寿ぎと絵替わりの美―扇散らし―
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重要文化財 扇散蒔絵手箱 室町時代・15世紀
本館 14室
2016年1月2日（土） ～ 2016年2月28日（日）新春に因み、「末広がり」の意匠としてのめでたさや、絵替わりの楽しさに焦点をあてながら、扇散らしの図柄の意味とその展開をたどります。扇散らしの文様は、扇の変化に富んだ形や、扇面に描き込まれた画中画の面白さが好まれて、鎌倉時代以降、さまざまな工芸品に用いられてきました。
この展示では、館蔵品や大倉集古館所蔵の重要文化財「扇散蒔絵手箱」をはじめとする中世の蒔絵手箱の名品を集め、扇散らし文様の魅力に迫ります。また化粧道具から文具、香道具、馬具にいたる近世の蒔絵作例や、絵画や金工・陶磁・染織などの作品とあわせ、扇散らしの意匠の広がりと展開をご覧いただきます。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 扇散蒔絵手箱 | 1合 | 鎌倉～南北朝時代・14世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 扇散蒔絵手箱 | 1合 | 室町時代・15世紀 | H-32 | ||
| 扇散蒔絵手箱 | 1合 | 室町時代・15世紀 | 個人蔵 | ||||
| 扇散蒔絵懸子 | 1枚 | 鎌倉時代・13世紀 | H-4283 | ||||
| おすすめ | 扇面散鏡 | 1面 | 南北朝時代・14世紀 | E-20061 | |||
| 扇面散双鶴鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-18635 | ||||
| 扇面散双鳥鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-18647 | ||||
| 扇面流図屏風 | 6曲1隻 | 伝本阿弥光悦筆 | 江戸時代・17世紀 | 岡崎正也氏寄贈 A-10141 | |||
| 禊図扇面 | 1本 | 筆者不詳 | 江戸時代・17世紀 | A-52-8 | |||
| 競馬図扇面 | 1本 | 狩野永叔（主信）筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-21 | |||
| 養老図扇面 | 1本 | 狩野探信（守政）筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-26 | |||
| 近江八景図扇面 | 4本 | 狩野洞春（義信）筆 | 江戸時代・18世紀 | A-52-39 | |||
| 亀図扇面 | 1本 | 狩野素川（章信）筆 | 江戸時代・19世紀 | A-52-42 | |||
| 芒扇面散蒔絵香盆 | 1枚 | 安土桃山時代・16～17世紀 | H-4526 | ||||
| 扇面散蒔絵重箱 | 1合 | 江戸時代・17世紀 | H-4466 | ||||
| 織部開扇向付 | 5客 | 美濃 | 江戸時代・17世紀 | G-5785 | |||
| 扇面散蒔絵鏡台 | 1基 | 江戸時代・17世紀 | H-3143 | ||||
| 扇散蒔絵十種香箱 | 1合 | 江戸時代・19世紀 | クインシー・A．ショー氏寄贈 H-208 | ||||
| 扇散蒔絵硯箱 | 1合 | 江戸時代・19世紀 | H-4616 | ||||
| 扇散蒔絵鞍鐙 | 1具 | 江戸時代・19世紀 | H-3767 | ||||
| 七宝草花文扇面形釘隠 | 4個 | 江戸時代・17世紀 | E-20041 | ||||
| 破扇透鐔 | 1枚 | 西垣勘平作 | 江戸時代・17世紀 | F-12805 | |||
| 地紙散透鐔 | 1枚 | 伝正阿弥作 | 江戸時代・18世紀 | 川田龍吉氏寄贈 F-13445 | |||
| 扇散図笄･小柄 | 1組 | 後藤光晃作 | 江戸時代・19世紀 | F-12863 | |||
| おすすめ | 小袖 白綸子地若松桜幕模様 | 1領 | 江戸時代・18世紀 | I-2952 | |||
| 打掛 白綸子地松竹梅中啓模様 | 1領 | 江戸時代・19世紀 | 日英博覧会事務局寄贈 I-1085 | ||||
| 牡丹唐草葵紋散蒔絵衣桁 | 1基 | 江戸時代・19世紀 | H-3087 |