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劉墉(りゅうよう)は乾隆16年(1751)の進士。官は体仁閣大学士に至り、行草書や楷書など書でも後世に名を残しました。本作では蠟箋(ろうせん)に濃墨を用いて、肥痩の変化豊かに文字をゆったりと紙面に配していきます。このような穏やかな書きぶりに、劉墉の書法の特徴がよく表れています。