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令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨復興支援事業「ひと、能登、アート。」

文化財(アート)がつなぐ。Art for the Noto Peninsula

 

ひと、能登、アート。 メインビジュアル

2024年1月に発生した能登半島地震からまもなく1年を迎えようとしています。また9月には奥能登地域において豪雨災害が発生しました。被災した人々に寄り添い、心を癒し励ますため、東京国立博物館(東京・上野公園)が中心となり、東京所在の各文化施設に呼び掛けて、所蔵する文化財に復興への祈りを込めたメッセージを託す事業を実施します。

本事業は、東京所在の美術館・博物館が連携し、本事業趣旨に賛同する各館が自ら選んだ、復興を支援する想いを込めた文化財を石川県金沢市内各施設で展示する展覧会を2025年秋に開催するものです。また能登に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の国宝「松林図屛風」を題材とした映像コンテンツ事業や教育普及事業を石川県内で開催を予定しております。 数百年の時を重ねて大切に守り伝えられてきた文化財の数々は、自然災害が絶え間なく襲う日本において、時に人々の安らぎの心を求める強い祈りが込められて造られてきたものです。そうした想いの詰まった文化財を、被災された皆様への励ましのメッセージとすることを本事業では目指します。

 

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トピックス

2025年1月6日
プレス発表を行いました。

プレスリリース:令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨復興支援事業「ひと、能登、アート。」 文化財(アート)がつなぐ。Art for the Noto Peninsula

東京国立博物館超 藤原誠
東京国立博物館長 藤原誠

 

2025年3月14日
映像事業

本支援事業のうち映像事業として、『8K×国宝 いま見つめる「松林図屏風」』が当館とNHKにより共同制作されました。 今後の公開に先立ち、国宝 松林図屛風(東京国立博物館蔵)の作者・長谷川等伯の出身地でもある石川県七尾市で下記の日程にて初お披露目されます。 お近くの方々はこの機会にぜひご覧ください。

日時 2025年3月29日(土)10時~18時、2025年3月30日(日)10時~14時
会場 矢田郷地区コミュニティセンター(石川県七尾市本府中町ヲ部38番地)
内容 8Kデジタル化された「松林図屏風」をめぐる著名人のトークを通して、その不思議な魅力に迫る映像(約30分)を時間中に繰り返し上映

 

2025年4月1日
普及事業

本支援事業では、石川県出身の画家・長谷川等伯が描いた作品、国宝「松林図屛風」(東京国立博物館所蔵)の高精細複製品等を使用した普及事業(訪問授業)の実施を予定しています。 このたび石川県内の教育機関に同事業への参加募集を行い、輪島市、七尾市、志賀町の各市町に所在する小中学校等教育機関計16校へ伺うこととなりました。
この訪問授業が、少しでも被災された地域の皆様への励ましとなることを願うとともに、 石川県そして能登にゆかりのある文化財の複製の鑑賞を通じて「地域の文化を守り伝える」心を育むことに繋がる機会となれば幸いです。
同事業は展示事業に先立ち2025年9月から11月の期間で実施予定です。
実施状況などはあらためて本ウェブページ等でご報告させていただきます。

松林図屏風(高品位複製)を鑑賞鑑賞プログラム「見て、感じて、楽しむ松林図屏風」実施イメージ
松林図屏風のスタンプ体験プログラム「自分だけの松林図屏風をつくってみよう!」実施イメージ

 

 

8K×国宝 今見つめる「松林図屏風」パネル縮小版

開催概要

事業、会期・会場

展示事業

  • 2025年11月15日(土)~12月21日(日) 石川県立美術館
  • 2025年12月13日(土)~2026年3月1日(日) 金沢21世紀美術館
  • 2025年12月 9日(火)~2026年3月1日(日) 国立工芸館

普及事業

2025年9月から11月の期間、輪島市、七尾市、志賀町の各市町に所在する小中学校等教育機関で実施する予定です。

主催

石川県立美術館、金沢21世紀美術館、国立工芸館、石川県、金沢市、東京国立博物館

公式ウェブサイト

令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨復興支援事業「ひと、能登、アート。」 公式ウェブサイト

お問合せ

050-5541-8600(ハローダイヤル)
(注)会期、会場等は事情により変更の可能性があります。詳細は決まり次第、順次お知らせいたします。