綱絵巻(部分) 室町時代・16世紀
本館 3室
2020年1月2日(木) ~ 2020年2月2日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。今回は、平安時代の武将、渡辺綱が羅生門の鬼を退治する話を描く「綱絵巻」や世尊寺家代々の書、有職文様風に意匠がパターン化した室町時代の和鏡などを展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 綱絵巻 | 1巻 | 室町時代・16世紀 | A-942 | |||
おすすめ | 国宝 | 古今和歌集(元永本)下帖 | 1帖 | 平安時代・12世紀 | 三井高大氏寄贈 B-2814-2 | ~2020年1月19日 | |
白氏文集切 | 1幅 | 伝藤原行成筆 | 平安時代・11世紀 | B-12-10 | |||
十五番歌合断簡 | 1幅 | 藤原伊房筆 | 平安時代・11世紀 | B-3302 | |||
古今和歌集断簡(巻子本) | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
和漢朗詠集巻上(戊辰切) | 1幅 | 藤原伊行筆 | 平安時代・12世紀 | 個人蔵 | |||
散らし書き書巻 | 1巻 | 伝世尊寺行能筆 | 鎌倉~南北朝時代・14世紀 | 個人蔵 | |||
花菱松双鶴鏡 | 1面 | 室町時代・15世紀 | E-20063 |