本作はシカゴ万国博覧会に出品された大作で、左手には鷲の羽を握りしめ、右手上方を見据えて岩上にすわる大猿の像。大鷲と格闘した直後の、気迫に満ちた猿の姿をいきいきと描写している。時間の経過と鷲の飛び去った後の空間をも内包するスケールの大きな作品である。
- 文化財指定
- 重要文化財
- 員数
- 1基
- 作者
- 高村光雲作(たかむらこううんさく)
- 時代・世紀
- 明治26年(1893)
- 制作地
- 出土地
- 品質形状
- 木造
- 法量
- 高108.5 幅103.5 奥行76.0
- 銘文等
- 明治廾六年癸巳春日/香橘高村光雲造/「臣光雲印」(印)「香橘」(印)
- 寄贈者
- シカゴ・コロンブス世界博覧会事務局寄贈
- 機関管理番号
- C-232
- 分類
- 彫刻
- 種別
- 彫刻 > 近代彫刻 > 動物