塼仏笵
奈良県桜井市 山田寺跡出土 飛鳥時代・7世紀
平成館 考古展示室
2025年9月9日(火) ~ 2026年2月1日(日)
塼は粘土を焼いて作った煉瓦です。建築物の土台や、寺院や宮殿などの床や基壇などの飾りに用いられました。塼は積み重ねたり、敷き詰められて使われたようですが、その形や文様にはさまざまな種類があります。
塼仏は粘土板に仏や菩薩像などを浮彫状に表現したものです。木の型(笵型)に粘土を押し当てたものを乾燥させて焼いた後に、絵の具や漆で色を塗ったり、金箔(金泥)などで飾ったりしたきらびやかなもので、寺院の壁面装飾に使われたと考えられています。日本では7世紀後半から8世紀前半の寺院跡から出土することが多く、特に畿内の寺院で多く出土します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 三尊像塼仏 | 1個 | 奈良県明日香村 橘寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | C-1119 | ||
重文 | 三尊像塼仏 | 1個 | 奈良県高取町 南法華寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | J-35634 | ||
おすすめ | 独尊像塼仏 | 1個 | 奈良県明日香村 紀寺跡出土 | 飛鳥時代・7世紀 | C-1043 | ||
おすすめ | 重美 | 独尊像塼仏 | 1個 | 福島県白河市 借宿廃寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | 香取秀真氏寄贈 J-34796 | |
おすすめ | 重文 | 独尊像塼仏 | 1個 | 奈良県高取町 南法華寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | J-35633 | |
四尊連坐塼仏 | 1個 | 奈良県桜井市 山田寺跡出土 | 飛鳥時代・7世紀 | J-35637 | |||
塼仏笵 | 1個 | 奈良県明日香村 橘寺出土 | 飛鳥時代・7世紀 | C-587 | |||
おすすめ | 塼仏笵 | 1個 | 奈良県桜井市 山田寺跡出土 | 飛鳥時代・7世紀 | C-1021 | ||
緑釉塼 | 1個 | 伝奈良市法華寺町出土 | 奈良時代・8世紀 | G-3169 |