平成館 企画展示室
2014年1月15日(水) ~ 2014年2月23日(日)
これまでに工芸技術で人間国宝に認定されたのは、166名。そして現在、日本工芸の最前線で創作活動を続け、そのわざを伝えるべく後継者の養成を行なっているのが56名の方々です。
ここでは、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形という六つの分野から、現在も活躍を続ける53名に焦点を当てました。
日本工芸史に現代という新たな頁を書き加えるべく創作を続ける人間国宝。彼らは伝統のわざを受け継ぎ、あるいは後世に伝えるべきわざを身につけることで、現代にその美を生み出しています。
そうした現在に生きる人間国宝が、どのようにして現在の創作にたどりつき、そして今、何を考え、何を新に作り出そうとしているのか。伝統とは、あるいは現代に残すべきものについて何を考えているのか。これを人間国宝自身の言葉とともに御紹介いたします。
日本工芸の未来、その出発点としての「人間国宝の現在」がここにあります。