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鼠志野鶺鴒文鉢(ねずみしのせきれいもんはち) 

 『鼠志野鶺鴒文鉢(ねずみしのせきれいもんはち)』の画像 
1口
陶器
美濃(みの)
高11.0 口径28.5
安土桃山~江戸時代
16-17世紀
重文
G5730
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2024/01/02から2024/03/10まで本館 13室で展示
 
志野を産み出した美濃焼の白い土に酸化鉄の泥漿を掛ける。そこに文様を掻き落とし,全面に長石釉をかけると,鼠地に白抜きの文様の鼠志野が出来上がった。たまさか残った掛け残しを岩に見立て,そこに一羽の鶺鴒を描く。着想の面白さと造形とが見事に融合し,鼠志野を代表する優作となった。