塔と厨子
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春日宮曼荼羅彩絵舎利厨子
室町時代・文明11年(1479)本館 14室
2024年1月16日（火） ～ 2024年2月25日（日）塔は仏教の開祖である釈迦が入滅して荼毘（だび）に付された後、遺骨（舎利）を祀った施設を端緒とし、釈迦・舎利信仰に基づいて礼拝・供養に供するための小塔が多数作られました。また『法華経』などに基づき造塔の功徳が信仰されたことから、小塔を多数造立することも盛んに行われました。
厨子は仏像や舎利などを安置・供養するための容器で、仏堂や仏・菩薩の住する浄土を模して様々な形式のものが作られました。中には舎利を納めた塔を厨子に安置する形式もあり、興味深い連関を有しています。
本特集では、ともに建造物を模して制作された塔と厨子を概観し、その多彩な形式と魅力をご紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 国宝 | 金銅能作生塔 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良・長福寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 塔鋺 | 1合 | 法隆寺献納宝物 | 奈良時代・8世紀 | N-254 | |
| 百万塔 | 1基 | 奈良時代・宝亀元年(770) | 川住鋥三郎氏寄贈 H-1183 | ||||
| 百万塔 | 1基 | 奈良時代・宝亀元年(770) | H-1184 | ||||
| 百万塔 | 1基 | 奈良時代・宝亀元年(770) | H-1186 | ||||
| おすすめ | 銭弘俶八万四千塔 | 1基 | 中国 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土 | 五代時代・10世紀 | 北又留四郎氏他2名寄贈 E-14867 | ||
| 八万四千塔 | 1個 | 道八 | 江戸時代・19世紀 | G-5858 | |||
| 泥塔経 | 67個 | 鳥取県東伯郡琴浦町智積寺 智積寺経塚出土 | 室町時代・15世紀 | 道祖尾萬次氏寄贈 J-34479 | |||
| 穀塔 | 1個 | 鎌倉時代・13～14世紀 | 植原銃郎氏寄贈 H-1422 | ||||
| おすすめ | 金銅装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 室町時代・15世紀 | E-19838 | |||
| 水晶五輪塔 | 1基 | 静岡県沼津市本出土 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15066 | |||
| 舎利塔 | 1個 | 江戸時代・17世紀 | E-14349 | ||||
| 金銅塔鈴 | 1口 | 鎌倉時代・嘉元4年(1306) | E-13071 | ||||
| 金銅塔鈴 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19885 | ||||
| 金銅塔聆 | 1口 | 室町時代・文明17年(1485) | E-15315 | ||||
| 多宝塔 | 1基 | 飾屋八五郎作 | 江戸時代・19世紀 | E-13006 | |||
| 銀装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 山形・慈光明院蔵 | ||||
| 舎利塔 | 1個 | 鹿児島県志布志市大慈寺伝来 | 江戸時代・17世紀 | 石澤武吉氏寄贈 E-14350 | |||
| 蓮池蒔絵舎利厨子 | 1具 | 厨子蒔絵：五十嵐作、厨子彫刻：道圓作、舎利塔：後藤程乗作 蓮華寺旧蔵 | 江戸時代・寛文12年(1672) | H-4633 | |||
| 金銅舎利塔 | 1基 | 江戸時代・17世紀 | 奈良・薬師寺蔵 | ||||
| 春日宮曼荼羅彩絵舎利厨子 | 1基 | 室町時代・文明11年(1479) | H-1214 | ||||
| 聖徳太子坐像 | 1軀 | 本体・台座：鎌倉時代・永仁3年(1295)、厨子：鎌倉時代・13世紀 | C-574 | ||||
| おすすめ | 黒漆彩絵厨子 | 1基 | 鎌倉時代・13～14世紀 | H-4666 | |||
| 黒漆密陀絵厨子 | 1基 | 室町時代・15世紀 | H-1215 |