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本図のように水墨で描いた蘭を墨蘭といい、中国・北宋末の文人が始めたものという。梵芳は建仁寺や南禅寺の住持を務めた名僧。文人風の生活を好み、墨蘭をよく描いた。その特徴は、蘭の葉のなす抽象的な曲線美にある。 ルビ:ぼくらん