Free admission for foreign student!! 9/21(土)は「留学生の日」!
9/21(土)は、毎年恒例「留学生の日」です。
トーハクでは、日本で学ぶ外国人留学生の皆さんに、日本の文化や伝統に触れ、理解を深める場として利用していただくために、毎年秋に「留学生の日」を設け、留学生とその同行者の方は、総合文化展観覧料金を無料としています。
今年のポスター・チラシはコチラ。4カ国でしつこいほどに「留学生無料!」。
当日は観覧料が無料となる他にも留学生を対象としたさまざまなイベントを実施!
とくに応挙館でのお茶会は、配布開始後すぐに整理券がなくなるほどの大人気となっています。
お茶会で日本文化を体験!
また、ボランティアによる「日本美術の流れ」英語ガイド(10:00~11:00、15:00~16:00、本館2階 1、3、4、5・6、10室)も、大変わかりやすいと好評です。
英語ガイドの様子。お気軽に声をおかけください。
当日のイベントの詳細は留学生の日のページをご覧ください。当日の館内案内マップもダウンロードできます。
さらに!
今年はなんと、「留学生の日」が「秋の特別公開」の期間と重なっている大チャンス!
トーハクが誇る大人気のアレや、この機会を逃すと次はいつ見られるかわからないアレも、全部無料で見られる大変おトクな機会です。
留学生の方自身はもちろん、ご友人・お知り合いに留学生がいらっしゃる方はチャンス到来!
皆様、お誘い合わせの上、ぜひぜひご一緒にご来館ください。
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posted by 田村淳朗(広報室) at 2013年09月19日 (木)
本日、9月4日(水)、黒田記念館別館に上島珈琲店がオープンしました。
黒田記念館の建物とマッチしたレンガの外観。入口は2か所あります。
1階はカウンター席と、春は桜、秋は紅葉も楽しめるテラス席があります。
和風レトロな内装の2階は38席。ゆっくりおくつろぎいただけます。
おススメメニューの黒糖ミルク珈琲 Mサイズ(¥390(税込))は、
すっきりとした甘さの中に珈琲が香ります。
店内では、黒田清輝グッズも販売中です。
平日は20時まで、土日祝日は19時まで営業しています。
トーハク観覧のあとに、ぜひご利用ください。
(上島珈琲店利用のための一時退館、再入館はできません。ご了承ください。)
営業時間 | 平日 7:30~20:00 |
土日祝 8:00~19:00 | |
定休日 | 不定休 |
全47席 | 全席禁煙 |
カテゴリ:news
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posted by 奥田 緑(広報室) at 2013年09月04日 (水)
トーハクでは今秋、特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」(2013年10月1日(火)~11月24日(日)東洋館8室)を開催します。
2013年8月20日(火)に報道発表会を行いました。
本展覧会担当研究員、塚本麿充より展覧会の構成と見どころを解説いたしました。
塚本麿充 東洋室研究員
一級文物18件!中国絵画史に燦然と輝く名品きたる!
中国でも最大規模の収蔵を誇る上海博物館。
そのなかから、一級文物18件をふくむ40件もの名品によって、中国絵画の流れをご紹介します。
一級文物 煙江叠嶂図巻(えんこうじょうしょうずかん)(部分)
王詵(おうしん)筆 北宋時代・11~12世紀
展示期間:10月1日(火)~10月27日(日)
この作品は、文人画家・王詵の現存唯一の作品。そもそも北宋時代の絵画は、数が少なくて大変貴重なのだそうです。
美しい淡彩で書かれた岩山が、水上に幻想的に浮かび上がる山水画です。
この雄大な景色に溶け込むように、人間が8人描かれています。
山水画版「ウォーリーをさがせ!」のようで、見つけると嬉しくなってしまいます。小さいですが、ぜひ会場で見てみてくださいね。
日本人が見ることがなかった「正統文人画」
中国絵画は、日本でも古くから蒐集され、愛好されてきました。室町幕府8代将軍・足利義政によって収集された「東山御物」が有名です。
しかし、中国で「正統絵画」と言われている王道の作品は、実は日本ではほとんど所蔵されていないのをご存知でしょうか。
トーハクでも中国絵画の名品を所蔵していますが、それらは中国絵画史上「非正統絵画」と呼ばれている作品です。
(「正統文人画」の意味や、誰が正統だと決めたのかなど、詳細は後日、本1089ブログにてご説明する予定です。)
一級文物 漁荘秋霽図軸(ぎょそうしゅうせいずじく)
倪瓚(げいさん)筆 元時代・1355年 上海博物館蔵
展示期間:10月1日(火)~10月27日(日)
元代を代表する文人画家・倪瓚の作品です。
すっきりとした筆墨によって描き出された無人の山水画。のちの中国絵画の規範になったのだそうです。
でも…、ただ枯れ木が描かれているだけのようにも見える…。
いえいえ!これこそが文人の心の風景、中国人の原風景といっても過言ではないのです!
ここに描かれた人生の機微を、ぜひその目でお確かめください。
正統だけじゃない!中国絵画1000年の歴史!
山陰道上図巻(さんいんどうじょうずかん)(部分)
呉彬(ごひん)筆 明時代・1608年 上海博物館蔵
うねうねと波打つような山のかたち。怪奇的で、なんだか夢に出て来そうです。
明代末期になると、正統派に背を向けた異端の画家たちが現れます。これらの個性的な画家は、奇想派(エキセントリックスクール)と呼ばれました。
当時の人々もきっとこの絵に驚いたことでしょう。しかし奇想派は、日本ではあまり注目を浴びることがありませんでした。
本展覧会ではこのようなラインにも注目し、今まで知らなかった中国絵画の歴史を初めてご覧にいれます。
中国の五代・北宋から明清にいたる中国絵画の系譜。
その歴史を、これまでにない新たな視点も交えて名品で辿ります。
東京国立博物館と上海博物館の長年の友好が生んだ奇跡の展覧会に、ぜひご期待ください。
作品紹介やイベント情報など、今後も1089ブログでご紹介していきます。どうぞお楽しみに。
カテゴリ:研究員のイチオシ、news、2013年度の特別展、展示環境・たてもの
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posted by 小島佳(広報室) at 2013年08月22日 (木)
今年1月から2月に期間限定で実施いたしました託児サービスは、
お客様からご好評をいただきました。
そこで、再び託児サービスを実施することになりました。
現在開催中の特別展「和様の書」(2013年7月13日(土)~9月8日(日))、
今秋開催される特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」(2013年10月8日(火)~12月1日(日))、
特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」(2013年10月1日(火)~11月24日(日))にあわせて
託児サービスを実施いたします。
託児サービスは特別展をご観覧になるお客様はもちろん、総合文化展をご観覧のお客様もご利用いただくことができます。
0歳児には専門のシッターが必ず1人専属でお世話する「マンツーマン託児」、1歳児には2名様で1人、2歳児以上には3名様につき1人の専門のシッターがお世話いたします。
詳細は下記のご案内のページをご参照ください。
料金は0~1歳児2,000円、2歳児以上1,000円、事前予約制です。申し込みはお電話で。
東京国立博物館 託児サービスのご案内(ご利用可能日・時間帯をご確認ください)
子育て中のお父様、お母様も安心して展示をご覧いただけるよう、小さいお子様も責任を持ってお預かりいたします。
定員には限りがございますが、8月以降の予約状況にはまだ空きがございます。
お申し込みはどうぞお早めに。
今年の夏は『親子でトーハク』を合言葉に、お子様とトーハクまで足を運んでみてはいかがでしょうか。
皆様のご来館をお待ちしております。
カテゴリ:news
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posted by 石坪直紀(総務課) at 2013年08月06日 (火)
2013年7月17日(水)、東京都美術館にて「日本美術の祭典」の報道発表会を行いました。
壮大なタイトル!
でも、なぜ東京都美術館(以下トビカン)で報道発表会?!
それは、トビカンとトーハクの初コラボレーションが来春実現するからです。
「日本美術の祭典」ポスター
トーハクでは、「クリーブランド美術館展―名画でたどる日本の美」(2014年1月15日(水)~2月23日(日) 平成館特別展示室第1・2室)と、
日本伝統工芸展60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」(同期間 平成館特別展示室第3・4室)を開催します。
そしてトビカンでは、日本美術院再興100年 特別展「世紀の日本画」(2014年1月25日(土)~4月1日(火))を開催します。
両館ともテーマが「日本美術」、そしてほぼ同時期の開催ということで、3つの展覧会をご覧いただき、古代から近代にかけての美意識を一連で感じていただきたいという思いで、このプロジェクトが立ち上がりました。
主催者を代表して当館副館長 島谷弘幸は、
「今まで当館にいらしたことのない方も、この機会にぜひ両館に足をお運びいただけるよう、一体となってプロジェクトを盛り上げて行きたい」と、意気込みを語りました。
(左から)東京国立博物館 島谷弘幸副館長、東京都美術館 真室佳武館長、公益財団法人日本工芸会 室瀬和美副理事長、公益財団法人日本美術院 松尾敏男理事長
後半は、「日本美術の伝統と革新、そして未来へ」という題でパネルディスカッションが行われ、
特別展「世紀の日本画」監修の東京芸術大学 古田亮先生をコーディネーターに迎えて、熱い議論が繰り広げられました。
(左から)古田先生、島谷副館長、室瀬副理事長、日本美術院 田渕俊夫代表理事
そして!今回のコラボでの大注目は、「3展共通特別先行前売券」です!
3つの展覧会が見られて、なんと1000円!5000枚限定、8月1日(木)~9月30日(月)の期間限定の、スーパーお得前売券です。
(会期が前期・後期に分かれる特別展「世紀の日本画」は、前期・後期のいずれかお好きな方をご覧いただけます。)
※画像はイメージです。デザインや仕様は変更になる場合があります。
こんなにお得なチケットは、トーハク史上初です。
ぜひ展覧会公式ホームページをチェックしてみてください。売り切れ必至ですのでお早めにどうぞ。
今後は展覧会グッズなどのおみやげや、交通広告の展開などでもコラボしていく予定です。
3つの異なる視点で日本美術の楽しさを感じていただける「日本美術の祭典」。
内容の詳細は、これからこのブログでもご紹介していきます。どうぞご期待ください。
カテゴリ:news、2013年度の特別展
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posted by 小島佳(広報室) at 2013年07月19日 (金)