重要文化財 後三年合戦絵巻 巻中 (部分)
飛騨守惟久筆 南北朝時代・貞和3年 (1347)
本館 3室
2025年9月30日(火) ~ 2025年11月9日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。
宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。
ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をお楽しみください。
今回は、南北朝時代の合戦絵巻の代表作とも言える名品「後三年合戦絵巻」や季節に合わせ秋を詠んだ古筆を紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 後三年合戦絵巻 巻中 | 1巻 | 飛騨守惟久筆 | 南北朝時代・貞和3年 (1347) | A-11187-2 | |
重美 | 深養父集断簡(名家家集切) | 1幅 | 伝紀貫之筆 | 平安時代・11世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 B-2427 | ||
後撰和歌集巻五断簡(烏丸切) | 1幅 | 伝藤原定頼筆 | 平安時代・12世紀 | 髙木聖雨氏寄贈 B-3541 | |||
おすすめ | 古今和歌集巻三断簡(通切) | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | 髙木聖雨氏寄贈 B-3538 | ||
色紙 | 1幅 | 伝後京極良経筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 個人蔵 | |||
和漢朗詠集切 | 1幅 | 伝世尊寺行能筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 百瀬治・百瀬富美子氏寄贈 B-3465 | |||
山吹双鳥鏡 | 1面 | 平安時代・12世紀 | E-18325 | ||||
菊花蝶鳥鏡 | 1面 | 平安時代・12世紀 | 野中その氏寄贈 E-18268 |