書画の展開―安土桃山～江戸
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調度手本（今川了俊教訓）（部分） 八条宮智仁親王筆 江戸時代・17世紀
本館 8室
2019年3月12日（火） ～ 2019年4月14日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。今回、絵画では宋紫石・狩野伊川院らの描く桜を主題とした作品や、『伊勢物語』第二十九段などで取り上げられる花見を描く作品を紹介します。書跡では、安土桃山時代から江戸時代前期の天皇と親王の書を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 漢武帝･西王母･長伯房図 | 3幅 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・寛文11年(1671) | 岡田信一郎氏寄贈 A-1266 | |||
| 唐美人図 | 1幅 | 狩野常信筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1104 | |||
| おすすめ | 桜下軍鶏図 | 1幅 | 宋紫石筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | ||
| 花鳥図 | 1幅 | 宋紫石筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 勿来関図 | 1幅 | 狩野〈伊川院〉栄信筆 | 江戸時代・19世紀 | A-131 | ||
| 武州金沢図 | 1幅 | 狩野〈晴川院〉養信筆 | 江戸時代・19世紀 | A-12337 | |||
| 武陵桃源図 | 1幅 | 渡辺玄対筆 | 江戸時代・18～19世紀 | A-1028 | |||
| 桜図 | 1幅 | 増山雪斎筆 | 江戸時代・19世紀 | A-1029 | |||
| 桜花図 | 2幅 | 広瀬花隠筆 | 江戸時代・19世紀 | A-10178 | |||
| 池田宿図屏風 | 6曲1隻 | 渡辺始興筆 | 江戸時代・18世紀 | 山下新太郎氏寄贈 A-10490 | |||
| 穿花渡柳図 | 1幅 | 浦上玉堂筆 | 江戸時代・19世紀 | A-11892 | |||
| おすすめ | 伊勢物語絵巻 巻第二 | 1巻 | 絵・住吉如慶筆、詞・愛宕通福他筆 | 江戸時代・17世紀 | A-12341-2 | ||
| 重美 | 懐紙 | 1面 | 桜町天皇筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | ||
| 詠歌之大概 | 1冊 | 正親町天皇筆 | 室町時代・16世紀 | 菅原鉄之助氏寄贈 B-2503 | |||
| 和漢朗詠抄 | 1巻 | 尊朝法親王筆 | 安土桃山時代・16世紀 | B-2890 | |||
| 調度手本（今川了俊教訓） | 1巻 | 八条宮智仁親王筆 | 安土桃山時代・慶長3年(1598) | B-2865-5 | |||
| 和歌屏風 | 6曲1双 | 近衛信尹筆 | 安土桃山～江戸時代・17世紀 | B-2767 | |||
| 詠草切 | 1幅 | 正親町天皇筆 | 室町時代・16世紀 | 東京・書芸文化院蔵 | |||
| 重美 | 書状 | 1幅 | 後陽成天皇筆 | 安土桃山時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| おすすめ | 重美 | 書状 | 1幅 | 後陽成天皇筆 | 江戸時代・元和元年(1615) | 個人蔵 | |
| 重美 | 和歌懐紙 | 1幅 | 後水尾天皇筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 和歌懐紙 | 1幅 | 後西天皇筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌懷紙 | 1幅 | 霊元天皇筆 | 江戸時代・元禄13年(1700) | B-2811 | |||
| 書状 | 1幅 | 尊朝法親王筆 | 安土桃山時代・16世紀 | B-2857 | |||
| 書状 | 1幅 | 尊純法親王筆 | 江戸時代・寛永6年(1629) | B-2859 | |||
| 三大字｢思無邪｣ | 1幅 | 尊朝法親王筆 | 安土桃山時代・16世紀 | B-3011 |