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愛は人間の根源的な感情であるがゆえに、その対象や交わりのかたちもさまざまです。愛と性のかかわり、愛と恋の違いについても、人それぞれの答えがあるでしょう。 今回は、愛を題材とした多彩な作品をご紹介しながら、アジア各地の人々がいにしえより愛をどのようにとらえ、表現してきたのかを探ります。みなさんも一緒に東洋館でいろいろな愛のかたちを探してみませんか?
主な作品
関連イベント
イベントカレンダー
基本情報・関連事業
銀製装飾ピン イランまたはイラク パルティア時代・2~3世紀
夫婦でしょうか。まったりと飲食を楽しむ、仲睦まじい男女の姿が印象的です。葬送の宴の一幕とも考えられます。
2019年7月2日 ~ 2019年9月8日(日) 東洋館3室 西アジア・エジプトの美術
三彩印花鴛鴦文枕さんさいいんかえんおうもんまくら 中国 唐時代・8世紀 広田松繁氏寄贈
夫婦和合の象徴とされる鴛鴦が、子孫繁栄を意味する蓮花に乗った、たいへん縁起のよい意匠が施されています。
2019年7月17日 ~ 2019年10月20日 東洋館5室 中国 墳墓の世界
春水吹簫図扇面しゅんすいすいしょうずせんめん 諸炘筆 中国 清時代・乾隆48年(1783) 林宗毅氏寄贈
うららかな春の川下りを楽しむ男女。南宋時代の有名な詞人・姜虁(きょうき)が奏でる簫(しょう)の音に、彼に愛された小紅(しょうこう)が歌をあわせる場面です。
※展示は9月18日(水)から
2019年9月18日 ~ 2019年10月27日 東洋館8室 中国の絵画 高士と佳人 ―18から19世紀の人物画と肖像画
白玉水禽形合子はくぎょくすいきんがたごうす 中国 清時代・19世紀
蓮池に遊ぶ水鳥の家族を表す白玉の合子。雌雄の水鳥は相愛を、雛鳥と蓮は子孫繁栄を意味します。蓮は恋と同音なので、恋愛をも象徴するモチーフです。
2019年8月6日 ~ 2019年10月27日 東洋館9室 清時代の工芸
花鳥図屛風かちょうずびょうぶ 朝鮮 朝鮮時代・19世紀 小倉コレクション保存会寄贈
つがいの鳥と吉祥の植物を刺繡で表したおめでたい意匠の屛風。新婚の高貴な女性の部屋を飾ったものです。
2019年8月20日 ~ 2019年11月10日 東洋館10室 朝鮮時代の美術
ナーイカを膝に乗せて矢をつがえるナーヤカ ビーカーネール派 インド 18世紀初
実は、男が狙った矢の先には雄鶏(おんどり)がいるのです。雄鶏さえ鳴かなければ朝は来ない、そうすれば二人はいつまでも一緒にいられるという男女の想いが描かれています。
※インドではさまざまな愛を細密画の形で表現してきました。今回の展示では、性的表現を含む作品も一部ございます。予めご了承ください。
2019年9月10日 ~ 2019年10月20日 東洋館13室 インドの細密画
ワヤン・クリ アルジュノ(左) インドネシア・中部ジャワ 20世紀 松本亮氏寄贈
ワヤン・クリ バヌワティ(右) インドネシア・中部ジャワ 20~21世紀 松本亮氏寄贈
インドネシアの影絵人形ワヤン・クリ。美女バヌワティは、勇者アルジュノを慕いながら、彼の宿敵の妻となります。その後、戦火のなかでついに二人は結ばれますが……。
2019年7月23日 ~ 2019年10月20日 東洋館13室 アジアの民族文化 ワヤン・クリ ―マハーバーラタの人形たち―
花鳥螺鈿合子かちょうらでんごうす 中国 明時代・15世紀
二羽の白頭鳥(はくとうちょう)を螺鈿で表した合子。頭が白い白頭鳥は老夫婦に見立てられ、夫婦が末永く暮らす意味があります。
2019年8月6日 ~ 2019年10月27日 東洋館9室 中国の漆工
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スペシャルツアー「愛を探す旅 ー添乗員はトーハク研究員ー」
ボランティアによるガイドツアー
月例講演会「アジア美術に見える愛の表現」
インドネシアの伝統芸能「ジャワの影絵芝居ワヤン・クリ」
トーハクでヨガ体験
各日3人の研究員が「愛」をキーワードに約20分ずつ、計70分間の東洋館の旅へとご案内します。
受付場所:東洋館1階エントランス(受付開始は各回30分前予定)
※展示室をめぐるツアーです。歩きやすい靴でご参加ください。
東洋館ハイライト、彫刻、考古などのガイドツアーを「博物館でアジアの旅 特別バージョン」で実施します。
集合場所: (1)東洋館1階エントランス (2)本館1階エントランス
地中海世界から東アジアに至るまで、愛をテーマとしたさまざまな作品を通して、古今東西の人々が愛をどのようにとらえ、そして表現しようとしたのかを探ります。
講師:勝木 言一郎(東洋美術史) 会場:平成館大講堂(開場は開始30分前予定) 定員:380名
※この講座は「ヒアリングループ」「UDトーク」のいずれにも対応しています。
ユネスコの無形文化遺産に登録されたインドネシアの影絵芝居を、「愛」をテーマに上演します。
出演:スミリール 演目:「ノロヨノの結婚」(上演は日本語で行われます) 会場:表慶館1階(開場は各回開始30分前予定) 定員:各回100名(応募者多数の場合は抽選) 申込締切:8月19日(月)必着 ※今年度の申込は終了しました
9月20日(金) (1)13:00~14:00 (2)16:00~17:00
9月21日(土) (1)13:00~14:00 (2)16:00~17:00
愛は人間の根源的な感情であるがゆえに、その対象や交わりのかたちもさまざまです。愛と性のかかわり、愛と恋の違いについても、人それぞれの答えがあるでしょう。
今回は、愛を題材とした多彩な作品をご紹介しながら、アジア各地の人々がいにしえより愛をどのようにとらえ、表現してきたのかを探ります。みなさんも一緒に東洋館でいろいろな愛のかたちを探してみませんか?
主な作品
銀製装飾ピン
イランまたはイラク パルティア時代・2~3世紀
夫婦でしょうか。まったりと飲食を楽しむ、仲睦まじい男女の姿が印象的です。葬送の宴の一幕とも考えられます。
東洋館3室 西アジア・エジプトの美術
三彩印花鴛鴦文枕
中国 唐時代・8世紀 広田松繁氏寄贈
夫婦和合の象徴とされる鴛鴦が、子孫繁栄を意味する蓮花に乗った、たいへん縁起のよい意匠が施されています。
東洋館5室 中国 墳墓の世界
春水吹簫図扇面
諸炘筆 中国 清時代・乾隆48年(1783) 林宗毅氏寄贈
うららかな春の川下りを楽しむ男女。南宋時代の有名な詞人・姜虁(きょうき)が奏でる簫(しょう)の音に、彼に愛された小紅(しょうこう)が歌をあわせる場面です。
※展示は9月18日(水)から
東洋館8室 中国の絵画 高士と佳人 ―18から19世紀の人物画と肖像画
白玉水禽形合子
中国 清時代・19世紀
蓮池に遊ぶ水鳥の家族を表す白玉の合子。雌雄の水鳥は相愛を、雛鳥と蓮は子孫繁栄を意味します。蓮は恋と同音なので、恋愛をも象徴するモチーフです。
東洋館9室 清時代の工芸
花鳥図屛風
朝鮮 朝鮮時代・19世紀 小倉コレクション保存会寄贈
つがいの鳥と吉祥の植物を刺繡で表したおめでたい意匠の屛風。新婚の高貴な女性の部屋を飾ったものです。
東洋館10室 朝鮮時代の美術
ナーイカを膝に乗せて矢をつがえるナーヤカ
ビーカーネール派 インド 18世紀初
実は、男が狙った矢の先には雄鶏(おんどり)がいるのです。雄鶏さえ鳴かなければ朝は来ない、そうすれば二人はいつまでも一緒にいられるという男女の想いが描かれています。
※インドではさまざまな愛を細密画の形で表現してきました。今回の展示では、性的表現を含む作品も一部ございます。予めご了承ください。
東洋館13室 インドの細密画
ワヤン・クリ アルジュノ(左)
インドネシア・中部ジャワ 20世紀 松本亮氏寄贈
ワヤン・クリ バヌワティ(右)
インドネシア・中部ジャワ 20~21世紀 松本亮氏寄贈
インドネシアの影絵人形ワヤン・クリ。美女バヌワティは、勇者アルジュノを慕いながら、彼の宿敵の妻となります。その後、戦火のなかでついに二人は結ばれますが……。
東洋館13室 アジアの民族文化 ワヤン・クリ
―マハーバーラタの人形たち―
花鳥螺鈿合子
中国 明時代・15世紀
二羽の白頭鳥(はくとうちょう)を螺鈿で表した合子。頭が白い白頭鳥は老夫婦に見立てられ、夫婦が末永く暮らす意味があります。
東洋館9室 中国の漆工
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関連イベント
スペシャルツアー「愛を探す旅 ー添乗員はトーハク研究員ー」
各日3人の研究員が「愛」をキーワードに約20分ずつ、計70分間の東洋館の旅へとご案内します。
受付場所:東洋館1階エントランス(受付開始は各回30分前予定)
※展示室をめぐるツアーです。歩きやすい靴でご参加ください。
猪熊 兼樹(工芸史)、小野塚 拓造(中近東考古)、三笠 景子(東洋陶磁史)
勝木 言一郎(東洋美術史)、植松 瑞希(東洋絵画)、市元 塁(東洋考古)
ボランティアによるガイドツアー
東洋館ハイライト、彫刻、考古などのガイドツアーを「博物館でアジアの旅 特別バージョン」で実施します。
集合場所:
(1)東洋館1階エントランス
(2)本館1階エントランス
月例講演会「アジア美術に見える愛の表現」
地中海世界から東アジアに至るまで、愛をテーマとしたさまざまな作品を通して、古今東西の人々が愛をどのようにとらえ、そして表現しようとしたのかを探ります。
講師:勝木 言一郎(東洋美術史)
会場:平成館大講堂(開場は開始30分前予定)
定員:380名
※この講座は「ヒアリングループ」「UDトーク」のいずれにも対応しています。
インドネシアの伝統芸能「ジャワの影絵芝居 ワヤン・クリ」
ユネスコの無形文化遺産に登録されたインドネシアの影絵芝居を、「愛」をテーマに上演します。
出演:スミリール
演目:「ノロヨノの結婚」(上演は日本語で行われます)
会場:表慶館1階(開場は各回開始30分前予定)
定員:各回100名(応募者多数の場合は抽選)
申込締切:8月19日(月)必着
※今年度の申込は終了しました
9月20日(金)
(1)13:00~14:00
(2)16:00~17:00
9月21日(土)
(1)13:00~14:00
(2)16:00~17:00
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