このページの本文へ移動

勢至菩薩立像(せいしぼさつりゅうぞう) 

 『勢至菩薩立像(せいしぼさつりゅうぞう)』の画像 
1躯
銅造鍍金
総高36.0 像高17.1
隋時代
6世紀
重文
TC652
拡大して表示 別の画像を表示
2023/04/25から2024/04/21まで東洋館 1室で展示
 
童顔で小ぶりの頭部には,勢至菩薩の標幟である水瓶をつけた大きく華やかな宝冠を戴く。胴が引き締まり,すらりと直立した体躯は,下腹を若干前へ出し,胸飾・瓔珞・腕釧でにぎやかに飾られる。大ぶりの宝珠形光背には,唐草文と七躯の化仏を配す。像容は,米・ボストン美術館所蔵の同開皇13年銘阿弥陀諸尊像などと近い。静岡・MOA美術館には本像と一対と思われる観音菩薩立像が所蔵されている。