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洛北・高雄は古来,紅葉の名所として名高い。清滝川のほとりで思い思いに紅葉狩を楽しむ人々の姿が描かれる。遠く雲間に神護寺の伽藍や,雪の愛宕社も望まれる。春夏を描いた他の1隻とともに四季の名所絵であったと思われる。画中の印から,狩野元信の次男,「秀頼」の筆とされるが,孫の「秀頼」とする説もある。