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遠山五匹馬地文真形釜(とおやまごひきうまじもんしんなりがま) 

 『遠山五匹馬地文真形釜(とおやまごひきうまじもんしんなりがま)』の画像 
1口
鉄鋳製
芦屋(あしや)
高19.0 口径16.2 胴囲83.3
室町時代
15世紀
E12995
大久保忠良氏寄贈
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総合文化展での展示予定は未定です
 
典型的な室町時代中期の古芦屋の名作。芦屋は現在の九州福岡県遠賀川の河口に広がる鋳物の産地であった。肩を強く張り,口を反り曲げるいわゆる繰り口の堂々たる名作で,左右のカン付は迫力溢れる鬼面に鋳出されている。地文は芦屋独特の鋭い箆使いで遠山に五匹の奔馬を,二方に表した。その雄壮な意匠表現も躍動感溢れて精彩がある。