1口
陶器
美濃(みの)
高8.2 口径13.1 底径6.6
安土桃山~江戸時代
16-17世紀
G5749
総合文化展での展示予定は未定です
いわゆる志野茶碗の代表作のひとつ。半筒形茶碗は天正年間(1573-1591)後半に流行した形であるけれども,古格を脱して口作りに山路風の変化つけを行い,胴に少し張りを持たせ,高台は粘土を貼り付けた無雑作な椎茸(しいたけ)高台に作るなど,随所に作意を加えている。柔らかい百草土に鬼板を塗り,白い志野釉を通して鮮やかな緋色に映る。形,釉,景色とも三拍子揃った名碗である。