表慶館
2021年9月4日(土) ~ 2021年11月28日(日)
古来、日本に暮らす人々は、身近な自然への想いを生活の中で育み、和歌や絵などに表現してきました。その世界観は今も昔も変わりはありません。
この展覧会では、春夏秋冬の花があらわされた7点の日本美術(複製)とともに現代のポップカルチャーをあわせて紹介します。7つの作品と現代を結ぶキーとなるのは、アイドルグループの乃木坂46です。
ここではメンバー一人一人が花に見立てられ、彼女たちのパフォーマンスが、映像インスタレーションによって、日本の人々が花に託した造形の本質を、季節を巡りながら示されていきます。彼女たちが日々、表現している歌詞や世界観が文化財に重ねられていくことで、乃木坂46と日本の文化と、そして私たちが生きる日常/自然とが、地続きの存在であることを実感していただきます。
この展覧会によって、これまで古美術にふれる機会の少なかった方々や、博物館に来たことのない人にも、文化財の魅力を感じていただける大きな機会となるでしょう。