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伎楽面(金・土のみの通年展示)

  • 『国宝 伎楽面 迦楼羅 飛鳥時代・7世紀』の画像

    国宝 伎楽面 迦楼羅 飛鳥時代・7世紀

    法隆寺宝物館 第3室
    2025年4月22日(火) ~ 2026年4月19日(日)

    古代から今日に至るまで、日本では数々の仮面芸能が栄え、これらに用いられる多種多様な仮面が造られてきました。室町時代に大成した能や狂言、中世以降に宮廷で好まれた舞楽がよく知られますが、こうした芸能で用いられる仮面の、いわば源流といえるのが伎楽面です。伎楽は、飛鳥時代に大陸からもたらされ、奈良時代には各地の寺院で上演されましたが、中世以降にほかの芸能が伸長する一方で廃絶し、演目などの詳細はわかりません。

    伎楽の振興に努めたとされる聖徳太子ゆかりの法隆寺に伝来し、現在当館に収蔵される31面の伎楽面は、幻の芸能である伎楽を知るうえで欠かせない遺品です。とりわけ、現存する伎楽面のうち、もっとも古く飛鳥時代に制作された仮面が多く含まれること、いずれも出来栄えが優れていることが高く評価され、このたび一括して国宝に指定されました。

    保存状態に配慮し、法隆寺宝物館1階第3室で金・土曜日に通年公開しておりますので、ぜひ展示をご覧いただければ幸いです。

パンフレット

伎楽面リーフレットの表紙画像

「国宝 伎楽面 法隆寺に伝えられた古代の仮面」

法隆寺宝物館インフォメーションにて配布します。
配布予定数が無くなり次第、配布を終了します。
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