このページの本文へ移動

顔面付壺形土器(がんめんつきつぼがたどき) 

 『顔面付壺形土器(がんめんつきつぼがたどき)』の画像 
1個
茨城県筑西市 女方遺跡出土
高69.5
弥生時代(中期)
前2-前1世紀
J34947
田中國男氏寄贈
拡大して表示 別の画像を表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
弥生時代の東日本地域には,「再葬墓」と呼ばれる墓制が広がっている。これは骨化した人骨を再び壷(壷棺)に収納し,これら数個を2メートル前後の円い穴の中に同時に埋めたものである。これらの壷には稀に口頸部に顔を表現したものもある。本例はその類品中最も精巧なもので,目と口の隈どりは入墨を想起させ,弥生人の風貌をしのばせる。