書画の展開―安土桃山～江戸
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重要文化財 秋草図屏風（部分） 俵屋宗雪筆 江戸時代・17世紀
本館 8室
2020年7月21日（火） ～ 2020年8月10日（月・祝）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。永く太平が続いた江戸時代は、私塾や寺子屋や藩校などを通じて、多くの人々が書法とともに文字を身につけ、筆墨や印刷による文字文化を広範に享受できた時代でした。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画は７室の尾形光琳「風神雷神図屏風」と関連させ、琳派の作品を展示します。書跡は、江戸時代に来日した僧侶や儒者の書を中心に紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 秋草図屏風 | 6曲1双 | 俵屋宗雪筆 | 江戸時代・17世紀 | A-11190 | |
| 牡丹図 | 1幅 | 俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | A-11963 | |||
| 龍樹菩薩像 | 1幅 | 俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | 広田松繁氏寄贈 A-11741 | |||
| 伊勢物語八橋図 | 1幅 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・18世紀 | A-345 | |||
| 紅葉に菊流水図 | 1幅 | 尾形乾山筆 | 江戸時代・18世紀 | 山本富子・山本賢二氏寄贈 A-11906 | |||
| 白蔵司・紅花・白粉花図 | 3幅 | 鈴木其一筆 | 江戸時代・19世紀 | A-10083 | |||
| 重文 | 秋草図屏風 | 6曲1隻 | 酒井抱一筆 | 江戸時代・19世紀 | 団体所有蔵 | ||
| 鶏図 | 1幅 | 中村芳中筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1249 | |||
| 重文 | 西行物語絵巻（渡辺家本）巻上 | 1巻 | 詞＝烏丸光広筆、画＝俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | 文化庁蔵 | ||
| 七言絶句二首 | 1巻 | 永井尚政筆 | 江戸時代・17世紀 | 小倉コレクション保存会寄贈 B-3086 | |||
| 千字文 | 1巻 | 朱舜水筆 | 江戸時代・寛文3年(1663) | 池田大四郎氏寄贈 B-3355 | |||
| 詩巻 | 1巻 | 鄭嘉訓筆 | 江戸時代・18-19世紀 | B-118 | |||
| おすすめ | 文語屏風 | 6曲1双 | 細井広沢筆 | 江戸時代・享保12年(1727) | B-2557 | ||
| 渡海朱印状 | 1幅 | 江戸時代・元和6年(1620) | 個人蔵 | ||||
| 詩懐紙「口占寄朝鮮朴秀才」 | 1幅 | 林羅山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 朱舜水筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1010 | |||
| 詩稿 | 1幅 | 心越興儔筆 | 江戸時代・17世紀 | B-3199 | |||
| 詠詩三首 | 1幅 | 新井白石筆 | 江戸時代・17～18世紀 | B-981 | |||
| 古語 | 1幅 | 雨森芳州筆 | 江戸時代・元文5年(1740) | B-1006 | |||
| 駐歩泉碑記草稿 | 1幅 | 佐藤一斎筆 | 江戸時代・天保2年(1831) | 河田燕氏寄贈 B-3129 | |||
| 書状 | 1幅 | 俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | 安田建一氏寄贈 B-3007 | |||
| 借用文書 | 1幅 | 尾形光琳筆 | 江戸時代・元禄9年(1696) | B-3104 | |||
| 書状 | 1幅 | 酒井抱一筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-1374-13 |