藤原行成の書 その流行と伝称
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重要文化財 書状（部分） 藤原行成筆 平安時代・寛仁4年(1020) 個人蔵
本館 特別1室
2016年8月23日（火） ～ 2016年10月2日（日）藤原行成が揮毫した国宝「白氏詩巻」（寛仁２年（1018））から、もうすぐ1000年が過ぎようとしています。本特集はその藤原行成の書を中心に取り上げます。藤原行成の真跡とともに、行成の書をよく真似ている「延喜式」や、藤原師通「願文」（個人蔵、寄託品）をあげなから、「三跡」と称された行成の書がいかに流行したかを示します。また、伝称筆者を藤原行成とする古筆切や、江戸時代の模本なども展示し、藤原行成の書がこれまでどのように尊重されてきたのかを紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 国宝 | 白氏詩巻 | 1巻 | 藤原行成筆 | 平安時代・寛仁2年(1018) | B-2533 | |
| 陣定定文案 | 1巻 | 藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 重文 | 書状 | 1幅 | 藤原行成筆 | 平安時代・寛仁4年(1020) | 個人蔵 | |
| 重文 | 添状（藤原行成筆書状附属） | 1幅 | 尊円親王筆 | 鎌倉時代・建武元年(1334) | 個人蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 藤原師通願文 | 1巻 | 平安時代・寛治2年(1088) | 個人蔵 | ||
| おすすめ | 国宝 | 延喜式 巻三十六 | 1巻 | 平安時代・11世紀 | B-2370-25 | ||
| 法華経寿量品「自我偈」 | 1帖 | 江戸時代・19世紀 | QB-11190-1 | ||||
| 古写経巻模本 | 1巻 | 小林辰編 | 江戸時代・19世紀 | B-1813 | |||
| 集古墨帖 | 1帖 | 北条世行編 | 江戸時代・寛政6年(1794) | B-962-1 | |||
| 梅園奇賞続集 | 1冊 | 江戸時代・文政11年(1828) | QA-3354-2 | ||||
| 集古浪華帖 巻四 | 1冊 | 森川竹窓編 | 江戸時代・文政2年(1819) | QA-3042-4 | |||
| 五色行成紙手鑑 | 1帖 | 江戸時代・19世紀 | 今泉雄作氏寄贈 I-274 | ||||
| 前賢故実 六 | 1冊 | 菊池容斎著・校訂 | 江戸時代・天保7年(1836)序 | P-3429-7 | |||
| 龍華樹院額（模本） | 1巻 | 永井菊次模写 | 明治37年(1904) | B-188 | |||
| 白氏文集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-12-10 | |||
| 升色紙 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-1325 | |||
| 妙法蓮華経文句 巻第四 （唐紙経切） | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-2461 | |||
| 古今和歌集（関戸本） | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | |||
| 重美 | 和漢朗詠集（法輪寺切） | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||
| 重美 | 大字和漢朗詠集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 森田竹華氏寄贈 B-2989 | ||
| 敦忠集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-2462 | |||
| 古今和歌集（荒木切） | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | 深山龍洞氏寄贈 B-3144 | |||
| 和泉式部続集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-1386 | |||
| 和漢朗詠集巻上（久松切） | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・12世紀 | B-2556 | |||
| 和漢朗詠集（安宅切） | 1巻 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・12世紀 | B-2-1 | |||
| 「龍華樹院」板額 | 1面 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-35 |