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朝鮮王朝時代の女性の生活と美

  • 『タレポソン 朝鮮半島 朝鮮時代・19~20世紀 田中芳男氏寄贈』の画像

    タレポソン 朝鮮半島 朝鮮時代・19~20世紀 田中芳男氏寄贈

    東洋館 第10室
    2009年4月28日(火) ~ 2009年6月7日(日)

     19世紀末から20世紀前半の朝鮮半島の人々の日常生活を知る貴重な資料のなかから、上流階級の女性たちが身につけた衣装と装身具、化粧道具や文房具、裁縫道具などを展示いたします。

      儒教を重んじた朝鮮王朝時代(1329~1910)、「男女7歳にして席を同じくせず」という考えのもとに、男女の生活空間は厳しく分けられていまし た。王族や特権階級である両班(ヤンバン)の子女たちは、外出さえ厳しく制限され、日常の大半を内房(アンバン)と呼ばれる居室で過ごしました。

      当時の朝鮮では、儒教思想のほかに、火・土・水・金・木をそれぞれ赤・黄・黒・白・青の5色で象徴する陰陽五行も重視されていたため、彼女たちが身に着 けた衣装や、使用した装飾品、道具類は非常に色鮮やかなものばかりです。室内で過ごすことの多かった彼女たちの目を楽しませた美しい色彩をご覧下さい。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
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華角貼尺 朝鮮半島 朝鮮時代・19世紀
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