(大塚英明)

第545号 (1996年 12月) A4判

日本における蘇軾像(二)―中世における画題展開―(救仁郷秀明)
日本の美術展覧会 その起源と発達(古田亮)
「美術」と階層―近世の階層制と「美術」の形成―(佐藤 道信)

第544号 (1996年 10月) A4判

頼山陽と小田海僊―新出の書状巻―(島谷弘幸)
蜀江大幡(奈良・法隆寺蔵)(沢田むつ代)
法隆寺西円堂奉納の擬漢式鏡について(佐藤直子)

第543号 (1996年 8月) A4判

【特集】鎌倉時代彫刻史の諸問題
蓮華王院本堂千体千手観音像にみる三派仏師の作風―四〇・四九三・五〇四号像を中心に―(山本勉)
鎌倉大仏の造立に関する一試論(浅見龍介)
鎌倉大仏殿の建立とその性格―千葉県満光院銅造阿弥陀如来立像とその銘文を巡って―(塩澤寛樹)
肥前小城三岳寺の薬師・大日・十一面観音像(竹下正博)

第542号 (1996年 6月) A4判

東京芸術大学保管弥勒来迎図について(吉村稔子)
園城寺尺をめぐって(安達直哉)
伝趙令穣「秋塘図」(大和文華館蔵)の史的位置(板倉聖哲)
「書譜」撰述の形体について(富田淳)

第541号 (1996年 4月) A4判

【特集】仏教絵画
春日宮曼荼羅図の風景表現―仏性と神性のかたち―(行徳真一郎)
高野山円通寺蔵不動明王二童子毘沙門天図像について(井筒信隆)
鎌倉時代黄不動尊画像の一遺例(安嶋紀昭)

第540号 (1996年 3月) B5判

銅鐸面の 「工字形器具をもつ人物 」画像をめぐって(布目順郎)
螺鈿牡丹唐草文の系譜―本阿弥光悦の螺鈿意匠に関連して―(高橋隆博)

第539号 (1996年 2月) B5判

伎楽面の崑崙をめぐる一考察(淺湫毅)
東京国立博物館保管の縄文時代の骨角製品―亀ケ岡遺跡出土の骨角器と江見水陰氏旧蔵の犬歯穿孔品―(金子浩昌)

第538号 (1996年 1月) B5判

東京国立博物館新収品「花樹鳥獣蒔絵螺鈿櫃」―鮫皮貼輸出漆器の一例として―(竹内奈美子)
最明寺宝冠阿弥陀如来像に就いて(大宮康男)

第537号 (1995年 12月) B5判

【特集】シュリヴィジャヤ
タナ・アバンのシュリヴィジャヤ時代遺跡(鈴木恒之)
北スマトラとシュリヴィジャヤ―港市の隆盛と後背地の「食人」風聞―(弘末雅士)
中国史に見えるシュリヴィジャヤ―六朝から唐代まで―(大隅晶子)

第536号 (1995年 11月) B5判

資料紹介 東京国立博物館保管銅造勢至菩薩坐像(山本勉)
東京国立博物館保管の高麗及び李朝時代の墓誌七例について(原田一良・山内民博)

第535号 (1995年 10月) B5判

静岡県島田市阪本町所在 高根森古墳出土須恵器について―東京国立博物館列品の検討―(中村浩)
横山松三郎と日光山写真(池田厚史)

第534号 (1995年 9月) B5判

法隆寺献納宝物 平絹・綾幡足と纐纈平絹残欠―平成六年度の修理を終えて―(沢田むつ代)
小林濯の人と作品(松浦 あき子)

第533号 (1995年 8月) B5判

クラスター分析による古代の誕生仏の研究(高林睦子)
枡に捺された法隆寺印(東野治之)
博物館書目誌稿 帝室本之部 医学館本篇 『有林福田方』について(下)(佐々木利和)

第532号 (1995年 7月) B5判

東寺講堂諸像と承和前期の作風(丸山士郎)
観心寺観音菩薩立像について(下)(岩佐光晴)

第531号 (1995年 6月) B5判

観心寺観音菩薩立像について(上)(岩佐光晴)
芦屋釜下絵図巻と土佐光信(中山喜一朗)

第530号 (1995年 5月) B5判

滋賀県・長寿寺所蔵大般若波羅蜜多経の書写と伝来―平安末期地方写経の一事例として―(藤田励夫)
身延・本遠寺釈迦如来立像補遺(山本勉)
石山寺の彫刻拾遺(下)(岩田茂樹)

第529号 (1995年 4月) B5判

ジャワ更紗―北岸系バティックの模様を中心にして―(伊藤ふさ美・小笠原小枝)
石山寺の彫刻拾遺(上)(岩田茂樹)

第528号 (1995年 3月) B5判

浮世絵における初期歌舞伎図の問題―「歌舞伎風俗図屏風」の成立をめぐって―(内田欽三)
寿老人鉄斎―富岡鉄斎と吉祥図―(藤田伸也)
油絵以前=高橋由一試論(下)―博物図譜と風景スケッチを中心に―(古田亮)

第527号 (1995年 2月) B5判

『誉田宗廟縁起』の絵師とその画風(相澤正彦)
油絵以前=高橋由一試論(中)―博物図譜と風景スケッチを中心に―(古田亮)

第526号 (1995年 1月) B5判

油絵以前=高橋由一試論(上)―博物図譜と風景スケッチを中心に―(古田亮)
博物書の宝庫―帝室本(磯野直秀)

第525号 (1994年 12月) B5判

雲岡石窟における山岳文様について(下)(八木春生)
鎌倉時代前期における宋代美術受容の一形態―泉涌寺旧蔵阿弥陀如来立像を中心に―(金子啓明)

第524号 (1994年 11月) B5判

雲岡石窟における山岳文様について(上)(八木春生)
堀田正敦編『禽譜』について(二)(長岡由美子・林純子)

第523号 (1994年 10月) B5判

【特集】中国陶磁
西周時代晋国の土器(飯島武次)
隋唐の越州窯系青磁について(今井敦)
一五世紀の五彩について(矢島律子)

第522号 (1994年 9月) B5判

法隆寺献納宝物平絹大幡残欠―重要資料緊急修理(平成五年度)を終えて―(沢田むつ代)
福岡市博物館蔵阿弥陀二十五菩薩来迎図(伊藤信二)
高津古文化会館蔵『扇面草子』・追録(並木誠士)

第521号 (1994年 8月) B5判

市河米庵の学書―ふたつの「天馬賦」をめぐって―(島谷弘幸)
堀田正敦編『禽譜』について(一)(長岡由美子・林純子)

第520号 (1994年 7月) B5判

桃山時代における二つの黒―黒楽と瀬戸黒について―(伊藤嘉章)
東京国立博物館保管吉田露香氏寄贈香道具「花笠香」盤立物―実は中御門院御製「四季合香」―(矢野環)

第519号 (1994年 6月) B5判

戦国秦漢時代の軒丸瓦製作技法-東京国立博物館保管資料の紹介を兼ねて-(谷豊信)
黒字小花模様小紋帷子について(水上嘉代子)

第518号 (1994年 5月) B5判

博物館書目誌稿帝室本之部医学館本編『有林福田方』について(上)(佐々木利和)
伝雪舟筆肖像画の検討(影山純夫)
速水御舟筆「京の舞妓」について-修復を終えて-(古田亮)

第517号 (1994年 4月) B5判

山口県熊毛郡田布施町所在後井三号墳出土須恵器について-東京国立博物館列品の検討-(中村浩)
勝山市・仏母寺木造地蔵菩薩立像について-山林仏教の遺品として-(長坂一郎)

第516号 (1994年 3月) B5判

大永七年銘『九相詩絵巻』について-初期狩野派様式の絵巻-(相澤正彦)
ラオスと北部タイの紋綜絖(寺島洋子)

第515号 (1994年 2月) B5判

東京本願寺阿弥陀如来立像について(山本勉)
中村芳中の没年・江戸下向・師について(木村重圭)
近代木彫の一断面-米原雲海・山崎朝雲・平櫛田中の明治三十年代-(柳沢秀行)

第514号 (1994年 1月) B5判

安祥寺五智如来像、観心寺仏眼仏母如来像・弥勒如来像とその周辺(丸山士郎)
「弘法大師伝絵巻」十巻本について(鹿島繭)

第513号 (1993年 12月) B5判

オルドス青銅器竿頭飾について(高浜秀)
秋田蘭画の人物表現-「蝦蟇仙人図」と「児童愛犬図」をめぐって-(内山淳一)

第512号 (1993年 11月) B5判

楚墓鎮墓像の成立と展開(吉村苣子)
法隆寺献納宝物平絹幡足-重要資料緊急修理(平成四年度)を終えて-(沢田むつ代)

第511号 (1993年 10月) B5判

【特集】やまと絵
南都絵仏師、尊智・快智父子と高階隆兼(宮島新一)
一遍上人絵(清浄光寺・歓喜光寺本)の画風を巡って-宋画風と写実性-(戸田禎佑)
月次風俗図扇面とやまと絵(安達啓子)

第510号 (1993年 9月) B5判

神奈川県立博物館蔵阿弥陀如来坐像について(薄井和男)
「彦根更紗」再考(小笠原小枝)
米国の文化財保存修復活動とコンサヴァター(マーヴィン・リチャード(副島弘道訳))

第509号 (1993年 8月) B5判

東京国立博物館保管の甲骨片について-人頭骨刻字についての考察-(荒木日呂子)
東京国立博物館保管の佐賀県唐津市久里大牟田遺跡出土の矛について(井上洋一・松浦宥一郎)
佐賀県唐津市久里大牟田遺跡から出土した鉛製矛の自然科学的研究(平尾良光・榎本淳子)

第508号 (1993年 7月) B5判

元代鎗金経箱一考-新出経箱を加えて-(鈴木規夫)
林靖と『寛永諸家系図伝』編纂の周辺-靖自筆本『金哉亭日録』を素材として-(大塚英明)

第507号 (1993年 6月) B5判

自在置物について(原田一敏)
東京国立博物館蔵狩野派模本について(辻惟雄)

第506号 (1993年 5月) B5判

大阪・法道寺阿弥陀如来坐像と八角裳懸座について(齋藤望)
中殿御会図の諸本と伝存関連資料(佐多芳彦)
ウィーン万国博覧会出品の銅製大香炉(横溝廣子)

第505号 (1993年 4月) B5判

鍬形けい斎「(模本)吉原十二時絵詞」をめぐって-鳥文斎栄之との関連と、江戸後期の画巻制作の周辺-(内田欽三)
「浮世新吉原大門口図」の軌跡(下)-第一世代の遠近法(パースペクティヴ)-(岸文和)

第504号 (1993年 3月) B5判

駿河香貫山経塚(安藤孝一)
「浮世新吉原大門口図」の軌跡(上)-奥村政信と西村重長-(岸文和)

第503号 (1993年 2月) B5判

【特集】日本出土の舶載陶磁
朝鮮系無文土器の弥生土器化とその社会(片岡宏二)
日本出土の陶質土器-新羅系陶質土器を中心に-(定森秀夫)
海を渡った高麗青磁(今井敦)
日本出土の朝鮮王朝陶磁(堀内明博)

第502号 (1993年 1月) B5判

弥勒像坐勢研究-施無畏印・倚坐の菩薩像を中心に-(石松日奈子)
学校の美術教育と美術館(石井優子)

第501号 (1992年 12月) B5判

福井県美浜町所在獅子塚古墳出土須恵器について-東京国立博物館列品の再検討-(中村浩)
「輿地誌略」と「萬国写真帖」(池田厚史)

第500号 (1992年 11月) B5判

【特集】『MUSEUM』創刊500号
博物館に因む回想と愛惜-『MUSEUM』の500号記念に寄せて-(飯島勇)
創刊余話(嘉門安雄)
普及事業と『MUSEUM』・随想(関忠夫)
『MUSEUM』の回想(石田尚豊)
絵画史研究と『MUSEUM』(関口正之)
彫刻史と『MUSEUM』(田辺三郎助)
博物館での東洋美術遍歴-「MUSEUM総目録」を辿りながら-(杉山二郎)
東京国立博物館百二十年の歴史と刊行物(山本勉)

第499号 (1992年 10月) B5判

「世にふくろ絵と称するもの」(長岡由美子)
美術館と学校の新しい動きセゾン美術館「スクールあそびじゅつ」-他の美術館での応用の可能性-(家村珠代・佐藤厚子)

第498号 (1992年 9月) B5判

後京極良経と法性寺流書法の展開-三井文庫本詩懐紙を中心として-(古谷稔)
メトロポリタン美術館本天神縁起絵巻の伝来について-京都市立芸術大学蔵模本による知見から-(岩田由美子)

第497号 (1992年 8月) B5判

中世墳墓と寺院-鎌倉市十二所遺跡出土品をめぐって-(時枝務)
正宗弟子説の成立過程-『古今銘尽』開版の諸条件-(小笠原信夫)
『高野山学侶宝蔵古器及楽装束図』に描かれた還城楽面について(山本勉)

第496号 (1992年 7月) B5判

日向国分寺の成立(小田富士雄)
葦名盛氏像について(若林繁)
法隆寺献納宝物染物と織物の幡足他-重要資料緊急修理(平成三年度)を終えて-(沢田むつ代)

第495号 (1992年 6月) B5判

天寿国繍帳の現状(沢田むつ代)
寛永期風俗画についての一考察-という主題を中心として-(我妻直美)

第494号 (1992年 5月) B5判

日本における蘇軾像-東京国立博物館保管の模本を中心とする資料紹介-(救仁郷秀明)
歌川広重の花鳥画について(大久保純一)

第493号 (1992年 4月) B5判

大仏顔部の制作方法をめぐる東西交流-天梯山石窟とバーミヤーン石窟-(久野美樹)
東京国立博物館保管酒井抱一筆「夏秋草図屏風」の成立とその背景(岡野智子)

第492号 (1992年 3月) B5判

北周・保定四年銘青銅如来坐像とその系譜(松本伸之)
二人の二代喜多川歌麿(石田泰弘)
明治初期の博覧会を飾った金属器(横溝廣子)

第491号 (1992年 2月) B5判

南島の古代貝文化(木下尚子)
紙形に関する一考察(内田啓一)
雲雨の情景-浦上玉堂のエロティシズム-(佐藤康宏)

第490号 (1992年 1月) B5判

平壌博物館の仏像(久野健)
和歌山・浄教寺蔵涅槃図考-明恵上人との関係をめぐって-(武田和昭)
琉球の絵師たち(津波古聡)

第489号 (1991年 12月) B5判

【特集】沖縄の歴史と文化
沖縄考古学の現状と課題(池田栄史)
新しい琉球史像を求めて-「大交易時代」の場合-(高良倉吉)
沖縄県立博物館所蔵紅型型紙の分類とその考察(與那嶺一子)

第488号 (1991年 11月) B5判

中尊寺伝経蔵露盤羽目板について(内藤栄)
トルコ・イスラム芸術博物館所蔵の風景画について(甲子雅代)
教理美術史への誘い(三浦定俊)

第487号 (1991年 10月) B5判

台密の焔魔天曼荼羅について-京博本と園城寺本-(安嶋紀昭)
博物館美術館と特別展-博物館美術館の諸問題(二)-(田中義恭)

第486号 (1991年 9月) B5判

三重県志摩郡阿児町志島所在遺跡出土須恵器について-東京国立博物館保管資料の検討-(中村浩)
成田市・高福寺安置の覚尊作地蔵菩薩坐像について(塩沢寛樹・浅見龍介)
資料紹介百足蜂蝶漆絵椀について(加藤寛)

第485号 (1991年 8月) B5判

法隆寺献納宝物の鋸と鎌について-機能面からの一考察-(星野欣也)
東京国立博物館法隆寺献納宝物鉄製鎌および鋸の蛍光X線分析法による化学組成の調査(平尾良光)
古九谷様式の装飾意匠の特質について(荒川正明)

第484号 (1991年 7月) B5判

播磨清水寺所蔵の天平写経-新出の大字法華経巻第五-(鈴木景二)
白磁金彩雲鶴唐草文碗といわれる金花の定碗について(今井敦)
神奈川・善福寺の木造阿弥陀如来立像(薄井和男)
高野山大明王院所蔵星供曼荼羅について(吉武貢)

第483号 (1991年 6月) B5判

法隆寺献納宝物平絹幡二流と幡足六条-重要資料緊急修理(平成二年度)を終えて-(沢田むつ代・東野治之)
山形・昌林寺の十一面観音懸仏について-木製御正体の製作背景-(加島勝)
大山祇神社蔵菊枝鳥蒔絵手箱について(小松大秀)

第482号 (1991年 5月) B5判

中国古式金銅仏の形式について-菩薩立像数例をめぐって-(松本伸之)
身延・本遠寺伝釈迦如来立像と仏師円覚・覚慶(山本勉)
明代の「匠戸」について(大隅晶子)

第481号 (1991年 4月) B5判

「今様の鏡」と「古躰の鏡」-出土八稜鏡より見た平安時代の鏡-(杉山洋)
乾山研究の変遷と海外における乾山評価(リチャード・ウィルソン・小笠原佐江子)

第480号 (1991年 3月) B5判

山形・本山慈恩寺の木造十二神将立像(根立研介)
鶺鴒が見た時代-意匠からみた鼠志野鶺鴒文鉢について-(伊藤嘉章)

第479号 (1991年 2月) B5判

日光男体山頂遺跡出土遺物の性格(時枝務)
新たに発見された高野山天野社伝来の舞楽装束について(河上繁樹)
鍬形けい斎筆「東都繁昌図巻」をめぐって-江戸名所絵の成立に関する一試論-(内田欽三)

第478号 (1991年 1月) B5判

武蔵国の金銅仏(小泉充康)
東京国立博物館保管の「鳩小禽等図」について(菅原浩・柿澤亮三)
三世豊国晩年の書簡と役者大首絵(大久保純一)

第477号 (1990年 12月) B5判

逸翁美術館本「大江山絵詞」の画風をめぐって(相澤正彦)
岐阜阿名院蔵の観音・地蔵菩薩併立図について(武田和昭)

第476号 (1990年 11月) B5判

【特集】日本美術名品展
奈良県石上町出土銅鐸について(井上洋一)
家屋文鏡について(望月幹夫)
琴を弾く男子埴輪(安藤孝一)
織物天蓋(沢田むつ代)
秋草松喰鶴鏡(原田一敏)
逆沢瀉威鎧雛形とその関連資料(池田宏)
国宝沃懸地獅子文毛抜形太刀拵について(小松大秀)
東京国立博物館保管神護寺経帙について(長崎巌)
後鳥羽院像と信身(村重寧)

第475号 (1990年 10月) B5判

日本美術名品展紹介・龍門延吉に関する一考察(小笠原信夫)
日本美術名品展紹介・野々村仁清と色絵牡丹文水指(矢部良明)
東京国立博物館保管虚空蔵菩薩画像に関する若干の考察-八大菩薩図像と関連して-(林温)
資料紹介アメリカ合衆国の日本彫刻(一)クリーブランド美術館幸舜作阿弥陀如来像(田中義恭)

第474号 (1990年 9月) B5判

醍醐寺炎魔天坐像と瞳嵌入(伊東史朗)
金沢文庫の叡尊・忍性関連資料について(福島金治)
襖・屏風の下張文書-その伝来と史料的価値をめぐって-(田良島哲)

第473号 (1990年 8月) B5判

東西の美術館、博物館について-コレクション、教育・出版活動、特別展にみる日米の比較-(フェリス・フィッシャー)
美和神社所蔵白糸妻取威鎧の残欠について(池田宏)

第472号 (1990年 7月) B5判

真景の真実-雪舟筆「天橋立図」の成立について-(中島純司)
福井・大谷寺・泰澄大師像の造像をめぐって-仏師叶圓と千秋氏-(長坂一郎)
法隆寺献納宝物染織幡四流-重要資料緊急修理(平成元年度)を終えて-(沢田むつ代)

第471号 (1990年 6月) B5判

東京国立博物館保管の新羅陶製骨壷(宮川禎一)
吉川家所蔵伝雪舟筆天與清啓賛「湖亭春望図」について(宮島新一)
文献に見る初期萩焼(榎本徹)

第470号 (1990年 5月) B5判

博物館美術館の展示とその原点-博物館の諸問題-(田中義恭)
伊達政宗一行書「十暑岷山葛」をめぐって(古谷稔)
「旧江戸城之図」の作者について(池田厚史)

第469号 (1990年 4月) B5判

十四世紀院派仏師の造仏と林下禅-千葉円照寺釈迦三尊像と東光寺院廣銘僧形坐像を中心に-(田中惠)
彭城百川の山水画について-中国画譜との関係を中心として-(武田光一)

第468号 (1990年 3月) B5判

新たに購入した鏡形飾板について(高浜秀)
三重県上野市高猿一号墳出土の須恵器について-東京国立博物館保管資料の再検討-(中村浩)
明治・大正時代の女着物についての一考察-東京国立博物館保管品を中心として-(河村まち子)

第467号 (1990年 2月) B5判

朝鮮半島出土の有銘環頭大刀(早乙女雅博・東野治之)
福岡・万行寺の快成作阿弥陀如来立像と仏足文表現(山本勉)
東京国立博物館保管「アジア航海図並に日本航海図」考(下)(大塚英明)

第466号 (1990年 1月) B5判

歴史系博物館の研究と展示-既存の文献史学との関連で-(湯浅隆)
東京国立博物館保管「アジア航海図並に日本航海図」考(上)(大塚英明)
滋賀・飯道神社の懸仏について(加島勝)
(資料紹介)国有乾漆力士形立像(副島弘道)

第465号 (1989年 12月) B5判

土佐派と料紙装飾-大応寺蔵「源氏物語抜書断簡」をめぐって-(片桐弥生)
祇園南海再考-印影による制作年代の探求-(小田誠太郎)
長崎奉行所旧蔵キリシタン遺物三聖人図の原画及び模写の修復(歌田眞介)
長崎奉行所旧蔵キリシタン遺物三聖人図、模写図の絵画試料分析について(宮田純一)

第464号 (1989年 11月) B5判

承久本北野天神縁起の白描下絵について(真保亨)
南宋絹織物にみる二、三の特色について-醍醐寺山水屏風の綾を中心に-(河上繁樹)
新指定重要文化財大阪夏の陣図屏風について(宮島新一)

第463号 (1989年 10月) B5判

【特集】室町時代の美術
室町絵画と中世史研究(黒田日出男)
室町時代刀剣の様相(小笠原信夫)
十五世紀における中国絵画趣味(島尾新)

第462号 (1989年 9月) B5判

絵巻における添景描写の機能-「小野雪見御幸絵巻」について-(原口志津子)
歌麿の「青楼十二時」とその周辺(大久保純一)
〔資料紹介〕旧有馬家所蔵銅矛について(井上洋一)

第461号 (1989年 8月) B5判

「興福寺建築諸図」(東京国立博物館蔵)について(濱島正士)
インド・マラバール海岸における中国陶磁片の出土について(辛島昇)
〔資料紹介〕足利・光得寺黒地蔵堂の地蔵菩薩坐像(大澤慶子)

第460号 (1989年 7月) B5判

長崎山清水寺不動明王三童子像(徳山光)
法隆寺献納宝物平絹幡と綾幡足・織物天蓋-重要資料緊急修理(昭和六十三年度)を終えて-(沢田むつ代)
六十六部聖の奉納経筒にみる規格性について-大田南八幡宮奉納経筒を中心として-(松原典明)

第459号 (1989年 6月) B5判

「ファン・ロイエン花鳥図」考-羅漢寺の和蘭絵とその模本について-(児島薫)
伊吹・上野廃寺の大日如来像について(岩田茂樹)
〔資料紹介〕島根・東陽庵の仏師蓮法作薬師如来坐像(的野克之)

第458号 (1989年 5月) B5判

中尊寺金色堂内左右壇の寺伝錯誤問題について(岩佐光晴)
蒔絵技法史からみた「梨地」と「平目地」(日高薫)

第457号 (1989年 4月) B5判

【特集】法隆寺献納宝物竜首水瓶
法隆寺献納宝物竜首水瓶について(中野政樹)
法隆寺献納宝物竜首水瓶の墨書銘(東野治之)
法隆寺献納宝物竜首水瓶の科学的調査(平尾良光・三浦定俊)

第456号 (1989年 3月) B5判

紅毛船唐船琉球産物端物切本帳について(小笠原小枝・石田千尋)
辻が花に関する考察-資料分類を中心として-(大曽根早苗)
茨城・円福寺の阿弥陀三尊像について-初期真宗在銘木像の一例-(後藤道雄・今井雅晴)

第455号 (1989年 2月) B5判

仁和寺阿弥陀三尊像の諸問題と同寺二天像(伊東史朗)
宮津如意寺の快慶作地蔵菩薩坐像について(米屋優)
寛政期以降の呉春について(小嵜善通)

第454号 (1989年 1月) B5判

「機械処理による目録データの加工」への前書き(高見沢明雄)
機械処理による目録データの加工-東京国立博物館収蔵品目録を例に-(黒川廣子)

第453号 (1988年 12月) B5判

笠間時朝発願の大日如来像(麻木脩平)
日本銀行蔵(東京国立博物館寄託)の阿弥陀如来図(鄭于澤)

第452号 (1988年 11月) B5判

朝鮮半島出土の磨製石剣について(田村晃一)
Xiu飾録について-そのテキストと注釈を中心に(佐藤武敏)
高津古文化会館蔵『扇面草紙』について(並木誠士)

第451号 (1988年 10月) B5判

縄文文化の起源(小林達雄)
弥生時代の開始(後藤直)
須恵器の初源-その様相と生産の系譜-(中村浩)
三重県伊勢市朝熊山経塚発掘ノート-経塚の構造と造営次第-(稲垣晋也)

第450号 (1988年 9月) B5判

正木美術館蔵「山荘図」について(太田孝彦)
東京国立博物館保管重要文化財桃井直詮像について(宮島新一)
伝狩野宗秀筆「韃靼人狩猟・打毬図」屏風について(鬼原俊枝)

第449号 (1988年 8月) B5判

鼓胴の構造と装飾(加藤寛)
武生市荒谷町観音堂聖観音菩薩立像について-越前の本地仏の一例として-(長坂一郎)
大阪・道明寺十一面観音像(伝試みの観音)について(下)(松田誠一郎)

第448号 (1988年 7月) B5判

大阪道明寺十一面観音像(伝試みの観音)について(松田誠一郎)
兵庫・瑠璃寺木造不動明王坐像(神戸佳文)
彦根市来迎寺の阿弥陀如来坐像について(齋藤望)

第447号 (1988年 6月) B5判

飾技術と飾師(原田一敏)
雲霞形態の成立と展開-中世和画屏風の一側面-(泉万里)
歌川豊国の美人画について(大久保純一)

第446号 (1988年 5月) B5判

二仏並坐像考(久野美樹)
上総金鈴塚古墳出土飾履の再検討(松尾昌彦)
法隆寺献納宝物染織幡五流-重要資料緊急修理(昭和六十二年度)を終えて-(沢田むつ代)

第445号 (1988年 4月) B5判

京都府久津川車塚古墳出土の甲冑-いわゆる“一枚錣”の提起する問題-(古谷毅)
大阪・金剛寺多宝塔大日如来像について(武笠朗)
宗達派源氏絵の先蹤作品探索-白描絵巻を中心として-(村瀬美恵子)

第444号 (1988年 3月) B5判

蜷川親元像紙形について-土佐光信関係の肖像画資料-(相澤正彦)
初期唐織の変遷と現存作例の制作年代について-本能寺唐織袈裟を手がかりに-(佐藤理恵)
『永寿院様御道具目録』について(史料篇)-近世大名道具の研究-(浅野長孝)

第443号 (1988年 2月) B5判

日本古代の琥珀の道(前島己基)
葛飾北斎-為一落款考-付・為一期錦絵作品総目録(永田生慈)
『永寿院様御道具目録』について(解説篇)-近世大名道具の研究-(浅野長孝)

第442号 (1988年 1月) B5判

快慶作八葉蓮華寺阿弥陀如来像の納入品について(根立研介)
井伊家蔵我宿蒔絵硯箱について(鈴木規夫)
法隆寺献納宝物染織幡三流と幡足一条-重要資料緊急修理(昭和六十一年度)を終えて-(沢田むつ代)

第441号 (1987年 12月) B5判

資料紹介小倉コレクションの金銅製四葉文円形金具(池田厚史)
銭弘俶八万四千塔について(関根俊一)
東京国立博物館保管善光寺式阿弥陀三尊像について(ドナルド・F・マッカラム)
フェノロサ美術館論を読む(山口静一)

第440号 (1987年 11月) B5判

【特集】美術史研究とコンピューター
美術史研究とコンピューター(高見沢明雄)
美術史研究における情報と電算機の利用-情報の共有化をめぐって-(米倉迪夫)
大和文華館の美術研究システム(早川聞多・藤田伸也)
美術史研究者(個人)にとってのコンピューター利用の可能性(須藤弘敏)

第439号 (1987年 10月) B5判

【特集】日本の水墨画
色と光-水墨発生のメカニズムに関する一提言-(戸田禎佑)
日本禅人等楊筆「四季山水図」の眺望(渡邊明義)
水墨画の流れの中に見る蕪村作品の特異性(佐々木丞平)

第438号 (1987年 9月) B5判

仏師院豪とその作例-島根清泰寺阿弥陀如来立像と浄音寺十一面観音立像-(清水眞澄)
メトロポリタン美術館所蔵幸阿弥新三郎銘風俗図蒔絵合子(高橋都代子)
二世五姓田芳柳の画業(山口正彦)

第437号 (1987年 8月) B5判

高山寺本「鷹司兼平筆跡」考証(古谷稔)
滋賀・鶏足寺の木心乾漆十二神将立像について-その制作年代の推定-(高梨純次)
浄土寺南田町経塚(難波田徹)

第436号 (1987年 7月) B5判

伝後円融天皇宸筆「新撰朗詠集抄」の料紙装飾について(四辻秀紀)
歌麿改名以前-豊章期の諸問題-(杉本隆一)
明初太祖の対外政策の形成について(大隅晶子)

第435号 (1987年 6月) B5判

中国古代の漆耳杯(佐藤武敏)
大国魂神社所蔵美以登呂鏡と金唐革鏡箱(イザベル・田中・ファン・ダーレン)
法隆寺献納宝物淡縹地狩猟文錦残欠-重要資料緊急修理(昭和六十年度)を終えて下(沢田むつ代)

第434号 (1987年 5月) B5判

縄文時代の初期土偶(原田昌幸)
文化庁保管・重要文化財男山八幡宮曼荼羅図について(宮島新一)
琉球箔絵考(荒川浩和)

第433号 (1987年 4月) B5判

法隆寺献納宝物香木の銘文と古代の香料貿易-とくにパフラヴィー文字の刻銘とソグド文字の焼印をめぐって-(東野治之)
〔補説1〕Pahlavi刻銘について(熊本裕)
ソグド語の焼印について(吉田豊)
東京国立博物館保管・十六善神画像について(林温)

第432号 (1987年 3月) B5判

【特集】金銅仏
中国金銅仏の一側面-いわゆるAltarpieceについて-(田辺三郎助)
短裳形式の誕生仏-朝鮮と日本の古代の作例-(田中義恭)
日本古代小金銅仏の二つの鋳造法とその造形的特色(西川杏太郎)

第431号 (1987年 2月) B5判

山城穀塚古墳出土須恵器について-東京国立博物館収蔵資料の再検討-(中村浩)
〈新収品紹介〉インド更紗ピチャヴァイについて(小笠原小枝)

第430号 (1987年 1月) B5判

十八世紀後期江戸画壇の一様相-南蘋派の受容をめぐって-(安村敏信)
足利・真教寺の快慶作阿弥陀如来立像(山本勉)
東京都奥多摩町白髭神社伝来の和鏡について(加島勝)

第429号 (1986年 12月) B5判

乾山の立葵図(西本周子)
菊池容斎の位置(福田徳樹)
法隆寺献納宝物染織幡四旒-重要資料緊急修理(昭和六十年度)を終えて上-(沢田むつ代)

第428号 (1986年 11月) B5判

「松浦宮物語」の書写年代(島谷弘幸)
鄭顛仙資料(近藤秀美)

第427号 (1986年 10月) B5判

文献資料にみる漆芸品(1)-『仁和寺御室御物実録』をめぐって(小松大秀)
田中本『諸観音図像』について(宮島新一)
「方格規矩鏡」の図紋の系譜-刻婁博局去不羊の銘文をもつ鏡について-(西田守夫)

第426号 (1986年 9月) B5判

岐阜県根尾村春日神社の能装束-狩衣を中心に-(河上繁樹)
太鼓形酒筒について(鈴木規夫)
東窯といわれる青磁碗について(長谷部楽爾)

第425号 (1986年 8月) B5判

群馬県における馬形埴輪の変遷-上芝古墳出土品を中心として-(稲村繁)
千代姫の金唐草(イザベル・田中・ファンダーレン)

第424号 (1986年 7月) B5判

出光美術館両界曼荼羅図(鎮国寺旧蔵)(臺信祐爾)
「寒河」印・源氏物語図扇面貼交屏風(大倉隆二)

第423号 (1986年 6月) B5判

『星光寺縁起絵』私見(榊原悟)
八世紀の胸飾における伝統の形成と新様の受容について(下)-彫塑附属の胸飾を中心として-(松田誠一郎)

第422号 (1986年 5月) B5判

八世紀の胸飾における伝統の形成と新様の受容について(上)-彫塑附属の胸飾を中心として-(松田誠一郎)
滋賀県高宮寺の嘉暦二年銘時宗肖像彫刻(薄井和男)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(六)-完-(久保木彰一)
米国現在中国画学書所在一覧(379号補遺)(鶴田武良)
資料紹介・延久四年銘阿弥陀如来像(381号補遺)(田中義恭)

第421号 (1986年 4月) B5判

聖衆来迎寺蔵『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第廿五』について(土井通弘)
明代宣徳~天順期の朝貢について(大隅晶子)

第420号 (1986年 3月) B5判

南禅院の一山一寧像について(根立研介)
近世大名婚礼調度について(下)-近世漆工藝基礎資料の研究-(荒川浩和・小松大秀・灰野昭郎)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(五)(久保木彰一)

第419号 (1986年 2月) B5判

湯女図論(佐藤康宏)
近世大名婚礼調度について(上)-近世漆工藝基礎資料の研究-(荒川浩和・小松大秀・灰野昭郎)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(四)(久保木彰一)

第418号 (1986年 1月) B5判

せん仏と押出仏の同原型資料-夏見廃寺のせん仏を中心として-(大脇潔)
藤田美術館の快慶作地蔵菩薩立像(山本勉)

第417号 (1985年 12月) B5判

江戸時代中期の小袖意匠-小袖意匠における元禄期の意味-(長崎厳)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(三)(久保木彰一)

第416号 (1985年 11月) B5判

【特集】日本陶磁史研究(2)
須恵器の造型とその変遷-とくにその歴史的背景の検討を通じて-(中村浩)
出土陶磁よりみた十五、十六世紀における画期の素描(小野正敏)
室町後期・桃山前期における茶陶の発生と展開(赤沼多佳)

第415号 (1985年 10月) B5判

【特集】日本陶磁史研究(1)
考古学成果を踏まえた陶磁史の精神史的理解(矢部良明)
十七世紀における肥前磁器の変遷-発掘資料を中心として-(大橋康二)
初期伊万里から輸出磁器への展開-考古学調査による新資料を基にして(西田宏子)
特別展紹介日本の陶磁

第414号 (1985年 9月) B5判

近世における定家詠月次花鳥歌絵の展開-吉村孝敬作品を中心に-(武野恵)
佐藤一斎の肖像(松原茂)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(二)(久保木彰一)

第413号 (1985年 8月) B5判

四王寺型経筒-村上経塚出土遺物の紹介-(杉山洋)
漆器の素地について-桶物素地をめぐって-(高橋隆博)
会津田島薬師寺の木造阿弥陀如来坐像(若林繁)

第412号 (1985年 7月) B5判

古墳時代後期の器皿にみる中国六朝器皿の影響(矢部良明)
朝鮮時代後期の宮中服飾に関する研究(下)-東京国立博物館所蔵英親王・王妃の礼服を中心に-(金英淑)
飜刻『荒木寛畝翁自伝』(一)(久保木彰一)

第411号 (1985年 6月) B5判

享保八年の新年御会懐紙手鏡(古谷稔)
朝鮮時代後期の宮中服飾に関する研究(上)-東京国立博物館所蔵英親王・王妃の礼服を中心に-(金英淑)

第410号 (1985年 5月) B5判

滋賀県政所八幡神社の能装束(河上繁樹)
狩野探幽筆倣古画図巻(影山純夫)

第409号 (1985年 4月) B5判

山城鍛冶了戒・信国考(小笠原信夫)
旧岩国藩主吉川家蔵「目判申分書状」をめぐって-探幽関係を中心に-(吉積久年)
球磨・荒田観音堂の保延七年銘釈迦如来坐像(有木芳隆)

第408号 (1985年 3月) B5判

“紅嫌い”の発生とその背景(松原茂)
五姓田芳柳の肖像画(下)(山口正彦)
法隆寺献納宝物平絹幡残欠二旒-重要資料緊急修理(昭和五十九年度)を終えて-(沢田むつ代)
西光院着装弘法大師像(田中義恭)

第407号 (1985年 2月) B5判

宗貞と宗印-近世初頭の奈良仏師に関するおぼえがき-(山本勉)
暁斎のグラフィズム-工芸意匠家としての-(長谷川栄)
五姓田芳柳の肖像画(上)(山口正彦)

第406号 (1985年 1月) B5判

墨蘭ニ題-鉄舟徳済、玉えん梵芳の作品紹介を兼ねて文人画僧の系譜に及ぶ-(赤沢英二)
古版木と彫技術記録の紹介(菊地貞夫)
当世具足の五枚胴について-いわゆる雪下胴を中心にして-(池田宏)

第405号 (1984年 12月) B5判

勝川春章と勝川派(上田収)
遊行寺宝物館所蔵明応八年銘鰐口について(加島勝)

第404号 (1984年 11月) B5判

【特集】浮世絵(2)
初期浮世絵について(山口桂三郎)
風景版画の成立(細野正信)
広重・みちのくの旅(吉田漱)

第403号 (1984年 10月) B5判

【特集】浮世絵(1)
絵本と挿絵本-その浮世絵一枚絵との交渉-(鈴木重三)
歌麿美人画の新しさについて(狩野博幸)
葛飾北斎・春朗期の落款変遷とその分類(未定稿)(永田生慈)

第402号 (1984年 9月) B5判

新指定文化財紹介土佐光起の紙中極めがある四季花鳥図屏風について(宮島新一)
新指定文化財紹介古代造樹の諸相(鈴木規夫)
朝鮮半島出土の環鈴(早乙女雅博)

第401号 (1984年 8月) B5判

『桑実寺縁起絵』詞書小解(榊原悟)
羅漢図と高僧図-説話画としての-(中村興二)
松花堂昭乘の画題-布袋図と寒山十得図(矢崎格)

第400号 (1984年 7月) B5判

館蔵品紹介旧仏印極東学院交換の陶器(長谷部楽爾)
仏師康傳・康以と大仏師系図(佐藤昭夫)(樋口隆康)
ニ祖調心図<伝石恪画・重要文化財>に付属する虞集跋の問題(角井博)
『MUSEUM』の三十年(原田実)

第399号 (1984年 6月) B5判

東京国立博物館所蔵上代錦の文様(長崎巌)
滋賀・仏心寺木造聖観音菩薩立像について(高梨純次)

第398号 (1984年 5月) B5判

トランスコーカシアの動物文青銅製帯について(下)(雪嶋宏一)
明代永楽期における朝貢について(大隅晶子)

第397号 (1984年 4月) B5判

藤原隆信の生涯と才藝(宮島新一)
トランスコーカシアの動物文青銅製帯について(上)(雪嶋宏一)
中国出土の古代ガラス(一)両周・両漢-最近の出土例を中心に-(谷一尚)
東京国立博物館保管上代裂の銘文に関する若干の補訂(浅井和春)

第396号 (1984年 3月) B5判

法隆寺献納宝物染織幡五旒-重要資料緊急修理(昭和五十八年度)を終えて-(沢田むつ代)
河鍋暁斎挿絵本の書目ならびに解題-暁斎の挿絵とデザイン-(下)(及川茂・山口静一)
松方幸次郎とその美術館構想について(下)(湊典子)

第395号 (1984年 2月) B5判

印籠と根付の発生に対する一考察(荒川浩和)
河鍋暁斎挿絵本の書目ならびに解題-暁斎の挿絵とデザイン-(上)(及川茂・山口静一)
松方幸次郎とその美術館構想について(上)(湊典子)

第394号 (1984年 1月) B5判

寿永三年銘の阿弥陀如来坐像及びその随侍像について(北口英雄)
資料紹介無本覚心の画像(梶谷亮治)
世良田東照宮の三十六歌仙絵額(松木寛)

第393号 (1983年 12月) B5判

【特集】日本の金工(2)
日本の魚々子-受容と展開-(中野政樹)
懸仏とその銘文をめぐって(難波田徹)
作品解説長谷寺銅板法華説相図(田中義恭)
作品解説春日大社籠手(広井雄一)
作品解説加納夏夫作千羽鶴花瓶(長谷川栄)

第392号 (1983年 11月) B5判

【特集】日本の金工(1)
仏像を表現する金剛鈴の展開(岡崎譲治)
総持寺・蔵王権現鏡像の周辺-鏡像から御正躰へ-(田辺三郎助)
御輿の発生とその流れ-鞆淵八幡御輿を中心として-(鈴木友也)
法隆寺献納宝物銅板押出阿弥陀三尊及比丘形像について(光森正士)

第391号 (1983年 10月) B5判

新指定文化財紹介石人石馬の資料(安藤孝一)
新指定文化財紹介宝勝院阿弥陀如来像とその納入品(三宅久雄)
関連資料三重・専修寺の慶俊作阿弥陀如来立像(山本勉)
嵯峨天皇宸翰哭澄上人詩(島谷弘幸)

第390号 (1983年 9月) B5判

【特集】法隆寺・東大寺伝来の上代裂(2)
東京国立博物館保管上代裂について(下)(奥村秀雄)
東京国立博物館保管上代裂の銘文について(浅井和春)
上代裂の色彩調査-その方法と目的について-(湊幸衛)

第389号 (1983年 8月) B5判

【特集】法隆寺・東大寺伝来の上代裂(1)
東京国立博物館保管上代裂について(上)(奥村秀雄)
法隆寺幡に使われている「綾」-正倉院幡との比較において-(沢田むつ代)
東京国立博物館保管上代裂の文様-染め等の文様について-(長崎巌)

第388号 (1983年 7月) B5判

法隆寺金堂四天王光背銘の「片文皮臣」(東野治之)
奈良・応現寺不空羂索観音菩薩坐像(山本勉)
神護寺薬師三尊像をめぐって(W)(浅井和春)

第387号 (1983年 6月) B5判

木更津の長楽寺薬師如来坐像について(鈴木喜博)
康尚三年銘の月待板碑-東京都五日市町高尾出土-(関秀夫)
住吉具慶筆「徒然草画帖」-制作時期とその背景-(松原茂)
新資料紹介恵林上人経弁の曼荼羅集(有賀祥隆)
ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵アーネスト・F・フェノロサ資料第一巻(原田実)

第386号 (1983年 5月) B5判

【特集】密教美術
密教阿弥陀像から浄土教阿弥陀像へ(中野玄三)
大日如来と失われた密教空間(田村隆照)
ボストン美術館如意輪観音画像考(濱田隆)

第385号 (1983年 4月) B5判

浮舟-源氏物語における恋-(ジュリアミーチ=ペカリック)
伊達斎邦所用具足の菖蒲韋について(金子賢治)
備前大宮鍛冶の系譜に関する問題(小笠原信夫)

第384号 (1983年 3月) B5判

ボストン美術館蔵「日本絵画名品展」開催前後(中村溪夫)
ビゲロウ、フェノロサ、岡倉-ボストン美術館日本部の形成と発展(1)-創設まで(村形明子)
天理図書館メトロポリタン本源氏物語絵巻の原初形態-新発見の詞書断簡四葉をめぐって(久保木彰一)

第383号 (1983年 2月) B5判

慶長小袖の系譜-その成立と展開-(河上繁樹)
花形杏葉と光背(小野山節)
漆芸品における「蘆手」表現とその展開(小松大秀)

第382号 (1983年 1月) B5判

法隆寺献納宝物錦斜継分袷幡・平絹襷継分幡について-重要資料緊急修理を終えて-(沢田むつ代)
鉛同位体比法による漢式鏡に研究(二)-西日本出土の鏡を中心として-(馬渕久夫・平尾良光)
「鉛同位体比法による漢式鏡の研究(二)」の資料蒐集と雑感-弥生式小形ぼう製鏡および古墳出土の画像鏡・神獣鏡・獣帯鏡を中心として-(西田守夫)

第381号 (1982年 12月) B5判

真室川内町薬師堂の薬師如来倚像について(麻木脩平)
新出の世尊寺行信書巻(古谷稔)
青銅製品の保存修復(青木繁夫)
資料紹介・延久四年銘阿弥陀如来像(田中義恭)

第380号 (1982年 11月) B5判

【特集】中国の絵画(2)
馬遠筆の一画巻について-その主題の確認-(マーク・F・ウイルソン)
中国絵画の素地とその加工をめぐる二三の検討(渡辺明義)
模写性-南宋及び元の絵画を中心として-(戸田禎佑)
飛白石について(湊信幸)

第379号 (1982年 10月) B5判

【特集】中国の絵画(1)
破墨の原義-その来源を楽と書に求めて-(何恵鑑)
中国絵画の復権(古原宏伸)
米国現在中国画学書解題(鶴田武良)

第378号 (1982年 9月) B5判

“稲荷山鉄剣”表面錆の解析(新日本製鉄基礎研究所製鉄史研究会)
資料紹介銅造誕生釈迦仏立像(金子啓明)
資料紹介風俗図屏風(菊池貞夫)
暁斎のキネティシスム(長谷川栄)

第377号 (1982年 8月) B5判

神護寺薬師三尊像をめぐって(V)(浅井和春)
伝永徳筆仙人高士図屏風について(宮島新一)
伊藤若冲の版画(小林忠)
抱一「洋犬図絵馬」の原画-等宿「双狗図」模本の紹介-(村重寧)

第376号 (1982年 7月) B5判

瓦当文様の創作(森郁夫)
石清水八幡宮検校法印宗清の『仏像目録』と院派仏師(山本勉)
元和・寛永銘小袖裂打敷(真珠庵蔵)について-江戸時代前期の染織資料-(切畑健)
資料紹介『柳多留』にみえる北斎の川柳、狂句-付・使用年代を変更すべき画号について-(永田生慈)

第375号 (1982年 6月) B5判

咋鳥文の系譜-含綬鳥文を中心として-(井口喜晴)
神島八代神社の唐草飛禽八稜鏡(亀井正道)
田能村竹田青年期の画-出光美術館所蔵の作例を中心に-(黒田泰三)

第374号 (1982年 5月) B5判

薬師寺東塔さつ銘小考-とくに「鋪金未遂」の解釈について-(松山鉄夫)
法隆寺献納宝物唐花文きょう纈羅幡について-重要資料緊急修理を終えて-(沢田むつ代)
古染付を介して、織部焼から伊万里焼へ(矢部良明)

第373号 (1982年 4月) B5判

小倉コレクションの高麗・李朝陶磁(長谷部楽爾)
須玖遺跡D地点出土青銅利器の再検討(岩永省三)
染織資料としての小袖模様雛形本-小袖模様との関係を中心に-(長崎巌)
今井八九郎作製の蝦夷地図考・二-奥尻島測量原図を中心に-(佐々木利和)

第372号 (1982年 3月) B5判

【特集】小倉コレクション
新羅・加耶の冠-小倉コレクションの研究(1)(早乙女雅博)
資料紹介金象嵌銅魁(高浜秀)
寄贈・小倉コレクション所収朝鮮三国時代の仏像について(浅井和春)
小倉コレクション李朝絵画目録(湊信幸)

第371号 (1982年 2月) B5判

奈良・大蔵寺地蔵菩薩坐像再考-鎌倉時代中期の円派仏師の作例として-(山本勉)
明初洪武における朝貢について(大隅晶子)
松田改組と「光風霽月帖」(細野正信)

第370号 (1982年 1月) B5判

鉛同位体比法による漢式鏡に研究(馬渕久夫・平尾良光)
鉛同位体比法による漢式鏡研究への期待と雑感-主として呉鏡と三角縁神獣鏡の関連資料について-(西田守夫)
新発見の梅沢本斎宮女御集(島谷弘幸)
浄厳院本「阿弥陀来迎図」について-平安時代来迎図の一遺例-(泉武夫)

第369号 (1981年 12月) B5判

【特集】正倉院宝物(3)
正倉院宝物に関連する近年の新羅古蹟出土遺物(河田貞)
琴のきゅう漆(荒川浩和)

第368号 (1981年 11月) B5判

【特集】正倉院宝物(2)
正倉院宝物の製作地の問題(後藤四郎)
正倉院の刀子(阿部弘)
正倉院宝物の佐波理加盤わん(中野政樹)
正倉院宝物の南海要素覚書(杉山二郎)

第367号 (1981年 10月) B5判

【特集】正倉院宝物(1)
正倉院小史(和田軍一)
金漆と密陀絵(松島順正)
正倉院中倉所蔵の献物机について(木内武男)
正倉院大刀について(加島進)

第366号 (1981年 9月) B5判

瓦経の規格性-大日寺、小竹塚瓦経を例として-(難波田徹)
新藤五国光に関する一考察(小笠原信夫)
漆芸品における文学意匠(下)(小松大秀)

第365号 (1981年 8月) B5判

太安萬侶の墓の謎(李家正文)
雪舟筆山寺図について(高見沢明雄)
秀文考(内藤浩)

第364号 (1981年 7月) B5判

東京国立博物館保管陳介祺旧蔵の封泥-とくにその形式と使用法について-(江村治樹)
若冲における模写の意義(佐藤康宏)

第363号 (1981年 6月) B5判

伝熱河省赤峰出土の銀製人面(池田厚史)
神護寺薬師三尊像をめぐって(中)(浅井和春)
柴田是真絵画試論(安村敏信)

第362号 (1981年 5月) B5判

神護寺薬師三尊像をめぐって(上)(浅井和春)
江戸後期の「西遊紀行」について(下)-鈴木其一著「癸巳西遊日記」を中心として-(玉蟲敏子)
資料公刊ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵フェノロサ資料フェノロサと美術行政(下)(村形明子)

第361号 (1981年 4月) B5判

栃木県足利市十二天古墳の再検討(望月幹夫)
「名物緞子」にみる緞子に関する一考察-特別展「茶の美術」出品の仕覆中心に-(小笠原小枝)
江戸後期の「西遊紀行」について(上)-鈴木其一著「癸巳西遊日記」を中心として-(玉蟲敏子)

第360号 (1981年 3月) B5判

漆芸品における文学意匠(上)(小松大秀)
良渚文化の玉器若干をめぐって(林巳奈夫)
中山王国文物展

第359号 (1981年 2月) B5判

伝浄瑠璃寺旧蔵の十二神将像について-その図像と造形表現を中心に-(金子啓明)
越前下坂鍛冶に関する諸問題(原田一敏)
伊藤若冲独創の逸格描法について(小林忠)

第358号 (1981年 1月) B5判

敦煌莫高窟二一五号前室のせん仏(賀川光夫)
鎌倉彫と彫漆の技法に対する一考察(荒川浩和)
”紅嫌い”と寛政の改革(松原茂)

第357号 (1980年 12月) B5判

上毛野・伊勢崎市恵下古墳出土のガラス玉と須恵器と馬具(小野山節・本村豪章)
竹島御家老屋敷古墳出土の正+□始元年三角縁階段式神獣鏡と三面の鏡-三角縁神獣鏡の同笵関係資料(五)-(西田守夫)
竹島御家老屋敷古墳出土鏡片の鉛同体比による同定(馬淵久夫・平尾良光)

第356号 (1980年 11月) B5判

中国陶磁の伝世について(長谷部楽爾)
東京国立博物館保管北方系の刀子(高浜秀)
東京芸術大学保管法隆寺献納伎楽面金剛の宝冠について(石松日奈子)
資料公刊ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵フェノロサ資料フェノロサの美術行政(上)(村形明子)

第355号 (1980年 10月) B5判

【特集】茶の美術(2)
茶と唐物、唐絵-金沢文庫史料を中心として-(松下隆章)
茶陶の変遷-唐物数奇から佗数奇へ-(林屋晴三)
茶杓の美学(西山松之助)

第354号 (1980年 9月) B5判

【特集】茶の美術(1)
茶室-利休とその後-(中村昌生)
禅林墨跡について(芳賀幸四郎)
茶席における古筆の愛好(古谷稔)

第353号 (1980年 8月) B5判

峯定寺千手観音像および毘沙門天像(浅井和春)
陳子和について(湊信幸)
資料紹介 東京国立博物館保管の文字散意匠小袖について(続)(橋本澄子)

第352号 (1980年 7月) B5判

京都国立博物館蔵瓦経片の復元的研究(難波田徹)
春日大社御神宝蒔絵箏(中里寿克)
今井八九郎作成の蝦夷地図考・一「利尻島礼文島測量製図」を中心に(佐々木利和)

第351号 (1980年 6月) B5判

敦煌塑像の技法(本間紀男)
キジール第十七窟(菩薩天井洞)の壁画(中野照男)
渡辺省亭筆迎賓館食堂七宝額下絵について(細野正信)

第350号 (1980年 5月) B5判

【特集】東大寺の美術
華厳経美術の展開(石田尚豊)
大仏造立前期の諸問題-三月堂レベルでの多臂像の系譜-(杉山二郎)
東大寺法華堂天蓋光心の海獣葡萄鏡(中野政樹)
重源と運慶・快慶(田辺三郎助)

第349号 (1980年 4月) B5判

資料紹介東京国立博物館保管の文字散意匠小袖について(橋本澄子)
『旧江戸城之図』と横山松三郎(萬木康博)
ボストン美術館蔵雪舟等楊筆寿老図-新発見の報告-(ウィレム・ドレースマン)

第348号 (1980年 3月) B5判

法隆寺の仏幡について(木内武男・沢田むつ代)
フェノロサの宝物調査と帝国博物館の構想(下)-ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵遺稿を中心に-(村形明子)

第347号 (1980年 2月) B5判

修験道山伏笈概説(岡崎譲治)
「悲母観音像」の原画について(細野正信)
フェノロサの宝物調査と帝国博物館の構想(上)-ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵遺稿を中心に-(村形明子)

第346号 (1980年 1月) B5判

年紀ある山城国来派について(加島進)
正嘉銘の鞍馬寺銅燈籠(難波田徹)
明治期狩野派の変遷(下)(草薙奈津子)

第345号 (1979年 12月) B5判

天寿国繍帳と金銅灌頂幡にみられる天人誕生の図像(吉村怜)
菊螺鈿鞍について(小松大秀)
亜欧堂田善の銅版画「MASR」の意味と原図について(磯崎康彦)

第344号 (1979年 11月) B5判

【特集】狩野派の絵画(3)
狩野派と桃山画壇(武田恒夫)
狩野晴川院と絵巻(松原茂)
明治期狩野派の変遷(上)(草薙奈津子)

第343号 (1979年 10月) B5判

【特集】狩野派の絵画(2)
狩野派様式の成立とやまと絵-伝元信筆「釈迦堂縁起」の意義-(村重寧)
江戸初期狩野派をめぐる問題-本朝画史と関連して-(榊原悟)
四奥絵師とその末裔(細野正信)

第342号 (1979年 9月) B5判

【特集】狩野派の絵画(1)
狩野派の源流とその発展(中村渓男)
初期狩野派の画風展開(辻惟雄)
川越喜多院「職人尽絵」(菊地貞夫)

第341号 (1979年 8月) B5判

猿面硯について(楢崎彰一)
琉球漆工藝資料-祝女関係丸櫃について-(荒川浩和)
エジプト、アル・フスタート遺跡の発掘調査(第一次)(桜井清彦・川床睦夫)

第340号 (1979年 7月) B5判

船山古墳と銀象嵌大刀(亀井正道)
大和・高取町松山古墳出土の鉄鏡について(本村豪章)
古文化財に対する光学的鑑識(石川陸郎)

第339号 (1979年 6月) B5判

鐘形装飾付馬具とその分布(小野山節)
献物帳についての基礎的考察-東大寺以下十八か寺への献納経過-(柳雄太郎)
法隆寺霊宝の江戸開帳続貂-七種之宝物の納入筥の寄進-(樋口秀雄)

第338号 (1979年 5月) B5判

新疆アスタァナの高昌国末期より盛唐にわたる張雄の家系の古墓(岡崎敬)
鍬形けい斎絵本の検討(狩野博幸)
長谷部国重についての一考察(小笠原信夫)

第337号 (1979年 4月) B5判

【特集】中国出土のシルクロード文物
“踏燕奔馬”と甘粛省武威の漢墓をめぐる二・三の問題(秋山進午)
唐代金銀器始源(桑山正進)
唐三彩の諸問題(長谷部楽爾)

第336号 (1979年 3月) B5判

後期古墳の一様相-細頚瓶を中心として-(本村豪章)
田中氏寄贈の伝不空羂索観音像について(高崎富士彦)
法隆寺献納宝物「舎利塔(金銅宝塔形舎利塔)」と中心として(香取忠彦)
隠元禅師所用面盆架の周辺(郷家忠臣)

第335号 (1979年 2月) B5判

【特集】舎利塔と色絵磁器
春日宮曼荼羅舎利厨子と携帯用舎利厨子について(河田貞)
柿右衛門様式色絵磁器の成立過程についての二つの考察(矢部良明)
柿右衛門様式の展開-輸出磁器の立場から-(西田宏子)

第334号 (1979年 1月) B5判

先殷式の玉器文化(林巳奈夫)
王建中書幅と市河米庵-寄贈者・阿部孝次郎氏に寄す-(角井博)
東京国立博物館保管「旧江戸城写真帖」(原田実)

第333号 (1978年 12月) B5判

東京国立博物館保管葡萄垂架図・蓮鷺図双幅の周辺(戸田禎佑)
東京国立博物館保管クムトラ出土の塑像頭部(中野照男)
明代・萬暦初期の彫漆作品について(西岡康宏)

第332号 (1978年 11月) B5判

法隆寺献納宝物「糞掃衣」について(木内武男・沢田むつ代)
運搬具修羅の源流と変遷(李家正文)
カニ・ハマ村の織カシミア(小笠原小枝)

第331号 (1978年 10月) B5判

【特集】日本の書(2)
光悦の周辺と光悦流の源をさぐる(小松茂美)
日本の書流について(堀江知彦)
江戸の唐様について-流入した書跡・法帖と唐様書道の展開-(角井博)

第330号 (1978年 9月) B5判

【特集】日本の書(1)
白鳳・奈良時代初期における書風の変遷(田中稔)
三筆三蹟と和様の確立(古谷稔)
宸翰様(是澤恭三)

第329号 (1978年 8月) B5判

観画と識画-知的直感と知的価値判断の概念の成立過程-(矢部良明)
明恵上人樹上坐禅像の問題(中島博)
東京国立博物館保管富岡鉄斎筆『旧蝦夷風俗図屏風』について-アイヌ民族誌の資料としての検討-(佐々木利和)

第328号 (1978年 7月) B5判

浮世絵の複製版画-春信作品について(菊池貞夫)
靖国神社所蔵の鞍二背について(小松大秀)
東大寺伝世銅鉢考(柳雄太郎)

第327号 (1978年 6月) B5判

冷泉為恭の画事(中村渓男)
特集陳列「冷泉為恭」出品目録
九州伊万里湾発見の褐釉壺について(松岡史・前田軍治・吉岡完祐・前田恵美子)

第326号 (1978年 5月) B5判

桃山時代の甲冑(稲田和彦)
森川杜園の鹿彫について-慶応二年春日若宮奉納白鹿像をめぐる問題-(浅井允晶)
三角縁神獣鏡の同笵関係資料(4)(西田守夫)

第325号 (1978年 4月) B5判

鳳凰堂阿弥陀如来像と観想(金子啓明)
『和蘭官軍之服装及軍装略図』の原書とその附図および影響(片桐一男)
若杉五十八の新資料『鷹匠図』について(三輪英夫)

第324号 (1978年 3月) B5判

【特集】東洋古代ガラス
弥生・古墳時代のガラス工芸(小林行雄)
東洋古代ガラスの技法(由水常雄)
西アジアのガラス玉(深井晋司)
ガラス研究文献管見(杉山二郎)

第323号 (1978年 2月) B5判

【特集】磬と鰐口
磬と鰐口(香取忠彦)
正倉院の鉄磬について(中野政樹)
興福寺の華原磬(岡崎譲治)
平安朝の蝶形銅磬について(前田泰次)
長谷寺建久三年銘鰐口(阪田宗彦)
特集陳列「磬と鰐口」出陳目録

第322号 (1978年 1月) B5判

新出の一遍上人絵伝(高崎富士彦)
西域出土裂修理報告・1敦煌出土「祭壇用掛布」について(小笠原小枝)
新資料紹介漢南書庫旧蔵印譜について(樋口秀雄)

第321号 (1977年 12月) B5判

「埋忠明寿とその周辺」考補遺(小笠原信夫)
雪舟と備中重源寺(蔵内数太)
正倉院伝世の仁王会関係木簡(柳雄太郎)

第320号 (1977年 11月) B5判

平安時代漆芸技法史序論(中里寿克)
岡寺如意輪観音像(猪川和子)

第319号 (1977年 10月) B5判

【特集】東洋漆工藝(2)
近世鞍に関する二、三の問題(小松大秀)
高麗螺鈿器雑考(郷家忠臣)
南蠻漆藝資料(荒川浩和)

第318号 (1977年 9月) B5判

【特集】東洋漆工藝(1)
屈輪文彫漆について(岡田譲)
漆工藝史の二三の問題(荒川浩和)
紫檀塗について(河田貞)

第317号 (1977年 8月) B5判

伝菱川師宣筆歌舞伎図(中村座内外図)屏風について(小林忠)
蓮池本岳寺の仏伝図(釈迦誕生絵)(中野照男・松本誠一)
大型鋳造技術に関する一資料-木村家蔵梵鐘鋳造図を中心に-(香取忠彦)

第316号 (1977年 7月) B5判

鞍馬形毘沙門天像をめぐる問題について(佐藤昭夫)
満願寺の菩薩・地蔵立像(三宅久雄)
明治十年の工芸環境と夏雄日記-造幣後の夏雄を中心として-(長谷川栄)

第315号 (1977年 6月) B5判

晩唐五代の陶磁にみる中原と湖南との関係(矢部良明)
大分・龍祥寺蔵放牛光林画像(錦織良介)
百済佛立像と一光三尊形式-佳塔里廃寺址出土金銅佛立像をめぐって-(大西修也)

第314号 (1977年 5月) B5判

ヘレニズム・ローマ期のシリア美術について-文献解題的意図のもとに-(杉山二郎)
鑑真和上像序説(井上正)
藤原宮木簡の書風について(東野治之)

第313号 (1977年 4月) B5判

【特集】日本の山水画
日本山水画における漢画の系譜(中村渓男)
日本の山水画-中国画の受容と拒否-(鈴木敬)
やまと絵における山水表現の展開(村重寧)

第312号 (1977年 3月) B5判

四川、雲南の剣をめぐって(高浜秀)
四川、雲南の剣をめぐって-構造と材質調査(東京国立博物館保管の銅剣)(石川陸郎)
宗達筆「松島図」屏風の画題について(村瀬美恵子)
平戸普門寺蔵紺紙金字法華経について(目加田明子)

第311号 (1977年 2月) B5判

【特集】新発見の考古品
縄文時代の象嵌遺物(野口善麿)
朝鮮半島からみた日本の青銅器(田村晃一)
前期古墳の諸様相(本村豪章)
新畑遺跡出土密教法具の研究(三輪嘉六)

第310号 (1977年 1月) B5判

踊る埴輪出土の古墳とその遺物(亀井正道)
韓国古代の匙(李蘭暎)

第309号 (1976年 12月) B5判

宗拓の漢石経残字-東京国立博物館新収「銭泳旧蔵本」の紹介-(角井博)
漢代燈器の一型式-罩式燈について-(池田厚史)
評伝・原撫松(丹尾安典)

第308号 (1976年 11月) B5判

【特集】日本の武器・武具(3)
和鞍の形式に関する一考察(小松大秀)
「兵具くさり太刀」について(原田一敏)

第307号 (1976年 10月) B5判

【特集】日本の武器・武具(2)
岡山県一本松古墳出土の甲冑(村井ー雄)
山城国来派の系譜とその作風について(加島進)
九州鍛冶-筑前良西・左文字系について(廣井雄一)
新刀の成立ちと特色(辻本直男)

第306号 (1976年 9月) B5判

【特集】日本の武器・武具(1)
日本上代の武器(末永雅雄)
絵巻物にあらわれた武器・武具について(鈴木敬三)
埋忠明寿とその周辺に関する一考察(小笠原信夫)

第305号 (1976年 8月) B5判

鎌倉の大仏-鋳造考-(香取忠彦)
巨大樹の変遷(二)-山卜良次筆枯木花鳥図屏風からみた狩野派の花鳥図-(中島純司)
三角縁神獣鏡の同笵関係資料(三)(西田守夫)
東京国立博物館保管龍存星盆(西岡康宏)

第304号 (1976年 7月) B5判

巨大樹の変遷(一)-山卜良次筆枯木花鳥図屏風からみた京狩野の花鳥図-(中島純司)
正倉院伝木簡の筆者(東野治之)
金銅四十八躰仏考・八細部篇ほぞ(光背の止め方)の様相(千澤てい治)

第303号 (1976年 6月) B5判

【特集】韓国の美術
韓国の鉄仏(田辺三郎助)
万暦十四年銘李朝螺鈿鞍の問題点(郷家忠臣)
高麗の鉄絵青磁(長谷部楽爾)

第302号 (1976年 5月) B5判

法隆寺献納宝物広東大旛について(木内武男・沢田むつ代)
雪舟筆「山寺図」の対象(辻惟雄)
新発見の「河嶽英霊集」断簡について(名児耶明)

第301号 (1976年 4月) B5判

【特集】中国古代青銅器
華南出土の商(殷)式銅器(樋口隆康)
中国古代の獣面紋をめぐって(林巳奈夫)
新中国における陏唐の考古学的成果(藤田国雄)