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メールマガジン

2019年

2月 (2019年2月4日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2019年2月4日
No.803:「顔真卿」展会期後半の見どころは?
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早いもので年が明けて一か月がたちました。
ここのところ上野は寒い日が続いていましたが、
今日は一気に春がやってきたような陽気となりました。
上野公園ではカンザクラが咲き、
展示室でも桜をモチーフにした作品の展示がはじまっています。

少しずつ上野に春が訪れています。
とはいえ、また寒くなるようなので体調に気をつけて、お過ごしください。

《目次》
1. 明日より会期後半、特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
2.「色絵桜樹図皿」
3.催し物情報
4. 展示替え情報
5.トーハクからのお知らせ


1. 明日より会期後半、特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
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~2月24日(日) 平成館特別展示室

本展のメインの展示は唐時代の書と顔真卿の書ですが、
日本の書も名品ばかりを展示しています。
例えば、明日から展示する、
藤原佐理筆 国宝「詩懐紙(しかいし)」(香川県立ミュージアム蔵)。
こちらは、現存する最古の詩の懐紙としてもとても貴重ですが、
王羲之の書の影響がみられる作品でもあります。
また、空海筆 国宝「金剛般若経開題残巻(こんごうはんにゃきょうかいだいざんかん)」
(京都国立博物館蔵)は、訂正箇所がたくさんあり草稿本と考えられる作品ですが、
空海のありのままの筆跡を伝えるものとして貴重なものです。

また、会場内には約高さ8m50cmの巨大な掛け軸「紀泰山銘(きたいざんめい)」を展示しています。
こちらは会場内で唯一撮影可能な作品です。
記念に1枚いかがでしょうか。

明日から会期後半となります。
どうぞお見逃しのないように!

展示替えや詳細は当館ウェブサイトをご確認ください。

【展覧会の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1925

【1089ブログ】
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/category/100

★特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」の混雑状況は、
Twitter @ganshinkei2019にてご確認いただけます。
→ https://twitter.com/ganshinkei2019


2. 「色絵桜樹図皿」
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~4月21日(日) 本館8室

幹を屈曲させ、口縁に沿って一巡し、爛漫と咲き誇る桜の花が覆い尽くしています。
また、皿という円形の画面を利用した構図となっており、
桜花は、花赤と呼ばれる赤絵具を用いて花びら一枚一枚染付(そめつけ)で丁寧に輪郭線が描かれています。

鍋島焼誕生の背景には、中国から磁器の輸入が停止したことにより、
日本国内の磁器の市場を有田産の磁器が席巻することとなりました。
将軍家に献上する磁器は、民窯の磁器と差別化が必要になります。
そこで、有田の北方約5キロの山に囲まれた伊万里の大川内山に藩窯を移し、
優れた工人を集め、技術の秘密保持などの管理体制を作り上げました。

厳格に規格が守られた鍋島藩窯では、この最高の技術を用い、
皿の大きさ、文様は染付の藍と、上絵の赤、緑、黄の4色を用いるの通例で、
仲立ち紙を用いて文様が転写され、赤い線描きは薄い染付の下書き線に沿って引かれています。
このため、この皿のような5枚組でも寸分違わぬ文様が描かれています。

最高技術で描かれたお皿いっぱいに広がる桜を見に、8室へぜひお越しください。

【色絵桜樹図皿の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_collection/index.php?controller=dtl&colid=G826


3.催し物情報
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★イチオシ情報★

\開催、間近!/
◇日本文化との出会い「書体験」
2月5日(火)~2月24日(日)
時間 11:00~16:30
会場 本館2階ラウンジ
定員 毎日200名(先着順)
参加費 100円(ただし、別途当日の入館料が必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9921

◇東京藝術大学大学院インターンによるギャラリートーク
「『色絵月梅図茶壺』の魅力に迫る」 
2月6日(水) 15:30~15:50 本館13室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=9914

◇コンサート 文化の杜の音めぐり
2月13日(水)
時間 14:20~14:40
会場 本館 大階段
料金 無料(ただし、当日の入館料は必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=11&id=9996

★ただいま申込受付中!★

\締切、間近!/
◇ワークショップ「ひいな遊び―立雛を作ろう!―」
(1)2月23日(土) 10:00~12:30
(2)2月23日(土) 14:00~16:30
会場 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象 (1)小学生~中学生とその保護者
   (2)高校生以上
定員 (1)10組 (2)20名 ※いずれも応募者多数の場合は抽選
参加費 無料(ただし、当日の入館料が必要)
☆申込締切 いずれも2月7日(木)必着
(1)→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9923
(2)→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9924

◇ボランティアによる庭園茶室ツアー「草庵茶室に入ってみよう!」
3月21日(木・祝) 11:00~12:00
会場 庭園
定員 16名(応募者多数の場合は抽選)
参加費 無料(ただし、高校生を除く18歳以上70歳未満の方は当日の入館料が必要)
☆申込締切 2月18日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=6&id=9967

◇アートスタジオ「桜の根付作り」
3月23日(土)13:30~15:30
場所 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象 高校生以上
定員 20名程度(応募者多数の場合は抽選) 
☆申込締切 2月20日(水)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9968

◇ボランティアによる「応挙館 桜茶会」
3月24日(日)
(1)11:00~12:00
(2)13:00~14:00
定員 各回15名(応募者多数の場合は抽選)
参加費 お一人様 500円(ただし、高校生を除く18歳以上70歳未満の方は、別途当日の入館料が必要)
☆申込締切 2月25日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=6&id=9969

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


4.展示替え情報
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◇2月5日(火)~

■特集 おひなさまと日本の人形
本館14室 3月17日(日)まで
牙首雛 江戸時代・嘉永3年(1850)頃 三谷てい氏寄贈 など

■仏教の興隆―飛鳥・奈良
本館1室 3月10日(日)まで
重文 大般若経(薬師寺経)巻第三百二十九 奈良時代・8c 奈良・薬師寺蔵 など

■仏教の美術―平安~室町
本館3室 3月10日(日)まで
重文 雲中供養菩薩像 平安時代・天喜元年(1053) 京都・平等院伝来 文化庁蔵 など

■宮廷の美術―平安~室町
本館3室 3月10日(日)まで
重文 北野天神縁起絵巻(乙巻) 鎌倉時代・13c など

■禅と水墨画―鎌倉~室町
本館3室 3月10日(日)まで
大燈国師上堂語 一休宗純筆 室町時代・15c 中島洋一氏寄贈 など

■屏風と襖絵―安土桃山~江戸
本館7室 3月10日(日)まで
重文 波涛図 円山応挙筆 江戸時代・天明8年(1788) 京都・金剛寺蔵 など

■書画の展開―安土桃山~江戸
本館8室 3月10日(日)まで
梅図 菅井梅関筆、宮本篁村賛 江戸時代・19c など

■西域の美術
東洋館3室 3月17日(日)まで
如来坐像 唐時代・8c 中国・クムトラ石窟第45窟 ドイツトゥルファン探検隊将来品 など

■台湾パイワン族の木彫
東洋館13室 4月21日(日)まで
佩刀 19c後半~20c前半 台湾南部 など

◇2月13日(水)~

■国宝室
本館2室 3月10日(日)まで
国宝 山越阿弥陀図 鎌倉時代・13c 京都・禅林寺蔵

■中国文明のはじまり
東洋館4室 6月2日(日)まで
石彫怪獣 殷時代・前13~前11c 伝中国河南省安陽市殷墟出土 など

■中国絵画 近・現代の山水画―倣古と実景
東洋館8室 3月31日(日)まで
倣黄公望浮ラン暖翠図軸 陸恢筆 中華民国6年(1917) 中国 個人蔵 など

■インドの細密画
東洋館13室 3月10日(日)まで
鏡を見て化粧をする王家の女 マールワー派 18c初 インド など


5.トーハクからのお知らせ
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★天皇陛下御在位30年を慶祝して、2月24日(日)は総合文化展のみ無料観覧日となります。

★上野地区文化施設共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が
2018年10月1日(月)より販売中です。
販売、有効期間はともに2019年3月31日(日)まで。
12施設の常設展等に、利用期間中に各1回入場できます。
スタンプラリーも実施。

2,000円(常設展等入場券)
3,000円(常設展等入場券+特別展チケット) 
※3,500部限定販売。12施設の常設展等と4館において指定の特別展のうち
1つ観覧可能。

→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1936

◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○表慶館は特別展・イベント開催時を除き、休館しています。

★1089ブログ 更新中!
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/

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