仏教の美術 ―平安～室町
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本館 3室
2011年5月10日（火） ～ 2011年6月26日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。平安時代には、日本的な仏教美術が形成され洗練されました。その内容の多様性も日本仏教美術の特徴です。鎌倉時代に入ると、新仏教の興隆や禅宗の導入、また中国美術の影響などにともない多様な展開を示していきます。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて紹介します。彫刻では鎌倉時代の一光三尊像を似た形式の献納宝物も並行して展示するほか、平安時代に遡る優品をはじめとする仏画の諸相、仏教の功徳にかかる書蹟、国宝の線刻蔵王権現像をはじめとする仏具、荘厳具の工芸を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 大乗百福相経 | 1巻 | 平安時代・仁平2年(1152) | 高嶋九藏氏寄贈 B-1639 | ||||
| 銅釣燈籠 | 1基 | 室町時代・宝徳3年(1451) | E-19988 | ||||
| 重文 | 銅梅竹透釣燈籠 | 1基 | 千葉市中央区千葉寺町千葉寺址出土 | 室町時代・天文19年(1550) | 畑野勇治郎氏寄贈 E-14570 | ||
| 銅布薩形水瓶 | 1口 | 鎌倉時代・13～14世紀 | E-20010 | ||||
| 銅蓮華形柄香炉 | 1柄 | 鎌倉時代・13世紀 | 香取秀治郎氏寄贈 E-19803 | ||||
| 金銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・嘉元2年(1304) | 個人蔵 | ||||
| 銅孔雀文磬 | 1面 | 平安時代・12世紀 | 香取正彦氏寄贈 E-19975-2 | ||||
| 銅素文磬 | 1面 | 平安時代・12世紀 | 香取秀治郎氏寄贈 E-19800 | ||||
| 装飾無量義経断簡 | 1幅 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||||
| 華厳経断簡（目無経） | 1巻 | 鎌倉時代・12世紀 | B-2392 | ||||
| 重文 | 金光明経残巻 （目無経） | 1巻 | 鎌倉時代・12世紀 | B-2400 | |||
| おすすめ | 重文 | 不空羂索神咒心経 | 1巻 | 西園寺公衡筆 | 鎌倉時代・嘉元4年(1306) | B-2452 | |
| 祈雨孔雀法日記 | 1巻 | 平安時代・建久2年(1191) | 千葉・円福寺蔵 | ||||
| 重文 | 祈雨法日記 | 1巻 | 勝賢筆 | 平安時代・建久2年(1191) | B-1918 | ||
| おすすめ | 重文 | 阿弥陀如来および両脇待立像（善光寺式） | 1具 | 福島・如来寺旧蔵 | 鎌倉時代・13世紀 | 福島・いわき市蔵 | |
| 重文 | 一遍上人伝絵巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | 長野・金台寺蔵 | |||
| おすすめ | 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | |
| 十六善神像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-224-2 | ||||
| 十六善神像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-224-1 | ||||
| 十二天像（地天） | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-8 | ||||
| 十二天像（月天） | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-7 | ||||
| 十二天像（日天） | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-6 | ||||
| 十二天像（梵天） | 1幅 | 室町時代・15世紀 | 神谷傳兵衛氏寄贈 A-1051-5 | ||||
| 五大尊像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-12064 | ||||
| 不動明王像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-763 | ||||
| 薬師三尊十二神将像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 岡崎正也氏寄贈 A-10155 | ||||
| 諸尊集会図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-11974-1 | ||||
| おすすめ | 重文 | 大威徳明王像 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 奈良・談山神社蔵 |