経石
神奈川県鎌倉市山ノ内 建長寺経塚出土 室町時代・16世紀 赤星直忠氏寄贈
平成館 考古展示室
2025年3月11日(火) ~ 2025年9月7日(日)
経塚に納められた経典には、後世に残すため様々な材質が選ばれました。一石経は身近な転石に墨や朱で経典を書いたものです。一つの石に経文が一文字ずつ書かれたものを一字一石経、複数の文字が書かれたものを多字一石経と呼びます。経塚からみつかるのは一字一石経が多く、数万点に及ぶこともあります。穴や塚、石室などにまとめて納められたようです。一石経は平安時代の終わりごろからみられ、室町時代から江戸時代にかけ全国各地に広がります。江戸時代後半になると災いを避けたり、五穀豊穣を願うために村落ごとに一石経を埋納する経塚を作ることがありました。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 経石 | 8個 | 神奈川県鎌倉市山ノ内 建長寺経塚出土 | 室町時代・16世紀 | 赤星直忠氏寄贈 B-2179 | ||
経石 | 6個 | 群馬県藤岡市上落合 宗永寺境内出土 | 室町時代・16世紀 | 矢島恭介氏寄贈 B-2180 | |||
おすすめ | 経石 | 10個 | 栃木県宇都宮市大谷出土 | 室町時代・16世紀 | 荻原廣吉氏寄贈 B-2097 |