書画の展開―安土桃山～江戸
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書巻（部分）
良寛筆 江戸時代・19世紀 竹内静子氏寄贈本館 8室
2021年6月1日（火） ～ 2021年7月11日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。
書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。
ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は各流派における人物画や花鳥画を展示し、近世絵画における人物花鳥表現の様子を紹介します。書跡では、主に僧侶の書を展示し、その書風の様子を紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 重美 | 士農工商図屏風 | 6曲1双 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 戴勝勧耕図 | 1幅 | 呉春筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11828 | |||
| 合歓木雀図 | 1幅 | 松村景文筆 | 江戸時代・19世紀 | A-946 | |||
| 花鳥図 | 3幅 | 山本梅逸筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1232 | |||
| 四季花鳥・唐人物図屏風 | 6曲1双 | 筆者不詳 | 江戸時代・18世紀 | 表野篤氏寄贈 A-12469 | |||
| 李広射石図 | 1幅 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1236 | |||
| 飛禽走獣図巻 飛禽巻 | 1巻 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・寛文7年(1667) | 松平直亮氏寄贈 A-1075-1 | |||
| 写生帖（丁帖） | 1帖 | 円山応挙筆 | 江戸時代・18世紀 | A-168-4 | |||
| おすすめ | 飲中八仙歌 | 1巻 | 寂厳筆 | 江戸時代・明和5年(1768) | B-2491 | ||
| 書巻 | 1巻 | 良寛筆 | 江戸時代・19世紀 | 竹内静子氏寄贈 B-2956 | |||
| 詩書屏風 | 6曲1双 | 独立性易筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 偈頌 | 1幅 | 沢庵宗彭筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 偈頌 | 1幅 | 一絲文守筆 | 江戸時代・寛永20年(1643) | B-3161 | |||
| 一行書「達磨元来観自在」 | 1幅 | 雲居希膺筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 一行書「触目是心光」 | 1幅 | 盤珪永琢筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1675 | |||
| 一行書「山高豈碍白雲飛」 | 1幅 | 玉舟宗璠筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1209 | |||
| 一行書「窓外白雲深」 | 1幅 | 玉室宗珀筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2868 | |||
| 一行書「勅下六国清」 | 1幅 | 万輝宗旭筆 | 江戸時代・18世紀 | B-1223 | |||
| 一行書「山色清浄身」 | 1幅 | 慈雲飲光筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 個人蔵 | |||
| 自画賛 | 1幅 | 風外慧薫筆 | 江戸時代・16～17世紀 | 個人蔵 | |||
| 自画賛 | 1幅 | 仙厓義梵筆 | 江戸時代・文政10年(1827) | 個人蔵 | |||
| 書懐 | 1幅 | 西依成斎筆 | 江戸時代・天明元年(1781)、寛政9年(1797) | 安嶋彌氏寄贈 B-3495 |