予告
本館 2階
2026年4月27日(月) ~ 2026年7月20日(月・祝)
ヨーロッパの北西部に位置するアイルランドの首都ダブリンには、チェスター・ビーティーという文化施設があります。ここには、アメリカの鉱山開発で成功し、世界の様々な美術作品を収集したアルフレッド・チェスター・ビーティー卿(1875–1968)のコレクションが収蔵されています。ビーティー卿は1917年に日本を訪れており、特に日本の物語絵については、ヨーロッパ随一のコレクションです。本展は、これらチェスター・ビーティー・コレクションのなかから、アイルランド外ではなかなか見ることのできない選りすぐりの日本の物語絵25件をご紹介するものです。
チェスター・ビーティー・コレクションは、1988年から翌年にかけて、東京、神戸、名古屋で展観されました。また、同コレクションの至宝ともいえる、玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を描いた狩野山雪筆「長恨歌絵巻」は「在外日本古美術品保存修復協力事業」によって修理された作品です。このように、日本とアイルランドは美術を通じた交流をこれまでも続けてきました。2025年には日本とアイルランドの外交、経済、文化の交流拠点であるアイルランド・ハウスが開設され、両国の文化交流はますます盛んになっていくことが期待されます。この機会に、美術がつなぐ日本とアイルランドの友好関係にも思いを馳せていただけたら幸いです。


