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茶人好みのデザイン~彦根更紗と景徳鎮

  • 『五彩唐草文鉢 中国・景徳鎮窯 明時代・16世紀 横河民輔氏寄贈』の画像

    五彩唐草文鉢 中国・景徳鎮窯 明時代・16世紀 横河民輔氏寄贈

    平成館 企画展示室
    2008年9月9日(火) ~ 2008年10月19日(日)

     日本には、やきものや漆器など、大事な器を好みの布で作った仕覆(しふく)に入れて箱に納め、さらにその箱を布で包んで保存する習慣があります。中身の器もさることながら、それを包む布、裂(きれ)も古渡りの貴重なものが多いのです。

      客人を招き、茶と料理でもてなす。季節や目的に応じた空間の演出を練りながら、見合う器を選ぶ。まさに茶をたしなむ人々こそが、このような楽しみをよく 知っていたのではないでしょうか。だからこそ、ひとつひとつの器を思い入れのある裂に包み、大切に守ってきたのです。

      この特集陳列では、およそ安土桃山から江戸時代にかけて日本に将来され、このように人々の眼を楽しませてきた彦根更紗(ひこねさらさ)と中国景徳鎮民窯(けいとくちんみんよう)の磁器をご紹介いたします。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
五彩唐草文鉢 中国・景徳鎮窯 明時代・16世紀 横河民輔氏寄贈
青花人物文六角皿 中国・景徳鎮窯 明時代・17世紀 広田松繁氏寄贈
青花捻文瓢形徳利 中国・景徳鎮窯 「上上大吉」刻銘 明時代・17世紀 広田松繁氏寄贈
色絵花鳥文輪花鉢 伊万里・古九谷様式 江戸時代・17世紀 広田松繁氏寄贈
更紗裂(彦根更紗) 17~18世紀
更紗裂(彦根更紗) 17~18世紀
関連事業

三館合同企画「更紗を語る」
平成館大講堂 2008年9月20日(土) 13:30~15:30 受付終了
ワークショップ「更紗模様のオリジナル皿を作ってみよう」
平成館小講堂 (1)2008年9月18日(木) 13:00~16:00 受付終了
平成館小講堂 (2)2008年9月19日(金) 17:00~20:00 受付終了