重要文化財 類聚歌合(部分)
伝藤原忠家筆 平安時代・12世紀
本館 3室
2025年5月27日(火) ~ 2025年7月6日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、宮廷文化の根幹たる和歌に関わる美術に注目し、歌人の肖像を描いた様々な歌仙絵をはじめ、平安時代の歌合を20巻に編纂した『類聚歌合』をご紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
時代不同歌合絵 源重家 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-12 | ||||
おすすめ | 時代不同歌合絵 藤原敏行 | 1幅 | 鎌倉~南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | |||
業兼本三十六歌仙絵 源順 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-15 | ||||
光長本三十六歌仙絵 藤原元真 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-14 | ||||
為氏本三十六歌仙絵 柿本人麻呂 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12288 | ||||
宣房本三十六歌仙絵 清原元輔 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12346 | ||||
おすすめ | 慶雲本三十六歌仙絵 斎宮女御 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | 東京・公益財団法人常盤山文庫蔵 | |||
おすすめ | 重文 | 類聚歌合 | 1巻 | 伝藤原忠家筆 | 平安時代・12世紀 | B-2397 | |
重文 | 正嘉三年北山行幸御会歌 (金沢文庫本) | 1巻 | 鎌倉時代・13世紀 | B-3233 | |||
扇面散鏡 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | E-20061 | ||||
住吉図鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-18640 |