重要文化財 清水寺縁起絵巻 巻中(部分) 画=土佐光信筆、詞=三条実香・甘露寺元長他筆 室町時代・永正14年(1517)
本館 3室
2017年10月3日(火) ~ 2017年11月12日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、特集「室町時代のやまと絵―絵師と作品―」の開催に合わせ、「清水寺縁起絵」を展示するとともに、さまざまな装飾料紙の古筆切などを紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 清水寺縁起絵巻 巻中 | 1巻 | 画=土佐光信筆、詞=三条実香・甘露寺元長他筆 | 室町時代・永正14年(1517) | A-43-2 | |
おすすめ | 重美 | 古今集巻第四断簡(巻子本古今集) | 1幅 | 伝源俊頼筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | |
重美 | 古今集巻第十四断簡(本阿弥切)・道済集断簡(紙撚切)・家集断簡(針切) | 1幅 | 平安時代・11~12世紀 | 個人蔵 | |||
古今和歌集(烏丸切) | 1幅 | 伝藤原定頼筆 | 平安時代・12世紀 | B-2479 | |||
古今和歌集(鶉切) | 1幅 | 伝藤原顕輔筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-3235 | |||
歌集切 | 1幅 | 伝後京極良経筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-3119 | |||
新古今和歌集切 | 1幅 | 伝源俊綱筆 | 鎌倉時代・13世紀 | B-12-17 | |||
おすすめ | 瑞花鳥鈕八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | E-13292 |